最近のジャケパントレンドといえば、
「クラシック」。
この火付け役となったのが、
ダブルブレステッドやスリーピーススーツの復権。
10年以上もカジュアル化がすすんでいたドレススタイルに、
今期は本来のエレガンスさを強調したクラシックなアイテムが注目されています。
ピッティウォモでは世界の1000以上のブランドが来季のアイテムを発表しますが、
各社でクラシックな提案が多くみられることから、いよいよ本格的になってきそうです。
古臭く見せずにトレンドを取り入れるには、どうしたらいいか分からないあなたに、
これだけ押さえておけば、バランスよく着こなせるクラシックアイテムを紹介いたします。
パナマハット
トレンドがカジュアルからクラシックに移行している中、
敏感な方は必ず被っているのがパナマハット。
紺ジャケや白ジャケにも相性がよく、パナマハット自体がアクセサリーになるので、
服はシンプルにまとめるのがコツです。
だからといって、Tシャツやスニーカーを合わせるのは崩しすぎるので、
ハンドカラーシャツやスリッポンで品良くまとめましょう。
パナマハットで押さえておきたいブランドはクラシックなボルサリーノがおすすめです。
ダブルブレステッド
ここ3年ほどでダブルの人気が急激に高まり、
トレンドの火付け役となったアイテムですがまだ持っていない方も多いはず。
人気は衰えるどころか、各社このクラシック回帰をうけて、
続々と今風にウエストを絞り、丈が短いダブルを展開しています。
ただし、スーツよりはジャケット単品に移行気味で
重たくなりがちなので注意が必要になってきます。
指し色に少し色味や柄を取り入れて、コーディネートをすると
堅苦しくならず、お洒落な着こなしができますよ。
クラシコイタリアの重鎮、キートンのダブルブレステッドがおススメです
プリーツパンツ
ノープリーツのパンツ自体なくなりはしませんが、
プリーツパンツは今後より一層、注目されるアイテムです。
袖にかけて次第に細くなるシルエットのパンツが増えてくる、と語るのは、
BEAMSのクリエイティブディレクターで、ファッションアナリストでもある中村さん。
ピッティウォモのスナップでも、プリーツがガッツリと入ったもので、
ウエストバンドが広いハイウエストなパンツを穿いている伊達男が多く見受けられました。
プリーツパンツにサスペンダーなんかを合わせると、
アクセサリーとしてのアクセント抜群です。
足が長く見える効果があるので、
足元にドレッシーなシューズを持ってくるとよりクラシックな着こなしが出来ますよ。
おススメはモード界の帝王、アルマーニのプリーツパンツです。
コンビシューズ
ヨーロッパではもはや定番のシューズで、
イギリスのブランド靴では必ず作られている春夏用のドレスシューズです。
日本人にはコントラストカラーが難しくて取り入れにくいと思っている方も多いはず。
ですが、同系色のコンビシューズは人気が出ており、
最近のオシャレなイタリア人はジャケットやコットンパンツに合わせるシューズとして活用しています。
シューズの色を拾ってパンツやジャケットと色を合わせていけば綺麗にまとまって見えますよ。
おススメは、イギリスの既成靴ブランドを代表する老舗Church’s(チャーチ)です。
まとめ
古臭く見せずにクラシックを取り入れるための、
これだけ押さえておけばバランスよく着こなせるトレンドアイテムを紹介いたしました。
パナマハットやサスペンダーなど、従来の決まりにとらわれない着こなしが、
今期のトレンドの合わせ方になっているので気軽に挑戦してみてはいかがですか。
まだまだこれからクラシック回帰に向けて、本格化していく提案が増えてきているので、
今のうちに買い損ねているアイテムはゲットして、バランスよく取り入れてみて下さい。