スーツがいつも同じようで変化もなく、最近ちょっとマンネリ化。
パートナーを玄関で見送るとき、そう感じたことはありませんか?
スーツはだいたい型も決まっているし、変化があったとしても夏のクールビズくらい。
男性のファッションは、同じようなパターンばかりなんだな・・・と。
確かに女性に比べると、男性のファッションは種類が少ないので代わり映えがないかもしれません。
子供の洋服売り場でもそれが実証されていますね。
女の子の売り場はこれでもかというほどの華やかさなのに、男の子の売り場は決まったようなハーフパンツか、色違いのシャツくらいです。
女性の方が、スカートを履けたり、気軽に髪型を変えたりできるのでレパートリーが多いのも納得です。
ではメンズファッションは、このマンネリ化しつつあるスーツスタイルを諦めるしかないのでしょうか。
いいえ、違います。
メンズファッションも、スーツスタイルをしっかりと守りつつ変化をつけていくことはできます。
その秘密は小物です。
小物を使って、スーツ姿に変化をつけていけば、あなたも日々新鮮なパートナーを玄関で見送ることができます。
ここでは、いつものスーツスタイルにプラスアルファしたり、意識を変えたりすることで、オシャレに変化をもたらすことができる小物をご紹介していきます。
ネクタイピン(タイバー)
ネクタイピンは、若い人がするイメージがあまりないのですが、実は若手海外セレブや、日本のオシャレビジネスパーソンは、ネクタイピンをオシャレに取り入れています。
キラッと光るアクセサリ感覚で楽しんでいます。
形や大きさもさまざまで、ネクタイをとめる働きだけでなく、相手への第一印象をアピールするワンポイントとしても大きな効果があります。
ネクタイピンを付ける位置
ネクタイピンは、ジャケットの第一ボタンの上からチラッと見える位置がベストです。
クールビズなどで、ジャケットを着ないときは、ワイシャツの第4ボタンのあたりを目安につけるようにしましょう。
あまり上すぎる部分にネクタイピンをつけるのは、カジュアルすぎるイメージがあるので、ビジネス向きではありません。
注意しましょう。
ネクタイピンの正しい付け方
ネクタイピンをつける方向は、自分側からみて、右から左へ向かって指すのが正しいとされています。
斜めになっていたり、ネクタイピンの中途パンパな部分までしか差していなかったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。
ポケットチーフ
オシャレ小物の代名詞、ポケットチーフ。
フォーマルシーンでは必須アイテムですが、ビジネスシーンでもセンスアップを図るための隠れアイテムです。
スーツとの相性でチーフを選ぶのもよいですが、ネクタイと合わせるようにすると選びやすいです。
この柄は派手かもしれない、と思うようなチーフでもネクタイと合わせることで、しっくりくることが多々あります。
ポイントは、チーフ単体で選んだり、判断したりしないことです。
チーフを購入するときも、クローゼットの中のネクタイを思い浮かべながら選んでいくと、チーフ購入の失敗が少なくなります。
ポケットチーフの選び方
ポケットチーフの主な素材は、シルクとリネンが一般的です。
シルクは、柔らかく光沢があり高級感を感じさせます。
パーティーやお祝いセレモニーの場で活躍します。
リネンは、爽やかで涼しそうな印象を与えます。
フォーマルシーンや、かしこまった場面で活躍します。
ポケットチーフの折り方
ここでは、ポケットチーフの折り方をまとめていきます。
シーンによって折り方も変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
TVホールド
TVホールドは、一番メジャーなたたみ方で、どんな場面にも適応する基本の折り方です。
【ポケットチーフのたたみ方-TVホールド】
パフ
パフは、パフドとも呼ばれています。
見た目がふわっと優しい表情を演出します。
結婚式などで活躍する折り方です。
【ポケットチーフのたたみ方-パフ】
クラッシュ
見た目からも分かるように、遊びゴコロ満載の自由な雰囲気です。
フォーマルなシーンというよりも、身内のパーティーなどカジュアルなシーンにおすすめです。
【ポケットチーフのたたみ方-クラッシュ】
スリーピークス
スリーピークスは、カッチリとしたフォーマルや式典におすすめ。
結婚式などの華やかなシーンで合います。
【ポケットチーフのたたみ方-スリーピークス】
トライアングラー
ビジネスからパーティー、カジュアルシーンまで、オールマイティーの折り方です。
バランスの整った、形の良い三角形をポケットから出すと、綺麗にまとまります。
【ポケットチーフのたたみ方-トライアングラー】
靴下
靴下も小物?と思われてしまうかもしれませんが、大事なファッションの一部です。
裾から見え隠れする靴下のカラーと、スーツが合っていないビジネスパーソンを見かけたことはありませんか?
電車内で足を組んで座っているときに、靴とスーツの間からスーツに似つかわない色のソックスがみえる男性をたまに見かけます。
惜しいな、もったいないな・・・と思ってしまいます。
そこでここでは、ビジネスシーンで靴下を選ぶ時のポイントと、おすすめのソックスブランドをご紹介します。
ビジネスシーンでの靴下を選ぶポイント
ビジネスシーンで靴下を選ぶ時のカラーは、ブラックかグレー、もしくはネイビーを選びます。
ビジネスでは一般的に白は履きません。
スーツの色に合わせて、靴下の色を選んで履きましょう。
ビジネスシーンでおすすめの靴下ブランド
ワンランク上の靴下を履いて仕事をバリバリしたい、という男性のために、世界的に有名で人気のあるブランドをまとめました。
Pantherella(パンセレラ)
パンセレラは、1937年創業のイギリスの靴下ブランド。
贈り物としての靴下選びで真っ先に思い浮かぶ靴下ブランドのひとつです。
父の日に、誕生日に、クリスマスに、記念日に。
エレガントで上品なパンセレラの靴下は、スーツにもピッタリです。
パンセレラの靴下は、独自製法を貫き、つま先をハンドリンキングで編まれていることが特徴。
ハンドリンキングとは、熟練された職人の手によって、ひと目、ひと目を合わせて縫製する技術のことです。
ハンドリンキングは、高級靴下の仕様に多いことでも知られています。
丈夫で艶のあるパンセレラの靴下は、特別なケアも必要なく、上質さを長く持続させて履くことができます。
【A Walk in the Park – Pantherella Socks】
Sozzi(ソッツィ)
ソッツィは、1912年創業のイタリアの靴下ブランドです。
百貨店やセレクトショップで手にとることができます。
足に添うようなホールド感に包まれるソッツィの靴下ですが、そのフィット感は圧迫ではなく、包まれるような安心感をもたらしてくれます。
ソッツィは、人間のふくらはぎのふくらみを意識した立体的な裁断をし、「リトルノ」というウール糸とナイロン糸を互いに編みこむ独自の方法で、心地良いホールド感を生み出しています。
最高品質を使用するこだわりによって、常に光沢のある滑らかさを演出し続けています。
【Sozzi Calze – Quality Hosiery For Men Since 1912】
PALATINO(パラティーノ)
パラティーノは、1949年にイタリアローマで誕生した、高級ソックスブランドです。
上質な素材にこだわり、創業当時から同じ機械でしか織り続けるこだわりと伝統を守り続けています。
イタリアらしい遊びココロのある靴下からビジネスシーンに最適の靴下まで、広い範囲の需要を満たす靴下を提供しています。
【Bresciani socks corporate video】
Corgi Hosiery(コーギー・ホージリー)
コーギー・ホージリーは、1892年イギリス創業の老舗ニットブランド。
炭鉱業が中心だったウェールズ地方で、裸足で炭鉱を掘る作業者たちを見た創業者は衝撃を受けます。
そして、労働者たちに頑丈で暖かい靴下を履かせてあげたいと、良質なソックスを作
り始めた、といいます。
そんなストーリーのあるコーギー・ホージリーの靴下は、やがて教会へ出かけるときに着用するものとして支持され、またイギリス軍のソックスを担当するほどに成長しました。
今でも、イギリス皇室のチャールズ皇太子が愛用していることで知られています。
靴下ひとつにも物語があって、オシャレで、履き心地も良い。
履く人のモチベーションをアップさせてくれる高級靴下です。
【OOTD 02 ∣ Blake Scott】
FALKE(ファルケ)
ファルケは、1895年創業のドイツの靴下ブランドです。
ドイツで初めてタイツの製造に成功した由緒あるブランドで、メンズ、レディースともにメジャーなブランドです。
日本では、BEAMSなどの人気セレクトショップで取り扱われています。
ファルケの特徴は、柔らかい素材の履き心地。
履いた時のふっくらとした感触は病みつきになるほどで、リピ率が高いです。
ビジネスシーンでも活躍する靴下も多く、スーツスタイルの際の足元のオシャレは、革靴とともにファルケの靴下に一任できてしまいます。
ファルケの靴下は、スーツを選ぶことなく、どんなコーデでも上品に足元を演出します。
【Falke Socks】
まとめ
いつものスーツスタイルに少しだけプラスアルファの意識を加えることで、スーツの着方に対しての楽しみ度も変われば、アイテムにも興味がでてきます。
そうして、オシャレの武器を少しずつ増やしていくことで、自信は培われていくものです。
この記事では、ビジネススタイルでのスーツの立役者としての小物を取り上げました。
この他にもたくさんの小物が存在します。
スーツでマンネリ化したときに、すぐにスーツを新調するのではなく、小物でイメージを変えていくのもありだと思います。
それくらい、小物にも見た目の影響力があるのです。