日本人の普段着や正装というと和服です。
しかし、日本人はいつの頃からか
洋服を好んで着るようになりました。
その理由は、実はスーツから始まっているのです。
今回は、日本人が洋服を着る起源となったスーツの歴史をお話しします。
スーツの発祥
スーツの発祥は英国だと言われています。
当時は燕尾服の様な作りでしたので、丈が長く前開きでもありませんでした。
その後、前が開くようにボタンがつけられ、使い勝手がよくなったころ、
軍服や航海士、そして貴族達に広がっていきました。
これが現代のスーツに続いていると言われています。
日本にスーツが到来
スーツというよりは洋服というものを、日本人が初めて目にしたのは、
種子島に漂着したポルトガル人の服装ではないかとも。
そして、日本にスーツが到来したのは幕末から明治維新のころだと言われています。
当時、スーツを着ているのは一部の富裕層だけ。
庶民には高嶺の花だったようです。
日本でスーツが市民権を得た理由
その後、日本でもスーツが軍服として使われたことから、
一般的にスーツというと軍服を指している時期もありました。
終戦後、日本の経済が発展。
国際社会との繋がりも増え、ビジネスも国際的に。
そして海外の正装がスーツなのも後押しし、
仕事の場ではスーツが市民権を得たのではないかと考えられています。
スーツという洋服の影響力を分析
スーツを着ているだけで「きちんとしている」印象が伝わってきます。
人は内面が重要。
とは言っても、やはり、人の第一印象は外見で決まることを忘れてはいけません。
しっかりとしたスーツ。
そして、年齢に見合った着こなし。
外見の影響力を強めるスーツは、
これからも男性が第一に考えなくていけないアイテムであることは間違いありません。
クールビズというエコな精神
2005年から地球温暖化対策のために始まった「クールビズ」。
ノーネクタイ、ポロシャツなどを着たオフィスカジュアルを推奨し、
今も続いている取り組みです。
昔はどんなに暑くてもダークで重厚なジャケットを着ていましたが、
クールビズの影響でメーカーも涼しげな素材を使ったジャケットやパンツを販売しています。
暑い時期にぴったりな涼しげな素材、そしてカラー。
これからも男性のおしゃれの幅を広げる場になっていくことでしょう。
おしゃれな装いこそスーツの役目
スーツは女性ウケナンバーワンの洋服です。
なんでもスーツは男性が「5割増」にかっこよく見える魔法の洋服だとか。
何よりも上品で、清潔感があって、そしてかっこよさが作りやすいアイテム。
これからも男性は、女性の目を喜ばせるために、
スーツをかっこよく着こなしていきたいものですね。
まとめ
男性ファッションのメインは、
スーツを基準としたスタイルであることに間違いはありません。
そして普段着でも、おしゃれの基準はスーツスタイルの洋服だということも変わりません。
ほとんどのシーンで使われるようになった万能の洋服であるスーツスタイル。
これからも男性ファッションの主流であり、
5割増に見えるスーツマジックは女性に効果を発揮し続けるのでしょうね。