ついに50代に突入、仕事では重責を任され、子供も20歳になり親離れしていった。
妻と過ごす時間が増え、時々映画や食事にも二人で出かける機会も増えてきたある日、息子から「親父もう少しカッコイイ服買ったら」と言われショックを受けた。
確かにここ数年スーツは買うものの、私服は一昔前のままだった。
10代20代の頃は、DCブランドやなんやかんやとファッションにお金をかけていたが、家庭を持ってからは妻が選んで買ってきてくれるので、自分で洋服を買うことはほとんどなくなっていた気がする。
たまにファッション雑誌を覗いてみても、別世界を見ている感覚で興味が全く湧かない自分がいた。
そんなある日、今年で銀婚式を迎えるので妻に奮発して何かプレゼントしようと、1人新宿の某百貨店の、いわゆるスーパーブランドのあるフロアーに行ってみた。
エルメス カルティエ ルイヴィトン プラダ・・・・でもちょっと敷居が高く入りにくい感じが・・・
すると角の解放感のあるスペースに、どこか魅かれるスーツを着たマネキンが私を呼んでいた。
ネクタイもいい感じで思わず手にとってみると、その質感の良さがすぐに伝わった。
ダンヒルのショップだった。
ダンヒルのショップだった。
妻へのプレゼントも忘れ、それから色々なショップを周り、時間が経つのも忘れ夢中になっていた、「楽しい」洋服を見て手に取り、頭の中でコーディネートをしてみる。
この感覚、忘れていたこの感覚。
私はまたファッションへの興味と情熱を取り戻したのだ。
ここでは50代にオススメのブランドジャケットを紹介します。
ダンヒル
言わずと知れた英國ダンディズムの結晶。
ウエストを絞った伝統的なシルエットとコンテンポラリーの融合、正に大人のブランドです。
ブレダンヒルリンクス パフォーマンススポーティングブレザー
撥水性と通気性に優れた3XDRY®コットン入り生地で作られた多用途なスポーツマンジャケットです。
ゴルフコース上でもコースの外でも完璧に着こなせます。
快適さを高める立体裁断の袖とボックスプリーツに加え、背部パネルには新しいデュアルストライプのダンヒルのディテールが施されています。
ダンヒルは、数年前に生地のライセンス契約を打ち切りましたので、ダンヒルストア以外の一般テーラーでは最新の生地は手に入りません。
現在一般テーラーで販売されている生地は2015年以前のものになりますので、ご注意ください。
ブルックス・ブラザーズ
およそ2世紀に渡る歴史を持つブランドで、歴代大統領やハリウッドスターの身を包んでいたのも有名です。
それらの歴史や知名度がありながらも、手の届く価格帯であることも、ブルックス・ブラザーズの魅力、基本的なスタイルはMADISONと呼ばれるモデルで、ゆったりとしたシルエットが特徴です。
その他にもトレンドを取り入れたスリムフィットタイプのシリーズもあります。
体の大きな方にも安心してサイズ選びができるのも嬉しいですね。
Red Fleece ウール シングル2釦 ブレザー
イタリアMarzotto社の柔らかなウール生地で仕立てたブレザーで、肩パッドも薄く軽やかな着心地が特徴的です。
裏地にはトリコロールのストライプ地や襟裏にはGF(ゴールデンフリース)マークを刺繍するなど遊び心に溢れた一着です。
ブリッラ ペイ イル グスト
2003年にビームスが立ち上げたレーベルで、大人の色気や遊び心を表現できるアイテムを展開しているセレクトショップですので、1度足を運んでみてはいかがでしょうか。
Brilla per il gusto
TAGLIATORE / “MONTECARLO” グレンプレイド ジャケット
TAGLIATORE / “MONTECARLO” グレンプレイド ジャケット
ブリッラ ペイ イル グストのセレクトブランドの中で最も代表的なモデルです。
「モンテカルロ」は気軽に羽織れるアンコン仕立てのナチュラルショルダーが特徴的なダブルブレストジャケット。
落ち着いたトーンの大柄なグレンチェック柄で、50代の上品な着こなしを演出する一着です。
L.B.M 1911
L.B.M 1911は、イタリア北部マトンヴァに本社を置く「Lubiam」(ルビアム)社のテイラーリングブランドとして君臨する「Luigi Bianchi Mantova」ブランドのスポーツラインとして2006年に誕生したブランドです。
スタイルはアンコンスタイル、独特の製品染め加工が独特の風合いを醸し出しています。
イタリアの伊達男たちの陽気さをまとうならこれで決まりです。
個性的なジャージー素材に小紋柄がカッコイイジャケットです。
ジャージー素材なので、ストレッチも効いて楽チンな一着。
タリアトーレ
1998年にピーノ・レラリオ氏がオーナー兼デザイナーとして創業。
高い位置で絞り込まれたウエストラインと美しいシルエットが最大の魅力です。
旬な着こなしを楽しみたいのならこのブランド。
大柄のチェツクとピークドラペルが個性的な一着。
50代オシャレ上級者にオススメの一着です。
まとめ
50代の男性諸氏、あなたのファッション魂に火がつきましたでしょうか?
私はというと、息子からも見直されたようで、男同士でブランドショップに買い物に行ったりファッション雑誌を見ながらアレコレ話しあったりと、思わぬところでコミュニケーションが取れるようになりました。
ファッションに興味を持ったことで、親子の絆が深まった気がします。
なんと言いますか、ファッションだけではなく何事にもチャレンジ精神が湧いてき仕事も家庭も充実しています。
まだまだ50代、いつまでも「カッコイイ大人」でいようじゃありませんか。