経営者の方こそ、ファッションで印象をアップしてもらいたいと考えています。
しかし、まわりを見回してみると、
まだまだ経営者の方のファッションは輝いて見えないのが本音です。
そこで今回は、経営者の印象を変えるファッションについてお話していきます。
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1.経営者がファッションに配慮しないといけない理由
どうして経営者がファッションに気を配らなくてはいけないのでしょうか。
経営者たるもの、会社のことや仕事のことだけ考えていれば、
後は流行を気にせずに安全な色やスタイルのスーツを着ておけば
問題ないと思っている方もいらっしゃいます。
しかし、経営者のファッションには次からお話するような大切なポイントがありますので、
気配りによって未来の状態を左右することすらあるのです。
非言語コミュニケーションの重要性
人は言葉で交わすコミュニケーションだけで、
相手のことを認めたり尊敬したりするのではありません。
人は非言語でも常にコミュニケーションをしています。
その証拠に、あなたも一度も話したことも、
相手の話を聞いたこともないのに、
「何となく使えなさそう」とか「何となく悪意を感じる」とか
「何となくつき合うのはやめておこう」と、
距離をとってしまった人が過去にいると思います。
このような判断を、私たちは毎日行っています。
そして、このときの判断材料になっているのが、
言葉ではないコミュニケーション。
特にファッションによるコミュニケーションは、
人の価値観や好みを顕著に表しますので重要な要素になってきます。
印象アップ
人は出会って数秒で印象を決めてしまうという話があります。
そしてこの「数秒」を決める要素としてもっとも重要なのがファッション。
特に経営者なら、出会った相手からは特別な存在、
頼れる存在、成功している存在として認められる必要があります。
経営者が認められにくい存在になってしまうと、
次のような大切なことが成功しにくくなってしまうことでしょう。
・新しい取引先との交渉
・優秀な新入社員の獲得
・有能な第二新卒の獲得
・従業員との関係
そして、このようなことが成功できないと、
簡単に会社の業績にも影響を及ぼしてしまうことは明らかです。
経営者の印象をアップすることは、業績にも影響するのですから、
ファッションへの興味や気配りを忘れてはいけません。
信頼感
ファッションという言葉から「楽しみ」「娯楽」「遊び」
という印象をお持ちの経営者もいらっしゃることでしょう。
しかし、経営者にとってのファッションとはビジネススキルだと言えます。
「人は見た目が8割」という話もあるとおり、
ファッションを少し変えることで、まわりが受ける信頼感が大きく変化します。
例えば、経営者の方なら経験のある「人の前で話す」とき、
経営者らしさが伺えるファッションの人と、
従業員のように見えるファッションの人なら、
どちらの人の話へ真剣に耳を傾けるでしょうか。
話の内容は仮に同じであったとしても、
「どんな人が話すのか」によって、受け取る人への影響力は変わります。
そういう意味では、経営者のファッションとは「プレゼン」の一部だと言っても良いでしょう。
時間の節約
経営者は忙しいものです。
毎日、次々と予定が入ってきますし、人と会う時間も作らないといけません。
そんなとき、毎日「何を着ようか」と悩んでいては時間がもったいないですね。
また、時間がもったいないからと、いつも同じ服では先ほどお話しましたように、
まわりへの影響力を低下させることにもつながります。
しかし、自分に合った経営者らしいファッションを、
いつもクローゼットに準備しておければ、
迷うことなく印象をアップする服装を
短時間で支度して出掛けることができるでしょう。
経営者らしいファッションを準備することは、
取り返すことのできない大切な時間を節約することにもつながるのです。
2.経営者の基本ファッションはスーツスタイル。
では、経営者らしいファッションとは、どういったスタイルなのかを見ていきましょう。
基本を間違えない
世間ではクールビズやビジネスカジュアルが増えてきています。
また、そういった服装で仕事をしている人も増えてきています。
しかし、経営者のファッションに必要なのは、ラフなファッションではなく、
きちんとしたファッションである「スーツスタイル」が重要です。
スーツスタイルなら、どのような仕事の場面でも
「ちょっとマズいかな」ということがありません。
相手がビジネスカジュアルだったとしても、
あなたは常に格上の雰囲気をまとえることでしょう。
でも、ここで知っておいていただきたいことがあります。
それは、スーツスタイルだったら何でもOKなのかということ。
これは良くある間違いですが、
スーツをただ着用するだけではファッションとは言えません。
スーツスタイルをきちんとキメるのなら、
あなたの体にぴったり合ったサイズのものを身につけることが必要です。
肩幅や着丈、胸の厚みに合わせたスーツでないと、
ダラダラとして見えることもあります。
小さすぎると大変窮屈に見え、威厳がなくなります。
オーダースーツのメリット
このようにスーツスタイルには、あなたの体に合わせたサイズ感が大切ですから、
間違っても経営者の方は「既製服」を購入してはいけません。
既製服は「おおよそ」サイズが合っているだけで、
あなたの体にぴったりと合っているわけではないからです。
では、どのようにすれば最高の印象を与えられるスーツスタイルが手にはいるのかというと、
経営者こそ「オーダースーツ」を選んでいただきたい。
オーダースーツなら、あなたの体に合ったサイズになることは間違いありません。
また、あなたの印象がさらに高まる
・生地
・柄
・色
・光沢
・シルエット
を、自分用に選ぶことができるため、
誰から見られても自信に満ちあふれたスタイルが手に入ります。
3.経営者の休日スタイルにはジャケパンスタイル
つづいて気をつけておきたい経営者の休日スタイルについてです。
休日に外出されるとき、スーツを着ていては休日っぽくありません。
そこでおすすめなのが「ジャケパン」。
スーツのように、かっちりとした印象が強くないですが、
ダラダラとしたリラックス感もありません。
休日にちょうどよい「きれいめ」スタイルになりますので、
誰から見られていても安心できます。
崩しすぎない
ジャケパンスタイルを選ぶとき、気をつけたいのが「崩しすぎない」こと。
休日用だからと、派手な柄や色はさけておきましょう。
経営者らしい、威厳と風格を出せる、
濃いネイビーやグレーを基調としたコーデを選ばれると「きちんと感」が出やすくなります。
ジャケパンこそオーダー
ジャケパンスタイルは、既製服をコーデすることで完成します。
しかし、ジャケパンこそ私はオーダーしてもらいたいと思っています。
というのも、休日ファッションは気を抜くと「だらしなく」なりがちなんですね。
ジャケパンスタイルも同じように、ついついオーバーサイズを選んでしまったり、
ジャケットのシルエットがダブついてしまったりすることがあるんです。
でも、オーダーすることで、スーツと同じようにあなたの体に合わせて仕立てますので、
必ず映えるファッションがお手元へ届きます。
4.まとめ
経営者だからこそ、自分を最高の状態に見せられるファッションを手元に置いておきたいですね。
そのためには、スーツスタイルとジャケパンスタイルをオーダーしておくのがおすすめ。
いつでもクローゼットからサッと取り出して着るだけで、最高の自分を演出できるでしょう。