寒くなるとクローゼットから引っ張りだしてくるのがコート。
でも、ちょっと待ってください。
そのコート、今年の冬でもかっこいいですか?
コートなんて毎年たいして変わらないと思っておられる方もいらっしゃいますが、流行のスタイルや素材はバージョンアップされていることが多いもの。
気がつくと「世の中の流れから遅れていた」というようなことになりたくありませんよね?
そこで今回は、ビジネスシーンで働き盛りである40代のメンズコートを選ぶポイントについて紹介していきたいと思います。
1.真冬のおしゃれコートスタイルのポイント
40代というと、仕事もプライベートも忙しい時期ですね。
また新しい出会いも増えてくる年代ですから、いつでも油断なくおしゃれなスタイルをキープしておきたいものです。
特に冬のコートスタイルは、気を抜くと「みんな同じ」シルエットになりがちですし、
人によっては「くたびれたサラリーマン」になってしまっている人もいます。
冬のコート3パターン
まず、冬のコートを選ぶときに知っておいていただきたい3つのパターンがあります。
[1] 薄手のコートで秋、冬、春を楽しむ [2] 防寒性能に注目する [3] 長く着られるコートを選ぶそれぞれにメリットやデメリットがありますので、あなたが手に入れたいと考えているコートのパターンをまずは見つけてください。
薄手のコートでも冬を楽しむ
最近は電車やバス、得意先のオフィスなど比較的室温が高いところも増えてきています。
また、ユニクロのヒートテックをはじめとした保温性能の高い肌着も登場しています。
そのため、従来よりも薄手のコートで秋、冬、春を軽快に過ごすということもできます。
薄手のコートを使うと、秋や春の肌寒い季節に「オータムコート」や「スプリングコート」を改めて購入する必要がありません。
冬の寒い季節では、インナーに先ほどお話しましたような保温性能が高い肌着を選ぶことで乗り切ることもできるでしょう。
そしておしゃれ度をアップさせるために、あえて薄手のコートを選び、コートの下を重ね着して楽しむ方もいらっしゃいます。
都心部にお勤めの方なら、薄手のコートもおすすめですね。
防寒を考えるならロングコート
「寒いことは耐えられない」「インナーに保温性能の高いものを選んでも無理!」。
そんな方には、冬のファッションの主役とも言える「ロングコート」がおすすめです。
ロングコートは、見た目にも暖かそうですし、実際に着てみると足元まで風が当たりづらくなるので寒さを軽減することができます。
また、ロングコートの中でも薄手のものと、ウールやダウンが入ったかなり暖かいものもあります。
どちらを選ぶのかは、あなたの暖かさの基準や気候によって変わります。
ただしロングコートはどうしても「重くなりがち」なので、出来るだけ軽く感じられるものを選びましょう。
厚手で暖かくても重量が重いと、着ているだけで肩こりになってしまうこともあります。
また、冬は血行の巡りも良くないため、他の季節よりも余計に肩こりが起こりやすいこともあります。
長く着られるコートもある
春先でも、秋の始めでも、冬でも、長く着られるコートもあります。
こういった長く着られるコートは、コートの内側の部分が脱着できるようになっているため、
春や秋は内側を外して使えます。冬の寒い時期だけ内側を取り付けることで寒さを防ぐことができるので、
2~3年はおしゃれに着続けることもできるでしょう。
2.出来れば着回せるコートがほしい
コート選びで悩ましいのは、ビジネスシーンとカジュアルシーンで着回しが難しいことです。
そこでそれぞれのコートを見ていただくことで、着回しやすいスタイルを見つけてもらうことができるはずです。
ビジネスで考えた場合
ステンカラーコート
ビジネスシーンで外すことのないスタイルです。
冬になると多くのサラリーマンが着用していることからもわかります。
スタンドカラーコート
ステンカラーコートよりも、少し個性的なスタイルです。
多くのサラリーマンとは違ったおしゃれを楽しみたい方におすすめです。
トレンチコート
ビジネスシーンで昔から愛用されているスタイルです。
最近では若い女性もトレンチコートを選んでいる方もいらっしゃいます。
ただ、トレンチコートはサイズ感がフィットしていないと、ダブダブな雰囲気になることもあり、
ダブついたサイズ感だと「くたびれたサラリーマン」になってしまうことがあります。
トレンチコートを選ぶ場合は、サイズ感と常にシャキットした着こなしを意識しておきましょう。
チェスターコート
ステンカラーコートと同じくらい選ばれるコートです。
ネイビーのシンプルなものが一着あると、どんなスーツにも合わせやすいので便利です。
カジュアルで考えた場合
カジュアルで考えた場合のコートですが、以下のようになります。
[1] ステンカラーコート [2] スタンドカラーコート [3] チェスターコートカジュアルシーンでは、少しは軽快な雰囲気もほしいので、サッと軽く着こなせるコートがおすすめです。
カジュアルシーンで少しフォーマルな場所へ行くなら「スタンドカラーコート」などがおすすめです。
3.着丈で選ぶコートのポイント
コート選びで迷ったときは、着丈から選ぶようにしてみましょう。
それぞれのコートを試着してみて、ご自身のシルエットが最もスッキリと映るものを選びましょう。
ショート
腰のラインよりも少し下までの着丈です。
見た目にも重くなりすぎないので、冬でも活動的な雰囲気を楽しめます。
ミドル
膝と同じくらいの着丈です。意外にミドル丈は着こなしが難しいかもしれません。
身頃のラインと着丈によって、横に広がった印象になることもあるので、必ず試着してみることが大切です。
ロング
コートの定番スタイルです。ストンと落ちたラインになるので、シルエットも美しくなります。
冬の印象にも合わせやすいですね。
4.使い勝手で選ぶポイント
コートを選ぶとき、使い勝手で選ぶこともできます。
最高にほしいのはカシミア
かなり丁寧に扱う必要もありますが、着ている自分や所有している自分に自信がもてる素材がカシミアでしょう。暖かさや肌触りも最高ですし、なんといっても光沢が違います。
クローゼットに1着は持っていたい素材のコートですね。
雨の日や雪の日対応
雨の日や雪の日でも安心して着たいのなら、撥水素材を使ったコートを選びましょう。
化学繊維や最新技術を使った繊維によって、雨や雪を弾いてくれます。
雨や雪に濡れても、タオルでサッと拭けばOKというものもあります。
扱いやすい合成繊維
肌触りはウール素材ほど良くありませんが、毎日気軽に扱えるのが合成繊維のコートです。
少しくらい手荒に扱っても大丈夫ですし、耐久性もあるので簡単にほころびが出てくることもありません。
小さく畳んでもシワになりにくいものもありますので、移動が多い人におすすめです。
選びやすいウール混素材
コートの主流とも言えるのがウール混素材でしょう。多くのコートに採用されています。
強い撥水性能は期待できませんが、都心部で暮らしておられる方なら問題なく着こなしてもらうことができます。
5.まとめ
40代のメンズコートを選ぶとき、迷ってしまったなら着丈や素材から選べることを覚えておきましょう。
できれば、ご自身のスタイルが最も映える着丈で選んでもらえると、簡単におしゃれ度がアップします。