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ジャケットの生地でシューズも仕立てる ダンコレのリンクコーデ 仕立て

イタリアのサルトが好む、夏に嬉しいジャケットの技を知っていますか

ジャケットの生地でシューズも仕立てる ダンコレのリンクコーデ 仕立て
2005年にクールビズが始まりました。
最近では、夏が近づく前の5月からクールビズに突入している会社も多いのではないでしょうか。
5月や6月は、まだ暑さも心地良いですが、7月に入るとそんなことは言ってられません。
そんなあなたに、暑さが厳しい夏にぴったりな、イタリアの技をご紹介します。

夏のオフィススタイル

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クールビズとは言っても仕事柄、あまりにもカジュアルな格好はできないし。
突然の外出とかを考えると、おしゃれでキレイ目路線を狙っておきたいものですね。
どんなお客様にでも、受け入れてもらいやすい服装。
ジャケパンなんていいんですが、ジャケットは正直、暑い。
でも麻のものは涼しげだけど、お客様のところへは着ていけない。
そこで、ネクタイなしでもおしゃれに、そしてきっちり感もある。
そんな夏にぴったりな上質ジャケットの仕立て技があるのです。
その技とはイタリアのサルト(仕立て屋)が好んで使う技。
マニカ・カミーチャ。
センツァ・インテルノ。
と呼ばれる技なんです。

サマー仕立てジャケットの技

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マニカ・カミーチャ(Manica Camicia)

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イタリア語では「雨降り袖」という意味です。
シャツの袖付けに似た感じで、ジャケットの袖を付けるとき、肩にギャザーを寄せる技法です。
袖と肩が付いている部分に少し山ができるので、肩の運動量、肩の稼働域が広がるのが特徴。
暑い時期、肩と脇部分に少しでも空間が出来ると、それだけで快適性がガラッと変わりますよね。

センツァ・インテルノ(Senza Interlno)

イタリア語では「芯が無い」という意味です。
意味の通り、肩パットや芯地を少なくした、夏向きに軽い仕立てをしています。
肩パットや芯がないと言っても、スタイルは体にフィットするように仕立てますので、イタリアジャケットの特徴でもある立体的な雰囲気は損ないません。

サマー仕立てジャケットのポイント

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(1)肩周り、胸周りの芯を少なくしながら、ドレープ感を表現する
(2)マニカ・カミーチャで肩のふんわり感を楽しむ
(3)襟周りの芯がありませんが、ダランとしない技術を楽しむ
(4)お尻周りは、クラシコイタリアの男の色気をアピール
(5)見えない裏側の上質感を楽しむ
実は暑いので着たくないジャケットですが、こんな楽しみがあるサマージャケットなら、自慢気にオフィスへ着ていきたいものです。

まとめ

こんな技をイタリアのサルトは使っているようです。
芯(副資材)を入れないことで快適にはなりますが、その分、ボリューム感や型くずれを起こす。
ということにもなりかねません。
でも、そこは長年の経験と仕立て技術を使ってバランスすることで、クラシコイタリア的な味を出しながらも、快適な着心地と雰囲気を出す。
職人でしか出来ない技ではないでしょうか。
あなたが夏向けのジャケットをオーダーされるとき、この記事を思い出してもらって、2つの技法が出来るか訪ねてみてくださいね。
他とは違ったシルエットと快適性が手に入ると思いますよ。
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