中堅社員となり、会社の命運を左右する営業部署で
バリバリと仕事をこなしている30代の貴方。
お客様も上位の方々と会う機会が増えてきた貴方。
相棒とも言えるスーツの選び方を間違えていませんか?
30代営業マンのスーツは、お客様に良い印象を与えながらも、
日々の酷使に耐えて清潔感を保つことが求められます。
このような要求を満たすスーツを買おうとするとき、貴方は何を判断基準としますか?
販売店に行くと、販売員の方から色々勧められます。
しかし販売員の方は、貴方の仕事はもちろん、
貴方がスーツをどう使うかなど知らないものです。
どんな要求を満たすスーツを求めているのか。
これを知っているのは貴方だけですから、
やはり貴方自身がスーツの選び方を知り、最も適したものを購入するようにしたいものです。
ここでは、30代営業職の貴方に合ったスーツ選びの基本をご紹介いたします。
スーツ選びの重要ポイント
最も重要なのは、自分の体型に合っていることです。
体型に合っていないと、
どのようなデザインであろうとスーツを美しく着こなすことはできません。
チェックのポイントは、選んだスーツが「肩にフィットしている」ことです。
30代営業職の方のためのスーツの選び方
生地を選ぶ
スーツ生地の基本は、ウール100%です。
しかし、貴方の仕事の中心が外回りであり、日の光をあびて歩き、
汗をかいたり、時には雨に濡れたりするのであれば、状況は変わります。
ウールは日射や雨に弱いので、ウール100%ですと直ぐに傷んで着ることができなくなります。
その場合には、ウールとポリエステルとの混紡タイプをお勧めします。
両素材の良いところを併せ持ち、丈夫でシワになりにくいからです。
デザインを選ぶ
営業用のスーツはお客様の信頼感を得ることが大切ですので、
自分の趣味を押し出さず、王道のデザインのものを選択しましょう。
シルエットは、お好きなもので結構です。
最近はスリムなタイプが流行しています。
スリムなものを選ばれるとスッキリした印象を与えられるでしょう。
注意するポイントとして、
フロントボタンを留めて、余計なシワが出ていないことを確認して下さい。
色目については、紺無地、ダークグレー、
目立たないストライプのものであれば良いと思います。
特に謝罪に伺うような場合を考えると、
控えめに見える紺無地かダークグレーあたりが無難でしょう。
価格帯を選ぶ
30代の貴方であれば、3万円~5万円程度のものをお持ちになると良いでしょう。
入社後10年を超える期間が経ち、次第に社内での立場も上がり、
それにつれてお客様も上の立場の方が出てこられるようになります。
その時に、お客様に対して失礼のない身だしなみを心がけてください。
ただし、高価であればよいというわけではありません。
あくまで、営業という目的に沿い、信頼感を得られるものであることが大切です。
あまりに高価なものを身に着けるとお客様とのバランスを崩し、
嫌味な印象を与える場合がありますので、ご注意下さい。
まとめ
30代営業職の方は、社内的な立場が上がり、
お客様も上位の方々と会うようになってきつつも、
ハードに動き回らなければなりません。
そのような方のためのスーツは、
パーティーや公式行事に出席される方のためのスーツとは求めるものが異なります。
生地はその典型例ですし、価格帯にも気を付けなければなりません。
ここでご紹介したことを知った上で、
専門知識を持つスーツショップの販売員に相談してみて下さい。
そのアドバイスを受け、ご自身で選ぶことが、
最も間違いを少なくするスーツの選び方だと思います。