オーダースーツといえば生地。
お店に行くと分かりますが、オーダースーツの第一段階は生地選びです。
立派なお店ほど、生地の種類がたくさんあって、選ぶのが大変。
ということで、この生地ではおすすめの生地を紹介したいと思います。
また、初めてオーダースーツを作るに当たって役に立ちそうな情報も紹介するので、
最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
お勧めの生地はカノニコ
アルマーニ、バーバリー、ヒューゴボスといった高級ブランドに生地を提供する一方で、
日本のセレクトショップブランドでも扱える価格設定、
そんな抜群のコストパフォーマンスを誇る生地がカノニコです。
カノニコは1936年創業の歴史ある生地メーカー。
イタリアのビエラに拠点を置き、長きに渡って世界中へ高級生地を提供しています。
ビエラは広大な草原ときれいな水に恵まれ、その恩恵を活かして羊毛の生産が盛んな地域です。
そんなカノニコの生地の特徴は光沢感。
誰もが一目でそのツヤに高級感を覚えることでしょう。
また機能面も優れており、柔らかさと軽さが特徴。
柔らかいので動きの妨げにならず、軽いので一日中着ていても疲れません。
品質の良い生地ブランドは他にもあるのですが、既製品でも10万円以上はしてしまうもの。
しかしカノニコはものによっては3,4万円代のものもあり、コストの差は歴然です。
パターンオーダーについて
続いてオーダースーツの種類についてですが、まずはパターンオーダーから。
先日、SUIT SELECTを訪れたのですが、
どうやらツープライスショップはパターンオーダー
(SUIT SELECT, P.S.FA, THE SUIT COMPANYといったショップ)が中心のようです。
ちなみにカノニコで見積もってもらったところ、58,000円(税抜き)とのことでした。
カノニコ以外の生地も多数あったのですが、カノニコの中でも柄と色が違うものが4種類あり、
そこから選ぶという流れです。
ちなみにこのツープライスショップでのパターンオーダーの定義ですが、
生地、モデル、ボタン、股下と裾のデザインをそれぞれ選び、
最後にサイズを選ぶ、という内容のようです。
尚、サイズについてですが、自分のボディラインに合わせてスーツのサイズを調整するのではなく、
ジャケットとパンツをそれぞれ既存のサイズか別々に選んで組み合わす事ができる、ということでした。
イージーオーダーについて
ツープライスショップではイージーオーダーができませんでしたが、
店員さんに聞いたところ、親会社が経営する別のスーツショップで、
オーダースーツの専門店があるとのことでした。
ちなみにSUIT SELECTの親会社はコナカでして、
コナカが経営するそのオーダースーツ専門店の名は”OSV”です。
カウンセリングからはじまり、生地選び、スーツスタイル選び、採寸、フィッティング、ボタン等の
ディティール選びとフルオーダーばりのオーダーシステムです。
また、東武、東急、伊勢丹、高島屋、三越といった大手百貨店のスーツショップも
イージーオーダーに対応しているところが多く、充実したサービスを提供しています。
パターンオーダーに比べると若干値は張りますが、その分、既存のサイズから選ぶのではなく、
自分のボディラインに合わせた特注サイズとなるので、フィット感は抜群のはずです。
まとめ
おすすめの生地カノニコと、二つのオーダースーツの種類について説明しましたが、
参考になりましたでしょうか。
パターンオーダーとイージーオーダーの内容はお店に寄ってまちまちなので一概には言えないのですが、
私の印象では、ツープライスショップがパターンオーダー、
各大手百貨店がイージーオーダー、という印象でした。
またユナイテッドアローズやビームズといったセレクトショップでは、
店舗によってパターンオーダーとイージーオーダーのそれぞれに対応しているので、
気になる方はお近くの店舗をチェックしてみてください。
どのお店に行ったとしても、生地選びで「カノニコでお願いします」と言えば、
店員さんも「お、この人は詳しいな・・・」と、ちょっとがんばった対応をしてくださるかもしれませんよ。