「お気に入りのジャケットにシミができた…」
「通勤途中に泥が跳ねてジャケットが汚れた…」
「いつも利用しているクリーニング店がイマイチ…」。
あなたはそんな経験ありませんか?
どうせなら末永く愛用ジャケットとお付き合いしたいですよね。
そこで、今回はあなたの愛用ジャケットの寿命を延ばすために良質なクリーニング店を見極める2つのポイントをお伝えします。
プロに任せよう
ジャケットの生地素材はフランネル、カシミア、タッサー、スウェット…など40種類以上あります。
そして生地素材ごとに、使用する洗剤や洗いの種類は変わります。
そのため、あなたが普段から身に包んでいる愛用ジャケットの寿命を延ばしたいのならば、プロに任せるのがベストです。
ただし、クリーニング店によって適切な処理をしているところもあれば、そうでないところもあります。
また、クリーニング技術も差があります。
そこで、いいクリーニング店を見極めるコツをお伝えします。
良質なクリーニング店を見極める2つのポイント
もしあなたが初めて利用するクリーニング店の場合、そこが良いかどうか判断する為に、まずシャツを持っていきましょう。
その際は「ノリをかけずにハンガー掛け」でリクエストします。
そして戻ってきたら、真っ先に袖を確認しましょう。
見るべきポイントは2つです。
プリーツが揃っているかどうか
カフのロールに適度なボリュームがあるかどうか
です。この2点を見ることで、そのクリーニング店が袖をいかに丁寧に仕上げているかが分かります。
さらに技術までも見極めることができます。
また、少々時間がかかりますが、仕上がったシャツが3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と時間を重ねても白さが変わらなかったり、黄ばんでこないのなら、そのクリーニング店は洗いがしっかりしていると言えます。
この方法で、あなたのジャケットを安心して任せられるクリーニング店かどうかを見極めてください。
自分でできるクリーニング
通勤途中に雨が降りだして跳ねた泥がジャケットについた。
コレ気に入っているのに…シミにならないか心配…。
そんな時、自分でクリーニングする方法を知っていれば安心です。
そこで今から「シミ抜きのポイント」をご紹介します。
シミ抜きで最も重要なのは、汚れがついたら早急に対応することです。
基本的には、まずシミのついた箇所にタオルを置きます。
次に裏側から洗剤液を染込ませた布でたたきます。
最後に、霧吹きでシミのついた箇所に水を噴きかけて洗剤液の輪ジミをぼかしていきます。
また、シミの種類は大きく水溶性、油溶性、不溶性の3つに分けられます。
種類ごとの処理方法は以下の通りです。
水溶性
・汚れの種類
醤油、コーヒー、ジュース、ワイン、紅茶、果汁、インク、血液…
・処理方法
汚れた箇所に霧吹きで水を染込ませてたたき出します。
もしシミが落ちない場合は、漂白剤を使用します。
【シミ抜きドクターが解説】布についた水溶性の汚れは水で落ちるか??
出典 【シミ抜きドクターが解説】布についた水溶性の汚れは水で落ちるか??
*以下の参考動画は「前半:水溶性の染み抜き、後半:油溶性の染み抜き」となっています。
くらしの科学実験 ③シミ抜きのコツ
出典 くらしの科学実験 ③シミ抜きのコツ
油溶性
・汚れの種類
口紅、ファンデーション、チョコレート、ボールペン、油、カレー、ドレッシング、ミートソース…
・処理方法
洗濯用洗剤(または有機溶剤)を使用します。
それでも落ちない場合は、漂白剤を使用します。
不溶性
・汚れの種類
泥、土、鉄サビ、ガム、シャーペンの芯、えんぴつ…
・処理方法
汚れがついた箇所を擦らないようにしてたたき落とします。
ブラッシングも効果的です。
まとめ
いかがでしたか?
あなたのジャケットを安心して任せられるクリーニング店が見つかれば心強いですよね。
クリーニング店を見極めたい時は、シャツを持っていき「ノリをかけずにハンガー掛け」とリクエストしましょう。
シャツが戻ってきたら「プリーツが揃っているかどうか」「カフのロールに適度なボリュームがあるかどうか」に注目するのでしたね。
また、コーヒーがこぼれたときや女性にファンデーションをつけられたとき、通勤途中に泥がジャケットについたときは、早急に対応する方法もお伝えしました。
それでは、あなたが末永くお気に入りのジャケットを付き合えることを願っています。