雨が続き、じめじめと肌にまとわりつく湿気に不快感を感じる季節になりました。
できることなら、少しでも快適に過ごしたいですよね。
そこで今回は、通気性に優れている背抜きジャケットをご紹介。
総裏と背抜き
アメリカやヨーロッパでは、ジャケットの裏すべてに裏地をつける「総裏」が主流です。
総裏は背抜きに比べてシルエットが崩れにくく、着やすく、脱ぎやすいというメリットがあります。
しかし、耐久性もよくシルエットも崩れにくい総裏が基本だからと言って梅雨から夏にかけて雨が多くじめじめする日本ではずっと総裏だと過ごしにくいのもの。
そこで、背中の裏地を抜いた「背抜き」と呼ばれるタイプがオススメ。
背抜きは通気性に優れているため、日本では6~8月にかけて背抜きのジャケットを着用するビジネスパーソンが多いです。
素材はサマーウールがベスト
梅雨特有のじめじめとした湿気に対抗するには、通気性と吸収性を兼ね揃えたサマーウールがベスト素材だと言えます。
また、1週間に4~5回着用したり、雨に濡れたりしてジャケットのシワが気になりだしたら、ポリエステルとウールの混紡素材のモノを使用するといいでしょう。
サマーウールに比べて吸湿性は落ちますが、しわになりにくいため汗が出始めたときにサッと脱げます。
他には、涼しい着心地を楽しめる麻素材もオススメ。
ただし、しわになりやすいというデメリットも。
それを補う為に、麻100%ではなくウールやポリエステルの混紡素材を選ぶことをオススメです。
背中をチェック
通気性もよく軽い着心地でじめじめとした梅雨や炎天下の蒸し暑い季節にもってこいの背抜きジャケットですが、裏地がないため見た目がペラペラになりがちです。
そこで、背抜きジャケットを選ぶ際はしっかりと仕立てられているかに注目。
試着したときは必ず背中を見て
「ジャケットが透けていないか」
「ペラペラの安っぽい印象を受けないか」
をしっかりとチェックしましょう。
もし安っぽい印象を受けたら、価格に妥協せず少し値段のはるものを選ぶのも有りです。
まとめ
今回は蒸し暑いじめじめとした季節を少しでも快適に過ごしていただくため、背抜きジャケットについてお話しました。
背抜きを選ぶときのポイントは素材です。
サマーウールがベストですが、ウールやポリエステルの混紡素材もgood。
また、試着して背中をチェックするのも忘れずに。