家族持ちの男性なら、家族を連れた外出時は一家の主としてお父さんらしく立派に振る舞いたいところ。
訪れたレストランやホテルのスタッフに良い印象を与えられれば、家族で過ごす時間も楽しくなるはず。
そう考えるとファッションに気を遣って損はないのではないでしょうか。
そんな時はまず、テーラードジャケットをコーデに取り入れるのがオススメです。
そして、テーラードジャケットの雰囲気に合わせて、コーデ全体を決めていきたいところ。
ということで今回は「テーラードジャケットコーデ」をテーマに、オススメのジャケットから、インナーやパンツのチョイス、そしてシューズに至るまで、コーデ全体についてお話しますので、参考にして頂ければと思います。
コーデの要となるジャケットは拘るべし
ジャケットを着れば何でも良いのかと言うとそうではなく、ジャケットはコーデの要となるアイテムですから、ここはしっかりとこだわりたいポイントですね。
そこで今回はオススメな世界各国のブランドを5つピックアップしました。
それぞれ特徴があるブランドなので、紹介させて頂ければと思います。
Calvin Klein
Calvin Kleinは1968年創業のアメリカンブランド。
「全てはカッティングから始まる」というモットーの基、不要な装飾を省いたシンプルなデザインが特徴で、Ralph Lauren、Donna Karaと並びアメリカの三大ブランドと言われています。
またスーツ、ジャケット、コートと言ったウェアのみならず、腕時計、財布、バッグ、サングラス、香水など、製品のラインナップが多岐に渡るのも特徴です。
そして、こちらがCalvin Kleinのジャケット。
Calvin Kelinらしく装飾を省いたシンプルなジャケットですが、一風変わったデザインのポケットがアクセントになっています。
経糸にナイロンフィラメント、緯糸にウールという構成により、ウールの吸湿性、通気性、ハリ感を保ちつつ軽量化に成功し、快適な着心地を実現しました。
シンプルなデザインなのでコーデを選びませんし、一年を通じて着られるジャケットではないでしょうか。
尚、Calvin Kleinは実際に手に取ってみたい方は本店の「ホテルニューオータニガーデンタワーサンローゼ赤坂店」や、直営店の「阪急メンズ東京店」や「新宿伊勢丹メンズ館」などがオススメです。
Takeo Kikuchi
Takeo Kikuchiは1984年に創業した日本ブランド。
「London POP」をというコンセプトの通り、ブリティッシュスタイルを軸としていますが、トレンドに左右されないクラシックなデザインが人気の理由と言われています。
また、比較的手が届きやすい価格設定とも言われているので、初めに手を伸ばすブランドとしてもオススメです。
例えばこちらのジャケットですが清涼感が特徴のリネン素材を使用しており、春夏にオススメな一着です。
また、芯地や内材を省いたアンコン仕立てにより、堅さの抜けたリラックスしたシルエットになっています。
また金額は18000円とのことですし、Takeo Kukuchiらしいコストパフォーマンスに優れたジャケットです。
ちなみにTakeo Kikuchiは渋谷明治通りに本店を構えていますし、都内では各百貨店に展開しているので、良ければチェックしてみてください。
Banana Republic
Banana Republicはカジュアルブランド”GAP”のハイエンドライン。
カジュアルな製品が中心のGAPに対して、Banana Republicはビジネスコーデや、ドレッシーなコーデなコーデにも使えるきれい目なアイテムが揃っています。
元々はサファリルックのアイテムを扱っていましたが1983年にGAPの傘下になったことをきっかけに、徐々に現在のドレッシーな方向に転換していきました。
そして、こちらがBanana Republicのジャケット。
イタリアの紡績メーカー「マルゾット」のウールを使用した一着で、衿の裏側には型崩れを防ぐメルトン素材が使用されています。
また内ポケットはシャツへの引っ掛かりを防止するためにボタン付きフラップとなっており、細かい配慮が垣間見えるジャケットです。
尚、Banana Republicの実店舗は都内では三越、東武、小田急、高島屋といった百貨店をはじめ、全国各地のプレミアムアウトレットにも展開されています。
Scotch & Soda
“Scotch & Soda”は1980年代に誕生したオランダ・アムステルダム発のファッションブランド。
「お客様が気持ちよく着られる服を作ること」をモットーに、細部までこだわった上質な製品作りに取り組んでおり、日本でも20代から40代を中心に人気を得ています。
そしてこちらがScotch & Sodaのジャケット。
鮮やかなネイビーカラーが印象的な一着ですが、生地の原材料は55%コットン+45%リネンという配合率で、通気性がよく、耐久性も高いのでシーズンを選ばず使う事ができます。
外側と内側にそれぞれ二つのポケットがあり、シンプルながら大人っぽさを演出してくれる一着ではないでしょうか。
ちなみにScotch & Sodaのジャケットの金額設定は20000円から40000円ということで、コストパフォーマンスの高さも人気の理由と言われています。
Takeo Kikuchiと並んで、手を伸ばしやすいブランドとしてオススメです。
尚、Scotch & Sodaは原宿に直営店を構えており、デニムコレクションやシューズブランド「Superga」とのコラボスニーカーなども扱われているので、良ければチェックしてみてください。
Paul Smith
最後に紹介するのが、世界を代表する高級ブランドPaul Smith。
イギリスにて1970年に創業し、50年近い歴史を持つブランドですが、正統派ブリティッシュスタイルをベースにカラフルなストライプ柄を盛り込んだデザインなど、型に収まらないオリジナリティの高さが世界中で評判となっています。
そんなPaul Smithのジャケットがこちら。
希少価値の高いカシミヤを使用した、光沢と滑らかな風合いが堪能できる一着です。
コーデを選ばないシンプルなデザインですが、内地は色鮮やかなグリーンとなっており、まさにブランドのテーマである「Classic with a twist」(ひねりのあるクラシック)を体現しているジャケットではないでしょうか。
そしてもう一つ紹介したいのがこちら。
肩パッドや裏地を省いたアンコン仕立てによりソフトな着心地となっており、ボックス型のストレートなシルエットも特徴です。
ハウンドトゥース柄のウール素材により、こなれた感も出ていますし、大人のジャケパンスタイルにピッタリな一着。
尚、Paul Smithは六本木、代官山、渋谷、丸の内、二子玉川に路面店を構えている他、丸井、東武、パルコ、西武、伊勢丹、高島屋、小田急、といった百貨店にも展開しています。
シャツでコーデにアクセントを加える方法
ジャケットについてお話しましたが、続いて紹介したいのがジャケットの内側に着るシャツ。
シャツ以外にもTシャツなど、別のインナーを着ることもできますし、それぞれの良さがありますが、やはり大人っぽさで考えるとシャツを勧めたいところです。
ジャケットの袖から出るシャツの袖生地であったり、首回りの襟の形状であったり、胸元のVゾーンであったり、シャツを着ることによりコーデ全体の印象が上品になりますし、コーデ別にいくつかのシャツを用意しておいて損はないかと思います。
コーデに合わせたシャツを選ぼう
シャツを選ぶ上で知っておきたいのが、「ドレスシャツ」と「カジュアルシャツ」の違いです。
例えば、こちらがPaul Smith製のドレスシャツ。
ストライプパターンではありますが、あくまでもシンプルなデザインで、光沢感が特徴的ですね。
ポイントは着丈の長さで、ドレスシャツはタックインする前提で作られているため着丈が長くなっています。
後程カジュアルシャツも紹介するので、袖丈と着丈の位置を覚えておいてください。
そして、ドレスシャツは薄手なのもポイント。
これはシャツとジャケットの間にベストを着ることを想定しているためで、着膨れしないようデザインされているのです。
こちらも同じくPaul Smith製ですが、カジュアルシャツになります。
まずは着丈についてですが、先程のドレスシャツは袖丈よりも着丈が長かったのに対して、こちらは着丈が袖丈よりも短いですね。
こうすることによりタックアウトでも着ることができ、カジュアルな着こなしが可能となります。
またジャケットを羽織らずシャツをアウターとして着る場合もあるため、ドレスシャツに比べて厚手なのも違いの一つです。
他にも洗い加工により仕立てや、マルチカラーのボタンを使用している点などから、同じジャケットを羽織ってもカジュアルな印象になるでしょう。
ドレスシャツとカジュアルシャツにはこういった違いがあるので、オフィスコーデや、パーティでのドレッシーなコーデにはドレスシャツを、そして休日のカジュアルコーデにはカジュアルシャツを取り入れるのがオススメです。
ベストでVゾーンに立体感に見せる
ベストはドレスアップに有効なアイテム。
元々スーツはジャケット、ベスト、パンツの3ピースで仕立てられており、ジャケパンにもベストを取り入れれば、より上品な印象のコーデに仕上げることができます。
こちらはPaul Smithのハウンドトゥースベスト。
この様にシンプルで定番なデザインのベストを一着持っておけば、ちょっとドレスアップしたい時に役に立つはず。
また、こちらは軽い光沢感のあるチェック柄のベスト。
主張し過ぎないチェック柄が、シャツ、ベスト、ジャケットの立体感を引き立ててくれます。
また、押し花をコラージュした華やかな内地がPaul Smithらしいですね。
パンツの種類でコーデの雰囲気が変わる?
オススメのジャケットからシャツ、そしてベストを紹介してきましたが、次に紹介するのはパンツ。
コーデに合わせてドレスシャツかカジュアルシャツを選ぶように、パンツもコーデに合わせて選ぶのがオススメです。
種類別にご紹介するので、参考にして頂ければと思います。
大人の休日はデニジャケで
まずオススメなのがテーラードジャケットにデニムを合わせる、デニジャケスタイル。
カジュアルな部類に入るデニムですが、テーラードジャケットのフォーマルな雰囲気を程よくドレスダウンしてくれるので、大人っぽい休日のコーデにピッタリです。
そこでオススメなのがTakeo Kikuchiのデニム。
こちらのデニムはジャケットとのスタイリングを考え、裾に掛けてゆるやかに細くなるテーパード仕様となっています。
洗い加工された風合いも、大人のカジュアルスタイルにマッチするのではないでしょうか。
お値段も9000円と、物によっては大手のジーンズブランドよりも安いぐらい。
よければテーラードジャケットと合わせて取り入れてみてください。
スラックスやチノパンもオススメ
休日コーデ向けにデニムを紹介させて頂きましたが、スラックスやチノパンもまた違った味があります。
スラックスはどちらかとフォーマル、ドレッシーコーデ向けのパンツ。
チノパンはカジュアルコーデも、ドレッシーコーデにも両方対応できる万能なパンツです。
今まで紹介したブランドの多くはパンツも取り扱っているので、合わせて揃えることもオススメですが、こちらはファッションの本場、イタリア発祥のパンツ専業ブランド”Incotex”からのスラックス。
Incotexはイタリアンブランドですが、日本人向けのラインも用意されており、こちらがその「N35」。
履き心地の良さと、シルエットの美しさを両立できるテーパードシルエットですが、日本の体型にフィットしやすく太ももに余裕を持たせているのが特徴です。
また防シワ、防汚、撥水といった機能も備わっており、実用面も充実しているパンツとなっています。
そして同じくIncotexからのストレッチチノ。
こちらもN35がベースとなっていますが、ストレッチコットンが原材料となっており、伸縮性に優れているのが特徴です。
尚、Incotexをはじめとしたイタリアンブランドは新宿伊勢丹メンズ館や、阪急メンズ東京などでチェックすることができます。
レザーシューズでダンディーにキメよう
ジャケット、シャツ、パンツとお話してきましたが、最後にシューズについてお話します。
大人っぽいテーラードジャケットコーデにオススメなのは、ずばりレザーシューズ。
実はレザーシューズにもいくつか種類があるのですが、その中でもテーラードジャケットコーデにオススメなものを紹介します。
ローファーで渋くカジュアルに
レザーシューズにはいくかの種類があるのですが、テーラードジャケットコーデにオススメなのがローファー。
レザーシューズのフォーマル感と、ヒモの無いカジュアル感の程よいバランスが特徴ですが、レザーシューズの中ではカジュアルな部類と言われているので、堅すぎず休日のコーデにもオススメです。
そしてオススメのローファーがこちら。
これはG.H.BASSというアメリカ発のシューズブランドで、マイケル・ジャクソンも愛用したと言われている「ローガン」というモデルです。
G.H.BASSは世界で初めてローファーを作ったメーカーと言われており、1876年の創業以来、元祖ローファーメーカーとして人気を博しています。
G.H.BASSは甲革、インソール、アウトソールを一度に縫いつける「マッケイ製法」を採用しており、足の馴染みが良いと評判です。
ローファーは革の弾力で足にフィットさせるため、足に合う一足を見つけるのが難しい場合もあるようですが、G.H.BASSならばあなたの足にもピッタリとフィットするのではないでしょうか。
まとめ
今回は「テーラードジャケットコーデ」をテーマに
・ジャケットのチョイス
・インナーにオススメなシャツ
・ジャケパンにオススメなパンツ
・オススメのレザーシューズ
・インナーにオススメなシャツ
・ジャケパンにオススメなパンツ
・オススメのレザーシューズ
といった点をお話しました。
ジャケットについて以下の5ブランドを紹介しています。
・不要な装飾を省いたシンプルなデザインが特徴の「Calvin Klein」
・リーズナブル且つブリティッシュスタイルを軸にした日本ブランド「Takeo Kikuchi」
・ビジネスコーデやドレッシーなコーデにピッタリなアイテムが揃う、カジュアルブランド「GAP」のラグジュアリーラインである「Banana Republic」
・20代から40代をターゲットにしたフレッシュなデザインが特徴のオランダ発祥ブランド「Scotch & Soda」
・上品のテーラードテイストの中にも遊び心を忘れないブリティッシュブランド「Paul Smith」
・リーズナブル且つブリティッシュスタイルを軸にした日本ブランド「Takeo Kikuchi」
・ビジネスコーデやドレッシーなコーデにピッタリなアイテムが揃う、カジュアルブランド「GAP」のラグジュアリーラインである「Banana Republic」
・20代から40代をターゲットにしたフレッシュなデザインが特徴のオランダ発祥ブランド「Scotch & Soda」
・上品のテーラードテイストの中にも遊び心を忘れないブリティッシュブランド「Paul Smith」
またインナーについてはPaul Smith製のドレスシャツとカジュアルシャツを紹介しつつ、それぞれの種類の違いについて説明しました。
そしてパンツ選びでは
-デニム
・チノパン
・スラックス
・スラックス
を使ったジャケパンコーデについて触れています。
そして最後はオススメのレザーシューズとしてローファーを紹介したのですが、世界で初めてローファーを作ったと言われる元祖ローファーメーカー「G.H.Bass」を紹介しました。
以上となりますが、コーデにテーラードジャケットを取り入れることにより、普段のあなたに自信がついたり、周りからの印象が良くなったりしたら、とても嬉しく思います。