シーンにあったスーツを着る。
これは大人の男であるための、最低限のルール。
TPOに合ったスーツを選べる男性は、
それだけで素敵度が3割増になることも。
デートなら毎回コーデを考えるように、
ビジネスでも自分が居るシーンを考えてスーツを合わせておく。
今回は、TPO別にぴったりなスーツを選ぶ方法をお話します。
魅力的なスーツ姿である基本
TPOに合ったスーツは、大人の男なら必要です。
でも、ちょっと待ってくださいね。
TPOに合ったスーツを着る前に、とっても大事なことがあるんです。
それを先にお話しさせていただきます。
いつもキレイなこと
シワシワ、ヨレヨレ、パリッと感ゼロ。
いけません。まったくもって、いけません。
お手入れされていないスーツほど、イケてない服はありません。
30代や40代で、こんな感じのスーツを着ているなら、
あなたの生活や会社でのポジションもバレちゃいます。
こまめにクリーニングに出して、綺麗なスーツを保ってください。
同じものを続けて着ない
毎日同じスーツを着続けていませんか?
毎日着ていると、型くずれが起こります。
また、汚れも付いたままになりますし、臭いも残っているかもしれません。
毎日着回せるだけの数は、用意しておきたいですね。
靴は妥協してはいけない
おしゃれは足元から。
スーツにスニーカーはNGです。
ウォーキングシューズもNGです。
スーツにぴったりなのは革靴。
ベルトに合わせた色調の靴を選ぶと、統一感がアップしておしゃれ度もアップします。
礼装
まずは、スーツの基本から。
元々スーツは礼服ですから、大きくわけると次の3つに分けることができます。
正礼装
格式がもっとも高い礼服です。
朝から昼までは「モーニングコート」。
夜のディナーは「燕尾服」。
催しの主役が着ていることが多いです。
ジャケットに白シャツ。
ジレも含めてスリーピースが基本ですね。
カフスで個性を出して、品格を演出するのがおしゃれです。
準礼装
パーティーや結婚式。
催しに参列するときの礼服です。
朝から昼までは「ディレクターズスーツ」。
夜は「タキシード」。
正礼装よりも少し堅すぎないのが、おしゃれです。
略礼装
結婚式はパーティーへの参加者が着る礼装です。
ビジネススーツと一緒にしてしまいそうですが、ビジネススーツではありません。
あくまで「上品」さが必要です。
TPO別のスーツ
それでは、TPO別にスーツを選ぶためのポイントをご紹介します。
結婚式なら
親族に近いのなら、ブラックスーツを選びましょう。
同僚や友人で参加なのでしたら、ネイビーやグレーの落ち着いたスーツがおすすめです。
個性はスーツではなく、ネクタイで発揮するように。
白はもちろん、シルバーやゴールドのネクタイも華やかで場を盛り上げます。
冠婚葬祭
基本はブラックスーツです。
ただし、弔事のときは、パンツがシングルと決まっていますので注意。
パーティー
普段着ではない、少しカジュアルなスーツがいいですね。
格式張ったスーツは場の楽しい雰囲気に合いにくいので、少し明るめのスーツがおすすめです。
ホテルやレストラン
ポイントはジャケット着用がルールです。
次に大切なことは、周りに溶け込みやすいスーツなら安心。
靴も紐で結ぶタイプなら大丈夫ですから、ローファーでも問題ありません。
まとめ
自分が好きな個性を出す。
20代なら問題ないかもしれません。
でも、社会人なら自分の個性よりも、その場所や雰囲気を大事にしたいもの。
自分だけが目立って楽しい、というのは20代まで。
できる男は、周りの人への心づかいが必要なのをわかっているはず。
自分が居る場所。
同じ場所に参加しているゲスト。
みんなから浮かない、のではなく、
みんなが快適に居られる雰囲気をあなたが作るために、
TPOにあったスーツを選んでほしい。
あなたの気づかいが、みんなの心をオープンにするでしょう。