スーツをかっこよく着こなそうと思うと、スーツやシャツに合わせたネクタイを上手に買い揃えなくてはいけません。
でも、数ばっかり増えてしまって、上手に買うコツがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はオーダースーツ専門店の「ダンコレ」が、スーツがキマるネクタイの上手な買い方のコツについてご紹介していきます。
ネクタイ選びの基本ポイント
ネクタイ選び、難しいですよね。
デザインにこだわり過ぎると値段が高かったり。
値段を優先すると、締めてみてもイマイチで、使わないネクタイばっかり増えていったり。
そんなお悩みをお持ちのあなたに、上手なネクタイ選びのポイントをお話します。
(1)素材
デザインや値段、色や柄などからネクタイを選んでしまう人も多いですが、上手にネクタイ選びをするなら最初に選ぶポイントは「素材」です。
特に「どれにしようかな」と迷っているのなら、シルク素材のネクタイから見ていきましょう。
シルク素材のネクタイは、上品な光沢があり、生地も適度に柔らかいので美しいネクタイの結び目を作りやすいです。
確かに安価なポリエステルのネクタイは買いやすいですし、シルクよりも長持ちしますが、視線がいきやすいネクタイの結び目の美しさには勝てません。
キリッとした高級感でかっこよく締めたいなら、シルク素材を選びましょう。
(2)色
素材の次に、色を選びます。
色には、相手に与える印象があります。
赤系なら、情熱・積極性・リーダーシップ
オレンジ系なら、社交的、フレンドリー、アクティブ
イエロー系なら、ポジティブ、おもしろさ
青系なら、誠実、知的、涼しげ
ピンク系なら、優しさ
ブラウン系なら、努力家、堅実
あなたが演出したいシーンによって、色を選びましょう。
(3)柄
柄にも相手に与える印象があります。
無地のネクタイがあります。
いっけんすると簡単そうですが、無地は色のパワーが全開になりますので、合わせるのが難しいネクタイです。
ですから、次のような柄を選ぶ方が、上手にネクタイを使いこなすことができるでしょう。
●ストライプ
ストライプは、ビジネスシーンで使いやすい柄です。
テレビでも見かけることが多い柄です。
●ドット
上品な印象を与えます。
ドットを小さくするとビジネスシーンで使いやすくなります。
●チェック
親しみやすい柄です。
落ち着いた色との組み合わせで、どのようなビジネスシーンにもとけ込めます。
ネクタイの揃え方
ネクタイを揃えるときに、知っておいていただきたいことがあります。
(1)本数
ネクタイもスーツと同じで、毎日同じものを使うと生地に負担がかかり傷みも早くなります。
また、ネクタイはシーンによって使い分けたいアイテムですから、1週間の出勤日=ネクタイの本数では、少ないかなと思います。
というのも、午前中は社内での打ち合わせ、午後からお客様へ訪問という場合、1日の中で役割が変化していますのでシーンに合わせたネクタイに締め直しておきたいところです。
このようなことを考えるとネクタイの本数は「10本」持っておくのが理想です。
(2)ネクタイは保管が命
ネクタイを10本以上用意しておいても、使いたいときにサッと探して取り出せないと使えません。
ネクタイは必ず使いやすいように工夫して保管しておきましょう。
探せないと、同じネクタイばかり選んで使ってしまいます。
(3)買い揃える方法
高級なネクタイを選びたいときは、テーラーのノーブランドや、セレクトショップで選ぶのがおすすめです。
そこまで高級なものはいらないけれど、ポリエステルの安価なものではイヤという場合は、百貨店などで国内ブランドのネクタイを選ぶのが良いでしょう。
最後に、とにかく数がほしい。
それも安価なものがいいという方は、今は通販で手に入れることができます。
アマゾンや楽天などでもネクタイが売っていますので活用してみましょう。
まとめ
ネクタイの買い方にもコツがあります。
素材や色・柄、そしてシーン。
むやみに「安いから買おう」というのではなく、自分がどのようなシーンで使うのかを考えて選んでもらいたいと思います。