あなたはインターネット通販を
利用したことがありますか?
手軽にアクセスできて、しかも安い。
都会にいかなければ買えないような物も簡単に買える。
便利ですよね。
でも、スーツを買おう、
しかもオーダースーツを作ろうと考えている方はどうされているでしょうか?
オーダースーツとなると、お店に足を運ばなくてはならないと思い込んでいませんか?
それができる方は是非そうしてください。
でも、時間がない、街まで遠すぎるなど、お店に行くことができない場合もありますよね。
そのような方のため、ネット通販でのオーダースーツ作りが
今はどこまで進化しているのかを知っていただきたいと思います。
思っていた以上に信頼できそうなことがわかっていただけると思います。
インターネット通販でのオーダースーツの種類
スーツの種類は、大きく分けると3種類です。
まずは、本来のオーダーメイドであるフルオーダーです。
これは、仕立て屋が採寸から型紙作り、
仮縫いを行い調整しながら体型に合わせていく方法です。
残念ながら、現時点ではネット通販では見つけることが難しいと思います。
ネット通販で一般的なのは、パターンオーダーと、イージーオーダーです。
パターンオーダーは、既製品と同じ型を使用して、着丈や袖丈を調整して仕立てます。
イージーオーダーは、メーカーが保有している大量の型の中から、
着られる方の体型、寸法数値に一番近いものを選択して仕立てます。
仕立ての手順
仕立ての手順は、一般のお店で作る場合と大きな差はありません。
申し込み
↓
生地選定(現物見ないと不安ですね)
デザイン選定
↓
採寸(ここが最大のポイントです)
↓
(途中段階で試着:一部メーカー実施)
↓
完成
↓
直し(ほとんどのメーカーが対応しています)
インターネット通販で気になるところ
採寸
自己採寸、見本服採寸、写真での体型補正、それらの組み合わせが現状の方法です。
この中で、良さそうだなと思った2店舗をご紹介し、さらに最新の動向についてご紹介します。
○「Fashion AT Men’s」さん
特徴は、全身の7つのポーズの写真をお店に送り、
その写真を参考にしながら寸法を決めていく点です。
体型を見ることができるので、より本人に合った寸法取りができると思われます。
なお、採寸用に自分の手持ちのスーツで一番体に合うものをお店に送る必要があります。
8割方スーツができたところで、一度手元に送られてきて試着できますし、
その際に試着した状態で再度7つのポーズ写真を送ることで、修正点がはっきりします。
○「オーダースーツのフェローズ」さん
自分の体型と、今もっているスーツを使って採寸します。
採寸の仕方が細かく説明されて最もわかりやすく、
動画での解説もあり、間違いなく採寸できると思います。
○最新の動向
海外企業LikeAGloveにより、伸縮性を持つ導電性のボディスーツを着ることで、
素材の伸縮から体の細かいサイズを検出する技術が開発されています。
残念ながら現時点で実用化されているか否かは不明です。
また、ビットボディー(Bit Body, Inc)のMテイラー(MTailor)により
画像解析による採寸技術が開発されています。
iPhoneやiPadのビデオカメラ機能を用い、
体にぴったりとした服を着て撮影することで体のサイズを測ることができるようです。
この技術はシャツのオーダーメイドで実用化されているようですが、
まだ英語版のみだそうです。
生地選び
生地選びは、ネット通販でも現物を見て触れる仕組みを作っている店舗が多くあります。
店舗が使っている生地見本と同じ生地見本を無料で貸し出ししてくれる店舗や
小さな生地見本を無料提供してくれる店舗があります。
まとめ
オーダースーツのネット通販についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ある程度サイズが合ったスーツをお持ちの方であれば、
ネット通販でオーダースーツを作ることができます。
しかし、全く初めてスーツを買われる場合や、
以前作ったときから体型が大きく変わられた方については、
ネット通販ではなく、お店に行かれた方が良いと思います。
参考となるスーツがなく、自己採寸だけでぴったりした物を作ることは難しいからです。
しかし、この問題も近い将来解決されるかも知れません。
IT技術の活用により、
自己採寸がプロによる採寸と同等の精度でできるようになって来ているからです。
ネットでのオーダースーツをお考えの方は、
このあたりの技術にも注目されると面白いのではないでしょうか?