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ジャケットの生地でシューズも仕立てる ダンコレのリンクコーデ 仕立て

40代、現場で浮かない地味なグレースーツの着こなしポイント

ジャケットの生地でシューズも仕立てる ダンコレのリンクコーデ 仕立て
外資系や若い世代がメインの会社なら、ネイビーやブラックのスーツも浮いた感じがしないですよね。

カジュアルな雰囲気で、ジャケパンでも大丈夫なところもありますから。

でも、一転してあなたがお相手する会社が、保守的なところであったり、あまり服装に興味が少ない方が多いとき、ネイビーやブラックのスーツだったり、ジャケパンだったりすると大変です。

最悪な場合には「ナニ、アイツ、カッコつけて、できるつもり?」と、相手の担当者にいらぬ反感を買ってしまうこともあります。

そんなことはわかっている。

だからといって、ダザいスーツで行くなんて、できません!

という、あなたの心の叫びも理解できます。

そこで、そんなあなたに、今回お話するのが「グレースーツ」です。

一般的に「地味だから」と敬遠されがちなグレースーツですが、ポイントを押さえておくと、現場で浮かずにおしゃれを楽しめます。

地味だけど、おしゃれな自己主張ができるグレースーツの着こなしポイント。

それでは、順に見ていきましょう。

グレースーツで気をつけること

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グレースーツは、ネイビーやブラックのスーツと比べると自己主張がありません。

グレースーツは、その色の雰囲気からボヤけることもあります。

そして、グレーは膨張して見えることも多いので、体型によってはマイナスの方向へ力が働くこともあります。

そしてそして、グレースーツは一歩間違うと、ただのスーツ姿のサラリーマンになってしまうことも避けられません。

だから、みなさんグレースーツを着用されないのでしょうね。

確かに、今お話したことは、残念ながら誰もが気づいている真実でしょう。

でもですよ、グレースーツにも良いところがあるんです。

それは、グレースーツは他の色のスーツよりも、

『知的でやわらかな雰囲気』

を演出してくれるのです。

そうか、そういう視点もあるんだな。

じゃあ、知的でやわらかな雰囲気なら、フォーマルでも着られるそうだ。

とは、考えないでくださいね。

確かにグレースーツはビジネスシーンから結婚式や披露宴に出席するときの略礼服としてOKのように思いますが、フォーマルな場は得てして「ブラックスーツ」がドレスコード。

ビジネスシーンはOKですが、冠婚葬祭を含むフォーマルが要求されるシーンは避けておきましょう。

では、グレースーツが着用できるところがないのかというと、実はそんなことはありません。

グレースーツは、ネイビーやブラックのように主張しないという特徴を活用するのです。

グレースーツそのものは主張しないのですから、反対に考えると、どんな柄のシャツやネクタイもスッと馴染むということです。

一歩間違うと、ただのスーツだったら、反対に色や柄を取り入れることで

「地味」になりすぎないように調整すると、グレースーツの特徴が活かされます。

ただしひとつ注意点をお伝えしておくと、シャツやネクタイを調整しても、足元だけはどうしようもありません。

グレースーツはネイビーやブラックよりも、足元の汚れが目立ちやすいのです。

泥はねや靴のクリームの残り、靴のこすれ傷は目立ちますので、上半身を調整しても、ここだけは気を抜かないことが大切です。

着こなしポイント1 - さわやかさ

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それでは、いろいろとグレースーツについて語ってしまいましたが、ここからはグレースーツの着こなしポイントをお話していきます。

はじめにお話するポイントは「さわやかさ」です。

どんな色のスーツでも、さわやかな印象は大切です。

ドヨ~ンとした印象で、喜ぶ相手はたぶんいませんから。

そこで「さわやか」に見せるためにすることはコレです。

『明るめの色のシャツとネクタイを使う』

先ほどお話したことを思い出してください。

グレースーツは、どんな色でも柄でも合わせやすいとお話しましたよね。

この特徴を活用しましょう。

ネイビーやブラックだったら合わせづらい、グリーンやレッドの明るめのものも、グレーだったらすんなりと馴染みます。

(1)若々しさを前面に出したコーディネート

ブルーのストライプシャツにピンクのネクタイを合わせると、若々しさを出すことができます。

スーツが落ち着いたグレーなので、相手の視線が顔の次にいくVゾーンも華やかになり、落ち着いた雰囲気のおしゃれを印象付けられるでしょう。

また、ネクタイをワインレッドにすることで、大人っぽく仕上げることもできます。

ライトな印象のワインレッドとグレーが織りなす上品な着こなしは、ネイビーやブラックでは演出できないコーディネートですね。

若々しさを前面に出すためには、ネクタイだけではなくポケットチーフもアクセントとして活用しましょう。

鮮やかな色のチーフを差すだけで、胸元の存在感が大きく変わります。

(2)派手さを抑えたオシャレなコーディネート

主張しすぎない薄いピンクのシャツは、グレーと合わせるとさりげないおしゃれを演出できます。

ドット柄の大きさが細かいネクタイを合わせると、ネクタイが主張しないのでバランスのいい「きれい目」なまとめ方ができます。

(3)涼しげですっきりとしたコーディネート

グレースーツに青色のシャツ、ネクタイにはグレーと相性のいいモノトーン。

この組み合わせなら統一感が出てくるので、すっきりとした印象に仕上がります。

(4)グレーのワントーンでコーディネート

色使いで楽しめるグレースーツですが、あえて全てのアイテムをグレーのワントーンでまとめてみましょう。

グレーのワントーンは上質で洗練されたイメージが出来上がりますので、季節を問わず楽しめるコーディネートです。

「グレーのスーツ×白のシャツ×グレーの細身のタイ」の組み合わせなら、シンプルな中にもおしゃれに抜け目のない都会的な印象が楽しめます。

若干きっちりとキマるので、相手のファッション感度によって使い分けたいコーディネートではあります。

着こなしポイント2 - 柄

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グレースーツ特有の「ぼやっ」とした印象を回避するためには、シャツやネクタイに柄物を取り入れることです。

シャツやネクタイに柄を取り入れることで、こなれた感じも出せます。

柄も大きめの柄ならカジュアルな雰囲気に。

小さめの柄なら上品にまとまります。

また、柄物のシャツやネクタイを使うと、Vゾーンが立体的に見えるので、メリハリがつきグレー特有の「ぼやっ」とした印象がなくなります。

では、シャツやネクタイの柄にはどんなものがあるのでしょうか?

スーツと合う代表的な柄をご紹介しておきます。

ストライプ

柄の定番人気といえば、ストライプです。

ストライプには、ピンストライプとチョークストライプが有名ですが、この2つ以外にもたくさんの種類が存在します。

ストライプは一般的に、ストライプの間隔が細くなると上品に、広くなるとアクティブな印象を受けると言われています。

また、間隔が広めのストライプは細身に見える効果もあり、ストライプは全体的にはスタイリッシュなイメージになります。

秋冬に多い起毛した生地の場合、ストライプがあるだけでスラッとしたシャープな印象になりますので、ぜひ間隔の広いアクティブなイメージを身にまとってみてください。

ヘリボーン

ヘリボーンは日本では「杉綾織り」と呼ばれています。

もともとヘリボーンとは直訳すると「ニシンの骨」のことで、織り柄が魚の骨のように見えることから、この呼び名がついているようです。

ヘリボーンは光の反射で光沢感が変化します。

高級感もあり耐久性が高い織り柄で、シャツやネクタイだけではなく、紳士高級スーツに使われることも多いです。

このイメージから、ヘリボーンのスーツやシャツを着ると、それだけで重厚感のある落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すことができます。

千鳥柄

海外では「ハウンドトゥース(犬の牙の形)」と呼ばれている柄です。

日本では古典的な柄のひとつで、千鳥が飛んでいる姿に似ていることから「千鳥格子」とも呼ばれています。

スーツやシャツには比較的小さな千鳥柄を使うことが多く、クラシックでエレガントな印象が目を引きます。

白地に黒、グレー、茶などが多く、寒い季節のおしゃれに最適な柄だと言えるでしょう。

千鳥柄は、千鳥の柄が大きければ大きいほどパワフルな印象を与えることができます。

チェック柄

柄の定番であるチェック柄。

普通のチェック柄や春夏に人気のギンガムチェック。

秋冬に人気のグレンチェックや英国伝統の柄であるタータンチェック。

少しだけ派手さを演出したいときには、ウィンドペンなど、チェックには多くの種類があります。

チェック柄は柄そのものよりも、生地の素材によって与える印象がガラッと違ってきます。

季節感を出しやすい柄とも言えますので、グレースーツを着る季節を考えて選んでみるとぴったりハマります。

バーズアイ

小鳥の目のような円い模様に点が入った柄です。

円い同じ模様が繰り返された柄で、細かなバーズアイの場合、遠目に見ると無地に見えるくらい、さりげない織り柄がおしゃれです。

バーズアイは落ち着いた印象を与える柄ですので、貫禄を出したい場合にも使えます。

遠目無地柄

バーズアイもそうですが、遠目に見ると無地。

近くで見ると細かな柄だったという、おしゃれのセンスを感じさせる柄です。

遠目無地柄は自己主張をしながらも、貫禄や権威を出し過ぎることがないのです、講演など人前で話す機会にもおすすめできる柄です。

着こなしポイント3 - 濃い色に挑戦

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ライトグレーなど、グレーの中でも明るいグレーのスーツを選ぶなら、ネクタイは濃いめの色にすることで、おしゃれにメリハリが生まれます。

ネクタイに中途半端な色を選ぶと、グレーだけではなくネクタイまでも「ぼやっ」とした雰囲気になっています。

ですから、スーツが明るめのグレースーツなら、ネクタイは悩まずに濃い色を選びましょう。

シンプルにスタイリッシュにコーディネートしたいなら、ダークトーンのネクタイを合わせましょう。

スーツとネクタイでメリハリ感を出すことで、落ち着いたまとまりになります。

ライトグレーのスーツに、暖色系のネクタイを取り入れると、華やかさが倍増します。

上品さも加味されて暖かみのあるグレースーツが出来上がります。

着こなしポイント4 - 生地

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着こなしポイントの4番目は生地です。

ファッションは大きくわけて2つに分類できます。

春夏用と秋冬用です。

春夏物には、光沢のある生地を選びたいですね。

上質な大人の高級感。

若々しい雰囲気。

汗ばむ季節でもありますから、通気性と吸汗性が優れている生地がいいでしょう。

秋冬物には、ボリューム感を大事にしたいですね。

大人の男にしかない「頼りがいのある」感覚。

おしゃれにもこなれた印象。

保温性や防寒性もほしいですし、肌触りのよいものを選びたい季節です。

それでは、季節に合わせた生地をご紹介しましょう

フランネル

日本では「フラノ」の呼ばれる、フェルトのような柔らかさが特徴の生地です。

秋冬物の素材として使われることが多く、上質なフランネルは着心地も最高です。

最近ではカシミヤやアンゴラを混紡したものもあるため、保温性がこれまでよりも高くなっています。

元はイギリスのウェールズ地方の織物であり、暖かみのある印象と肌触りの良さから、世界中で愛用されています。

サキソニー

イギリスのスコットランドの伝統生地であるサキソニー。

うっすらと羽毛がかった素材感のあるウールです。

生地そのものは薄いのですが、保温性は抜群。

柔らかな着心地は季節に合わせて調整できるますので、ほとんどのシーンで活用することができます。

ツイード

スコットランドやアイルランドが発祥の、ウールを使ったハードな織物として有名です。

肌に触れたとき、少しざらざらとした感触があります。

暖かく、太い糸を使っているので秋冬にカントリー調の雰囲気が味わえます。

ホームスパン

ハリスツイードなど、ハンドメイド感覚を大切にしたツイードのひとつです。

羊などの短い毛を使ったり、再生毛を使った糸で手織りされるので、暖かさと風合いが楽しめます。

こちらも秋冬にぴったりな生地です。

サージ

生地の表面の毛羽をなくした、滑らかな触り心地の生地です。

ツヤ感やシワになりにくい復元力を持っているの、ビジネススーツに使われることが多いです。

オールシーズン使える便利な生地です。

ギャバジン

織り目が細かい、オールシーズン使える生地です。

しっとりとした高級感。

滑らかな麻という感じが特徴です。

通気性にも優れているので夏用のスーツに使われることが多いです。

おすすめグレースーツ

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(1)De Petrillo 3Bサマーウールスーツ

縫製から販売までを一貫する会社をナポリに立ち上げたブランドです。

細身のデザインがブランドの特徴。

ポケット、ボタン、ゴージの位置がバランスよくデザインされたスーツです。

(2)LARDINI 3Bペンシルストライプスーツ

ラルディーニの春夏向きのスーツです。

柔らかなドレープ感、ひかえめな光沢は、ビジネスシーンで控えめながらシャープな印象を与えることでしょう。

(3)ICHORAI 3Bウールフランネルスーツ グレーチェック

SUPER130’sのウール100%フランネル生地を使った軽量なスーツです。

軽快感のあるスポーティーなシルエットは、スッキリとしたスーツスタイルにまとまります。

まとめ

グレースーツはネイビーやブラックのスーツと比べると、地味で自己主張が強くないと言われます。

ですから、シーンで映えることもありますが、反対に浮いてしまうこともありますので、TPOに合わせた選び方をしておきたいものです。

グレースーツがあまり指示されない理由には、膨張して見えることや、無難なイメージがする、といった理由があるようですが、そうならないためのポイントを知っておくと少しおしゃれにしても、現場によってはしっくりとハマり、相手との間におかしな反感を持たれることも減ってきます。

自分のおしゃれは、自己主張の一部ですから、曲げたくない部分もありますが、スーツとは社会性の高いもの。

相手からの印象、相手からどう見られているか、という部分が大事な服装でもありますので、自分だけのおしゃれを貫くよりは、相手との関係性を円滑にするためのおしゃれを楽しむのが大人の心遣いではないでしょうか。

ぜひ、今回お話ししましたグレースーツの着こなしポイントを身につけて、これまで以上に相手との関係性を円滑にし、気持ちのいいビジネスを進めていってください。

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