あなたは恐らくファッションに対して人並み以上に関心がおありのはずです。
今まで仕事一筋にやってきたとしても、デキる男の戦闘服であるスーツ・ジャケット選びには気をつけていたことでしょう。
ただ、ネクタイ選びに関してはどうでしたか?
意外にもスーツほど気にかけていなかったのではないでしょうか?
もしそうだとしたら、知っておいてほしいことがあります。
デキる男ほど細部にこだわるものです。
神は細部に宿る。
仕事ができる方なら、一度はこれを体感したことがあるでしょう。
これはファッションでも同じです。
つまり、ネクタイの柄選びに細心の注意を払う。
これがデキる男のマナーです。
ビジネスシーンにおいてはネクタイを使い分けてこそデキる男となり、部下からの信頼も厚くなることでしょう。
もちろん、女性からは他の男とは違うという眼差しを得られるものです。
今回はビジネスで失敗しない、TPOに合わせた柄選び8選をご紹介します。
ソリッド(無地)
どんなビジネスシーンでも間違いないネクタイの柄といえばソリッド(無地)です。
このネクタイは単色使いの無地というのが特徴で、ネクタイの基本中の基本です。
コーディネートを選ばないだけでなく、Vゾーンをスマートに見せる効果もあります。
つまり、ビジネスで失敗したくない、恥をかきたくない、でも何を選んだらいいのか分からないのなら無地を選ぶといいでしょう。
因みに、日本ではどちらかといえばストライプ好きが多いですが、海外では慶弔にかかわらずフォーマルと言えば無地です。
また海外の政治家で圧倒的に多く締めているのもこの無地です。
ですので、古典柄ではありますが大人のネクタイは無地をベースとしたほうが間違いありませんし、お洒落に見えます。
チェック
この柄の特徴は、千鳥格子やグレンチェック、アーガイルといった格子柄を指します。
表情のあるデザインで、主張のあるスタイルを構築しやすいです。
色使いや柄によっては、ビジネスに不向きな場合もあるので注意が必要です。
ストライプ
この柄の特徴は、縞柄の総称ですが、一般的には向かって左上から下にストライプを配したものを指します。
柄の間隔が狭いほうが堅実で真面目なイメージになり、幅が広いほどインパクトがあり派手な印象になります。
日本人の多くが好む柄でもあります。
実際スポーティなイメージがあるためか、爽やかさや誠実さ、強さをアピールしたい時など、重宝されています。
色のバリエーションも豊富ですから、コーディネートもしやすいです。
レジメンタル
英国軍の連隊旗の配色がその原色で、そこから生まれたストライプ柄です。
向かって右上から左下にストライプが配されています。
「ブリティッシュストライプ」とも言われています。
英国に限らずですが、出身大学や所属クラブを表すことも多く、ネクタイの柄でアイデンティティを示す習慣もあります。
ですから日本の政治家も、海外ではストライプのネクタイを身に付けることはあまりありません。
シャドーストライプ
糸の撚(よ)りの方向を変えることでストライプ柄に見える柄のことです。
一見すると普通の無地のようにも見えますが、ある角度で光が当たることで、ストライプ柄が浮き出てくるものです。
ライトな生地ではあまりにも目立たないため、ダーク系の生地の方が種類が多いです。
また光沢のあるものも多く、ドレッシーな印象です。
結婚式の二次会やパーティーなどの場面で向いています。
小紋
小花柄やグラフィック柄など、小さな紋様が規則的に並んだデザインです。
日本においては、着物の柄としても昔から使われていた柄となります。
オールオーバーの一種ですが、こちらは基本の柄がパターンをもって配置されているのが特徴です。
今やネクタイの定番柄のひとつで、落ち着いた印象を与えます。
また、海外の政治家は無地と同じくらい小紋も絞められていますし、これを基本とすることでお洒落にも見えます。
オールオーバー(総柄)
「全面を覆う」という意味で、総柄とも言います。
ネクタイ全体に同じ絵柄が繰り返し使われており、ペイズリーや幾何学柄などが代表的なパターンとされています。
柄によってはカジュアルな要素が強いものがあるので、TPOに合わせて使いこなしたいです。
ドット
最古のネクタイ柄とも言われている水玉模様。
小さいほどフォーマル度が高いとされています。
逆に大きいのはポップな印象で、ビジネスには相応しくないです。
直径1~2mmの小さな水玉は、ピンドットと呼ばれています。
まとめ
いかがでしたか?
今までなんとなく選んでいたネクタイの柄でもそれぞれ意味があり、メリットがあります。
もしあなたがこれまであまりネクタイについて気にかけなかったのなら、これからは意識してTPOに合わせながら失敗しないデキる男になってください。