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ジャケットの生地でシューズも仕立てる ダンコレのリンクコーデ 仕立て

できる男を演出。45歳会社員が知っておきたいスーツの色合わせのコツ

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45歳になると、任される案件も次第に大きくなってくることでしょう。

案件が大きくなればなるほど、やる気もアップしますし、まわりからの期待や羨望も増えてきます。

そして、大きな案件につきものなのが、他社と連携したプロジェクト。

特に同業他社との連携は、一見すると簡単そうで、そうではないもの。

お互いの損得勘定や、良い立ち位置を巡るせめぎ合い。

次の案件への関わり方なども関係してくるので、実際の仕事以外にも、多くの目に見えない対応が必要になってきますよね。

そんな中でもっとも大切なのは、第一印象とプレゼンするときの見た目。

どんなに優れたマネージャーやエンジニアであっても、人は第一印象で判断したことを、なかなか正しい方向へ変化させない傾向にあります。

これはクライアントからだけではなく、同業他社の責任者やマネージャーからも同じように判断されてしまいます。

そこで、ぜひとも知っておいていただきたいのが、「できる男」を印象づけるスーツの色合わせです。

高級なスーツやシャツやネクタイ。

靴や鞄を持っている人を見ても、どこかチグハグな印象を持つことがあなたも過去にあったことでしょう。

ほとんどの場合、その「チグハグ」な印象の原因となっているのは、色合わせなのです。

それでは早速、あなたにスーツの色合わせのコツをご紹介します。

これで、クライアントも同業他社も、あなたの意見を常に尊重することでしょう。

ビジネスシーンでよくある色のお悩み

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スーツの色合わせは簡単そうで難しい。

だから、濃紺のスーツに白シャツからハズれない。

こういった方も、沢山いらっしゃるようです。

しかし、こういう方は、頭の中で服装のバランスを考えておられるので、ヒントがあれば変化することが簡単です。

でも、頭の中で服装のバランスなんて何も考えていない。

別にどうだっていいじゃんないの、会社員なんだし。

というような方には、スーツの色合い以前に、スーツに関するお悩みがありませんので、今回お話させていただくことはお役に立てないことだと思います。

ということで、これからお話することに集中していただきたいのは、頭の中で服装のバランスを考えておられる、あなたです。

メンズファッション全般に言えることですが、女性以上に男性は色合わせに悩む方が多いようです。

・アウターとインナーの色の組み合わせで困っています。
・何かお勧めの色の組み合わせがあれば教えてください。
・ネイビーのスーツを持っていますが、コーディネートに困っています。
・いつもブラックで逃げていますが、変化の付け方を教えてください。
・色物のシャツを持っていますが、シャツに合う色がわかりません。

というようなお悩みがあるようです。

また、

・ビジネスカジュアルの色の合わせ方がわからない
・人前で話すので色の合わせ方が知りたい
・オーダースーツを着ているが、野暮ったい
・百貨店で買っているのに、着こなせていない

そして、意外に気になるのがコレでしょう。

・相手からのチェックが気になる

この場合の相手とは、同業他社のマネージャーかもしれませんし、クライアントの担当者かもしれません。

もしかすると、自社他社問わず女性社員のチェックが気になっているのかもしれません。

どのパターンにしても、多くの男性が「色の組み合わせ」「色の合わせ方」の悩みを解決したいと考えておられるようです。

そうなんです、この悩みは、あなただけではありません。

自信ありげにしている人も、悩んでいることなのです。

ですから、自分だけが知らなかったんじゃないのか、とは考えないでください。

パレートの法則ではありませんが、色合わせを理解しているのは全体の20%、悩んでいたり知らない人は残りの80%と考えていいでしょう。

ということは、あなたは80%の悩んでいる人や知らない人から抜け出して、20%のグループへ入る瞬間がここにあるということです。

では、色合わせについての大きなポイントを2つ紹介しましょう。

ひとつ目はコレです。

『むやみに色数を多くしない』

これは男性ファッションで、おしゃれに見えるかどうかを決める大切な部分です。

アメリカのリアリティ番組「プロジェクト・ランウェイ」をご覧になったことがあるでしょうか。

この番組に登場する審査員マイケル・コース氏の着こなしは、流石のファッション上級者ならではの「ブラック」一色のことがよくあります。

また、ナビゲーター役にもなっている、ティム・ガンのスーツ姿も同じように、色数が多いとは言えない着こなしになっています。

シンプルな色使いはシャープにまとまります。

ふたつ目はコレです。

『濃淡、素材感を使ってメリハリを出す』

冬らしいツイード。

涼しげなリネン。

多くない色数で濃淡を意識しつつ、素材感をプラスすると、その場に即したメリハリのあるまとまりになります。

この2つのポイントは、これからお話する色合わせと一緒に、必ず覚えておいてくださいね。

色合わせの基本は「ベーシックカラー」から

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スーツの色合わせで困ったとき、これからお話する「ベーシックカラー」を知っていると簡単に解決することが出来るでしょう。

スーツを着たときに、チグハグな印象や、まとまりにくい印象を持ったときには、一度「ベーシックカラー」だけにしてみるのが近道です。

ベーシックカラーと呼ばれる色同士なら、どんな組み合わせをしても違和感のない状態を作ることができます。

色合わせで悩む方は、どの色同士だったら良く合うのか、と考えすぎてしまって、その内にわからなくなるというのが流れだと思います。

そんなとき、ベーシックカラーを使うと、考える必要がなくなります。

ベーシックカラーによって色合わせが出来上がっていますから、ひとつひとつのアイテムを差し替えて、ゆっくりと変化を見ていくということもできるようになります。

では、ベーシックカラーとは、どんな色なのか、紹介しましょう。

まずは、この4色。

・グレー
・ベージュ
・紺(ネイビー)
・白

これが基本です。

この4色は、すでにビジネスシーンでも活用されていると思います。

スーツによくある4色ですが、この4色を脱しようとしたときに、チグハグな印象になってしまうのです。

ビジネスシーンでは、突飛な見た目のものよりも、誰もが見慣れている色の使い方が信頼感を得やすいものです。

客観的に見ても、無理な印象の人の話よりも、ベーシックカラーの4色を身にまとっている人の話の方が、真剣に集中して聴こうと体が反応していると思います。

でも、この4色だけでは、変化やおもしろさがないと思いますよね。

そこで、少し難しいと言われていますが、付け加えるならこの2色があります。

それは、ブルーとブラックです。

この4色+2色を意識して揃えておくと、ほとんどのシーンで活用でき、自信を持って着こなせる強いアイテムとなります。

そして、最初はベーシックカラーの中でスーツを着回して経験値をあげていきます。

そうすると、もう少しおしゃれな印象が欲しいという欲求がムクムクと出てくることでしょう。

そのときには、まずは面積の少ないネクタイやシャツの色を1色だけ変えてみます。

差し色を加えるだけで簡単に、おしゃれ上級者に変身できます。

ここまで来ると、次に挑戦したいおしゃれがあります。

あなたの職場のTPOにも左右されますが、可能であれば挑戦して欲しいのが「ジャケパン」スタイル。

ジャケパンスタイルだと、紺ジャケ+グレーパンツといった、スーツでは出来ない着回しが可能になります。

比較的パンツに明るめの色を差し入れると、おしゃれ度はグンと上がります。

ベーシックカラーの基本4色から、2色から3色を使うのが、最初にお話したように「むやみに色数を多くしない」に合っています。

まずは、基本の4色のアイテムをクローゼットから引っ張り出して、並べてみてくださいね。

ベーシックカラーの印象と使い方

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4色+2色のベーシックカラーを紹介しました。

ここでは、合計6色が与える印象や使い方を、1色ずつお話していきます。

色から受ける印象や使い方、組み合わせ方を知っていると、悩みことがなくなり、ただ組み合わせを考えるだけで済みますから、毎日の着こなしに不安がなくなり、着る服を選ぶ時間も節約できます。

それでは、順にお話していきます。

グレー

(1)特性

グレーは、黒と白の中間色です。

グレーと黒、そして白の3色は「無彩色」と呼ばれる、赤も青も黄も入っていない色です。

ですから、無彩色の3色は、どのような色とも調和します。

特にグレーは、グレーを主役にすることもできますし、他の色との繋ぎ役にも使えます。

大変便利な色がグレーです。

(2)与える印象

グレーは黒に近い場合と白に近い場合とでは、与える印象が全く違ってきます。

黒に近いグレーは、暗めになってしまうので、フォーマルでシックな印象になります。

白に近いグレーは、明るめになるので、都会的で上品な印象になります。

(3)使い方

暗めのグレーの場合、どうしても落ち着いた印象になるので、実年齢よりも上に見られがちです。

あまりにも若く見られると不利な場合には、暗めのグレーを選ぶといいですが、ビジネスのほとんどのシーンでは、明るめのグレーがおすすめです。

明るめのグレーなら都会的な印象と共に、どんな色とも調和しますから、ネクタイだけ赤とかワインを差し色として使うことで、非常におしゃれな着こなしが完成します。

明るいグレーとはいっても、グレーそのものが無彩色なので差し色には明るめの色を使いましょう。

Vゾーンが華やかになり、上品なおしゃれさを演出することができます。

ベージュ

(1)特性

スーツやシャツでは目にしにくい色ですが、私たちがもっとも目にするのは、秋冬の代表的アイテムである「トレンチコート」です。

スーツではなく、ジャケパンスタイルならチノパンでも目にしますね。

(2)与える印象

ベージュは落ち着いた印象を与えます。

柔らか、上品、明るい、活発といった印象も与えますし、安心感や信頼感が伝わりやすい色です。

(3)使い方

ベージュもグレーと同じように、明るめと暗めで使い方が変わります。

暖かい季節には、明るめのベージュ。

寒い季節には、暗めのベージュ。

こんな風に選んでみてもいいでしょう。

ビジネスシーンでベージュを使うなら、アウターになります。

ベージュのトレンチコートと、明るめのグレースーツという組み合わせは、調和の取れた色合わせの好例です。

紺(ネイビー)

(1)特性

紺色は、男性ファッション、特にビジネスシーンにおいてはなくてはならない色です。

結婚式や二次会でも使われますし、フォーマルなシーンでも使われる、非常に汎用性の高い色だと言えます。

(2)与える印象

紺は、誠実さや清潔感といった印象を与えます。

堅実、まじめ、信頼、という印象もありますし、黒よりもビジネスシーンのイメージが先行する色でしょう。

紺は、もっとも選んで間違えにくい色ですし、他の色と合わせやすいので重宝するカラーです。

(3)使い方

紺は、グレーよりも、無難な色です。

紺は、どのような色とも相性が良く、与える印象も悪くない色。

反面、無難ということは、特徴がないので物足りない気持ちにもなりますよね。

ですから、紺を選ぶときはネクタイやシャツには、アクセントとなる色を取り入れましょう。

明るいグレーと同じように、おしゃれで華やかな印象を演出できます。

白(ホワイト)

(1)特性

ほとんどの国や文化の中で、神聖な色として存在しているのが白です。

白は簡単に取り入れられますし、他の色との調和もしやすい色です。

白を使うだけで、おしゃれに見えます。

(2)与える印象

白は、神聖や清潔、クリーンな印象を与えます。

誠実さを発揮するには、白を選ぶことが大切です。

(3)使い方

白はグレーと同じで、膨張色と呼ばれる「大きく」見える色の仲間です。

白はコントラストがはっきりとしますので、直線的にすっきりとした見せ方が可能。

何か他の濃いめの色と重ねて使うのがおすすめです。

青(ブルー)

(1)特性

ベーシックカラーに近い色ですが、基本の4色よりも少し難しい特性を持っています。

青は、空や海をイメージしやすい色なので、ビジネスシーンではネクタイやチーフに使われることが多い色です。

(2)与える印象

青は夏のイメージもありますので、涼しげな印象を与えます。

また、クールなイメージから冷静で論理的なイメージもありますね。

紺よりも、清潔感や誠実さを与える色です。

(3)使い方

ビジネスシーンで青のスーツは目にしませんが、ジャケパンなら青のパンツ=デニムパンツが存在します。

スーツに青を取り入れるなら、先ほども出てきましたがネクタイやチーフが最適。

ビジネスシーンでジャケパンがOKなら、明るめグレージャケットに青のパンツという色合わせは、大変おしゃれなコーディネートとなるでしょう。

黒(ブラック)

(1)特性

ブラックコードという言葉が存在するくらい、黒はフォーマルの象徴です。

正式な礼服と言えば、世界中で「黒」意外には存在しないくらい、圧倒的な伝統や品を持ち合わせたカラーです。

(2)与える印象

フォーマルなシーンにぴったりな色なので、厳格、威厳というイメージを与えることができます。

また、軽く見られたくないシーンでも活躍します。

(3)使い方

黒は白とは反対に、締まって見える効果があります。

体型で気になる部分に黒を使うとスッキリとした印象になります。

しかし、全身黒だけのコーディネートはファッション上級者の領域です。

いっけんすると、黒だけでまとめるのは簡単そうに見えますが、黒だけでコーディネートしている人を見ると、ほとんどがスタイリストやファッションデザイナーだったりします。

黒は他の色との組み合わせが簡単ではありません。

強すぎることや、アクセントになりすぎることもあります。

黒はベーシックカラーのひとつではありますが、色合わせに馴れてから使っていく色だと思ってください。

マンネリで困ったときの解決方法

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ベーシックカラーそれぞれの特性や、色から与える印象をお話してきました。

4色+2色を上手に組み合わせて着ていると、少しは違った色合わせをしたいと思ってくることでしょう。

そんなとき、非常に調和の取れた、色合わせの見本があります。

それは、実際にある木や花や景色、建物を見ることなんです。

ものすごい、ぶっ飛んだコンセプトの建物は別にして、ほとんどの木や花や風景、そして建物は、その場所に適した雰囲気を持っています。

ということは、そのような色の組み合わせになっているということなのです。

高層ビルなら、都会的なイメージ。

秋の紅葉、夏の海岸。

その場所に適した「色合わせ」で出来ていますから、その組み合わせをエッセンスに、洋服の色を決めていく。

こんな方法もあります。

ファッション雑誌に掲載されている、驚くような色合わせを参考にするよりも、現実に即した、雰囲気のある演出ができる方法だと思います。

まとめ

まず、スーツの色合わせで覚えておきたいことは、ベーシックカラーです。

この基本を覚えておくと、スッキリとしてバランスの良い佇まいを表現できます。

チグハグな印象になることもなく、ファッション雑誌によくある「ガンバリ過ぎ」な印象で浮くこともなくなります。

ファッションとは、自分を目立たせる役割も確かにありますが、会社員に必要なのはTPOに合った印象と、その場を自分の勝てる土俵にしてしまえる演出をすることでもあります。

重大な決定が行われる場で、場にそぐわない派手なスーツスタイルのまま、どれだけ良い提案をしたとしても、軽くあしらわれてしまうこともありますから。

こんな風にならないために、自分が出席する場は、自分が勝てる土俵に変化させる。

そんなアイテムとして、色合わせが出来ているスーツスタイルを活用してもらいたいと思います。

仕事は中身が大切ですが、相手にマイナスやゼロから理解してもらうよりも、見た目でプラスを勝ち取った上で、中身の良さを理解してもらったほうが楽に折衝することも出来るでしょう。

ぜひ、今回ご紹介しました、スーツの色合わせのコツを使って、これからあなたの元にやってくる大型案件を、ガンガン成功させてクライアントとの関係性を築き、あなたにとって優位なポジションを獲得していってくださいね。

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