たいへんだっ!スーツがほつれてしまった!
・家からだいぶ離れてしまってもう着替えに戻れない・・・
・取引先に〇時までに行かないといけないのに・・・
・これから大事な打ち合わせがあるのに・・・
こんなとき、あなたならどうしますか。
あとはもう家に帰るだけならいざしらず、今から出勤しないといけないときや、
訪問先に向かっている途中にこんなことが起きてしまったら・・・。
訪問先に向かっている途中にこんなことが起きてしまったら・・・。
もう最悪・・・。
だいじょうぶ。
裁縫ができなくても、直してくれる奥さんがいなくても・・・。
安心してください。
今回は、出先や家にあるものでできる、ほつれや破れたときの応急処置の方法と、スーツの補修を引き受けてくれるお店のことをご紹介いたします。
スーツが破れた、ほつれた、そんなときは・・・
・スーツが破れた。
・裾やボタンがほつれてきた。
・パンツに穴が開いてしまった。
仕事途中に、しかも出先でこんなアクシデント。
ないのが一番ですが、毎日着ているとやはり避けては通れないかもしれません。
まだ遭遇したことのない方も、
「いやぁあの時はたいへんだった。」
と経験済みの方にも、お役に立てる『応急処置方法』と『プロに直してもらう方法』を今回は、ほつれや穴あきの補修に的を絞ってご案内いたします。
これを知っておけば、もしものときも安心です。
応急処置は安全ピンがオススメ
スーツが破れてしまった!!
そんなときはホッチキスだ。
いや、ちょっと待ってください。
ホッチキスでの応急処置方法はよく見かけますが、できれば針の細い安全ピンで、生地に負担をかけないように、とめてあげるのがベストです。
ホッチキスでもとまるのですが、針が太いので、あとで針をはずしたあとが残ってしまう可能性があるのです。
ちなみにこの方法は、裾がほつれてきてしまった場合にも使えます。
ですので、用意できるのであれば、針の細い安全ピンがオススメです。
そして、時間がとれたら、できるだけはやく直しに行ってあげてください。
家にいるならアイロンをつかう
こちらは穴がいてしまったときに有効な補修方法になります。
ところで、スーツの共布はお持ちでしょうか。
裾直し後にいっしょにもらっているはずのアレです。
もしなければ、色の近い布を使えば同じことができますが、柄物の場合はきびしいですね。
手芸店などで手に入る、アイロンで接着できるシートがあります。
これを穴よりすこし大きく切って、共布と接着シートで穴の部分を覆うようにセットし、あとはアイロンで抑えてあげるだけでオッケーです。
生地により、アイロンの温度は気をつけなければいけませんので、よく確認してからつかってください。
時間ができたらプロに頼みましょう
上の二つは、あくまで応急処置ですので、時間ができたらなるべくはやく、お近くのリフォームショップで補修してもらうことをお勧めいたします。
次にご紹介するのは、プロのリフォームショップでできることです。
プロのリフォーム屋さんができること
スーツも長く着ていれば、あちこちに傷みがでてます。
ボタン糸がほつれて、はずれそうになったり、裾のまつり糸がほつれてきてしまったり、後ろポケットがすれて薄くなり穴があいてしまったり。
各所に起こる、傷みの補修もリフォームショップは行っています。
穴修理
こちらは作業前の写真
こちらは作業後の写真
穴が開いてしまったときにお願いする、穴をふさぐ修理法なのですが、次にご説明する『かけつぎ(かけはぎ)』とは技法が異なります。
こちらは俗に、『ミシン刺し』と呼ばれ、仕上がりは糸をギザギザ通して、穴をふさぐ方法となります。
ですので、補修跡が目立ちやすいのが特徴です。
『かけつぎ(かけはぎ)』に比べ、簡易的な補修になるため、費用は抑えめで仕上がりもすこし跡が目立つことがあります。
目立たない場所であれば、この方法を選ぶとよいでしょう。
上の使用前・使用後の画像は、お直し専門店、『直し家』さんの職人さんのお仕事のものです。
かけつぎ
こちらの画像は『ステッチ&ステッチ』というお店の職人さんの仕事の動画で紹介されているものです。
『かけつぎ』もしくは『かけはぎ』ともいわれますが、どちらも同じ仕事のことです。
主に穴あき部分の修理を行う技法ですが、前述の『ミシン刺し』との違いは、余っている共布(その服に使われている生地)を利用して、糸を継いでもとの生地と同じ状態に近づける高度な技法のことをいいます。
熟練の職人さんにかかると、パッと見では、どこに穴が開いてたかわからなくなるほどの仕上がり。
料金は割高なので、目立つところの補修や、思い入れのある品物などは、こちらの方法をおすすめします。
洗うついでならクリーニング屋さんにお願いする
スーツをクリーニングする時期ですか?
もしそうなのであれば、一度店頭で補修をしてくれるのか、確認されることをオススメします。
どこのお店でもというわけではありませんが、クリーニング屋さんのなかには、洗うだけではなく、補修をいっしょにおこなってくれるお店があります。
まとめ
今回は、スーツのほつれや穴あきの補修に的を絞って、ご紹介いたしました。
予期せぬスーツのほつれ、破れなどに自分でできる応急処置。
小さな安全ピンくらいなら、カバンに入れておいて損はなさそうです。
お直しのお店では、穴あきだけではなく、ボタンの付け替え、ファスナーの交換、裾直しなど、さまざまな補修を行っています。
困ったときの心強い味方です。
これで慌てずに済みますね。
裁縫ができなくても、直してくれる奥さんがいなくても・・・。
だいじょうぶです。
毎日、ハードワークをこなすあなたを支えるスーツ。
いつも万全の状態にしておきたいですね。
こんなピンチなときにも、サッと直して、ビシっと決めて、しっかり成果をあげてください。