働き方が多様化しています。
これまでと同じようにオフィスへ通勤することもあれば、在宅ワークをすることもあります。
少し大きな会社へお勤めの方なら
「サテライトオフィス」を利用することも増えてきているはずですね。
こうした働き方の多様化によって変化を受けやすいのが「仕事着」です。
働き方が多様化しているのに、仕事で着る服というと「スーツ」だけって少し残念ですね。
会社のドレスコードもありますから、全ての方がスーツ以外も楽しめるとは言えませんが、
会社が許容してくれるのなら、少しカジュアルな着こなしを試してみて頂きたいのです。
今回は、働き方の多様化が進む前から、
ビジネスシーンで選びやすいジャケパンやビジカジをおすすめしているダンコレが、
気負わず着こなしやすい「テーラードジャケット」についてお話していきます。
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1.テーラードジャケットとスーツの違い
テーラードジャケットは男性ファッション誌でも特集記事として取り上げられるアイテムです。
でも、テーラードジャケットとスーツのジャケットの違いをあまりわかっていない方もいらっしゃるようです。
ここ、大事です。パッと見た分には同じように見えますが、
間違えてしまうとファッションに敏感な女性達から
「なに、あの人」という視線が集中してくるはずです。
テーラードジャケットとスーツの違い
テーラードジャケットとスーツのジャケットは、
パッと見た感じ同じです。それもそのはず、
どちらも元は同じジャケットなんです。
でも、昨今のファッションシーンでは次のように定義されています。
・テーラードジャケット → カジュアルシーンのジャケット
・スーツのジャケット → 商談など大事なシーンのジャケット
そのため、テーラードジャケットは、スーツのジャケットよりも若干、
生地がやわらかな雰囲気を持っていたり、色や柄もリラックスできる雰囲気をもっていたりすることが多いです。
また、シルエットもテーラードジャケットはシャープな印象のものが多く、
スーツのジャケットは信頼感を出しやすいカッチリとして
男性らしさをアピールするシルエットに仕立てられていることが多いです。
3つの違いを知っておくとすぐわかる!
[1] つや感
スーツのジャケットには艶感があります。
生地の織り方がなめらかな風合いなので、高級感も出やすくなっています。
対してテーラードジャケットはというと、艶はあまりありません。
そのためスーツのパンツと同色や色味が近くても合わせることができません。
[2] 肩パッド
ビジネスで着用するスーツジャケットには肩パッドが入っています。
ジャケットそのものが立体的な仕立てになっているため、
着るだけで男性らしさをアピールしやすくなっています。
テーラードジャケットはというと、肩パッドは入っていないのがほとんど。
スーツとは違うシルエットになります。
ダンコレが従来から力を入れているジャケパンスタイルは、
ビジネススーツよりの生地や仕立てでありながらも「アンコン仕立て」という、
パッドが入っていないジャケットをご提供しています。
いきなりテーラードジャケットはちょっと苦手という方には、
アンコン仕立てになっているジャケパンからスタートされてはいかがでしょうか?
[3] セットアップ
スーツは上下が揃っています。テーラードジャケットの場合は、
スーツのようにセットアップするのではなく、上下別々のアイテムを選ぶ必要があります。
間違えて選ぶと「なに?あの人」になる
他にも「着丈」の長さに違いがあります。スーツジャケットは若干長く、
お尻が少し隠れるようになっています。これは燕尾服からの影響があるのだと思います。
テーラードジャケットは着丈が若干短く、軽快な印象を与えるシルエットになっています。
艶感や肩パットの有無、セットアップなど、
いろいろと理由はありますがテーラードジャケットを着るときに
「なに?あの人」と思われてしまいやすいのが着丈なんですね。
2.テーラードジャケットの着こなしポイント
テーラードジャケットの着こなしにはポイントがあります。
テーラードジャケットの着こなし基本ポイント
[1] ボタンの留め方を間違えない
テーラードジャケットを着こなすなら、覚えておきたいのがボタンの留め方です。
ポイントは一番下のボタンは留めないことです。
ついつい最後まで留めてしまう方もいらっしゃるようですが、
軽快でかっこいいシルエットになりませんのでご注意ください。
[2] サイズ感
サイズ感が合っていないテーラードジャケットを着ると、
Vゾーンとインナーの間に隙間が出来てしまいます。
このちょっとした隙間があることで、
いくらがんばって着こなしても「だらしない」印象になってしまいます。
ただ、この隙間はシャツや着用方法でごまかすことは難しいものです。
だらしなく見せないためには、テーラードジャケットを購入するとき
「あなたの体に合ったサイズ」を選ぶことです。
そのためテーラードジャケットを購入するのが難しいなと感じられた場合は、
ダンコレのようにオーダージャケットを作れるショップを選んでください。
経験豊富なフィッターが採寸し、オーダーでジャケットを作りますので、
あなたの体にぴったりのアイテムが完成します。
[3] ポケットは使うな!
ジャケットにはポケットがありますが、飾りだと考えましょう。
ポケットに重みのある物を入れるとシワが寄りやすくなり、
これも「だらしなく」「野暮ったく」見える原因になります。
見せ方で選ぶ着こなし方法
[1] サイズ感
何度も申し上げますが、ジャケットが美しくかっこよく見えるためには、
あなたの身体にぴったりと合ったサイズ感のジャケットが必要です。
着丈が長めだったり、肩幅が広すぎたり、逆にピチピチになっていたりすると、
洋服に着せられている感が出てきます。
身体にフィットしたサイズを選ぶだけで、一瞬でおしゃれな男性に変身できるでしょう。
[2] 色
派手な色を選ぶ必要はありません。
・ブラック
・グレー
・ネイビー
着用しやすい色から選べば問題ありません。
インターネットで男性ファッションを検索すると、
奇抜な色のジャケットを着こなしている人を見かけますが、
彼らのように着こなすには経験が必要です。
最初から難しい色を選ぶよりも、コーデしやすい定番色から選びましょう。
[3] 狙うのは「きれいめ」
仕事でテーラードジャケットを着用する場合、「きれいめ」路線を狙うのがおすすめです。
ドレッシーになりすぎず、カジュアルにもなりすぎない丁度いいのが「きれいめ」です。
また、「きれいめ」は女性ウケも安定していて、ほとんどのシーンでプラスに働きます。
知っておきたい着こなし注意点
[1] 上下の色を変える
同じ色で合わせるとスーツになってしまいます。
色数は3色以内で上下は別の色にしましょう。
[2] 仮止め糸は注意!
ジャケットを購入したまま着用する人がいます。
このとき危険なのは「仮止め糸」がついたままのときです。
いくら「きれいめ」でまとめても、後ろから見たときに残念な印象になります。
テーラードジャケットは購入したら、すぐに仮止め糸を切っておきましょう。
[3] ジャケットは休ませよう
毎日同じジャケットを着回すと痛みが早くなります。
また、毎日同じジャケットを目にする人からすると、あまり良い印象にならないでしょう。
1日着用したら2日はお休み。
こういうローテーションを考えてください。
3.知っておくと安心!季節別コーデ
春のコーデ
春には淡い色のジャケットがおすすめです。
グレーやネイビーのジャケットを選ぶことで、春らしさが出てきます。
夏のコーデ
夏はホワイトパンツとのコンビネーションがおすすめです。
品の良いネイビージャケットとホワイトパンツなら、どんなシーンでも安心できます。
秋のコーデ
深みのあるグレーやネイビーのジャケットがおすすめです。
インナーにニットを合わせることで、秋らしさが出てきます。
冬のコーデ
明るめのグレーがおすすめです。
インナーにはニットを選ぶとスッキリとして「きれいめ」な印象になります。
パンツはネイビーなど濃い色を選ぶとバランスが良くなります。
4.まとめ
テーラードジャケットは、ポイントを知っておくと仕事でも着用できます。
また、季節に合わせたコーデをすることで、
スーツとのギャップも出ますので仕事でもファッションを楽しむことができるでしょう。
在宅ワークを経験されているのなら、テーラードジャケットで仕事をする良い機会になると思います。