アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、
今年は「史上最も暑い年」となる可能性があるとのこと。
立場上、夏でもスーツは欠かせないというあなた。
今年は盛夏向きのスーツが必要になりそうですね。
ところでわたしの知り合いに、ある商品開発研究所の所長という方がおられるのですが、
その方が無類の「ドーメル」好き
その方がいうには「スーツ=ドーメル」
「ウール地に高い混紡率でモヘアを配合するのが難しかった時代に
『トニック』という革新的な服地を開発するなど、
商品開発に取り組む姿勢がわたしの仕事にも通じるものがあり、たいへん気に入っている」。
などと、熱く語っておられました。
今日は、そんなコアなドーメルファンのみならず、
「ドーメルという名前は知っているけど・・・」というあなたに。
ドーメルの盛夏向けスーツの紹介です。
ドーメルとは
1842年にジュールス・ドーメルがイギリスから毛織物を輸入し、
フランス国内で販売する服地商社として始まったドーメル。
現存する世界最古の服地商社です。
イギリスのハダースフィールドにある傘下のミル工場(毛織物工場)にて、
最高品質の服地を作り続け、
世界中のテーラーや著名人に称賛される服地を世界80ヵ国以上に提供しています。
また、ドーメルは長くオートクチュール服地を展開していたことから
フランスのメゾンブランドとも関係が深く、
シャネル、ディオール、イブサンローランなどにも服地を提供しており、
他の多くのパリコレ参加ブランドでもドーメルの服地が使用されています。
盛夏向け生地、トロピカルって?
トロピカルとは「熱帯」という意味ですが、
ここでいうトロピカルは「平織りのウーステッド服地」のことです。
平織りとは、たて糸とよこ糸を交互に浮き沈みさせて織る最も単純な織物組織。
ガーゼをイメージするとわかりやすいですね。
糸の交差の隙間が大きいので通気性に優れ丈夫です。
ウーステッドとは、羊毛などの短い毛をすいて
長い毛のみを紡いだ糸「梳毛糸(そもうし)」で平織り、
綾織りなどに織った生地のことをいいます。
イギリスのノーフォーク州ウーステッドで初めて作られたことからそう呼ばれています。
トロピカルアマデウス
ドーメルの定番といえば、アマデウス。
そのアマデウスのトロピカルバージョンがこのトロピカルアマデウスです。
アマデウスお約束のスーパー100’Sウールを使用。
たて糸とよこ糸、ともに双糸で平織りにすることで耐久性にも優れ、
夏も快適に着用することができます。
アマデウスシリーズならではの華やかさと艶やかさも引き継いでいます。
また、トロピカルアマデウスは2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波によって
甚大な被害を受けた日本の復興を支援する
ドーメル社の世界的なキャンペーンの対象服地として選ばれています。
アイコニックトロピカル
アイコニックの「軽い」「快適」「マットフィニッシュ」(艶感を抑えた加工)といった
すべての要素を踏襲した、アイコニックのトロピカルバージョン。
AWI(ウールマーク社)の推奨する農場から厳選された
オーストラリア産のメリノウールのみを使用して作られた細やかな糸は、
完璧なドレープを生み出します。
90番手双糸をたて糸、よこ糸に使用した通気性の抜群の平織り生地。
1平方メートルあたり210gという究極の軽さ。
まとめ
トロピカルという言葉の響きに、
なんだかドキドキしてしまうのはわたしだけでしょうか?
まだまだ暑い日はつづきそうです。
ドーメルのトロピカルスーツ、
「トロピカルアマデウス」「アイコニックトロピカル」はいかがだったでしょう。
暑い夏でも華やかに艶やかに過ごしたいあなたには「トロピカルアマデウス」
落ち着いた大人の色気をお望みのあなたには「アイコニックトロピカル」
どちらも、たて糸、よこ糸に双糸を使い平織りにし、
耐久性、通気性に優れ、暑い夏もサラッと着こなすことができます。
ドーメルのトロピカルスーツで颯爽と仕事をし、
オフはエレガントに優雅な時間を過ごすのはいかがでしょう。