SNSとスマートフォンの拡大によって「誰からも好かれたい」「誰にも嫌われたくない」という思いをもってしまう人が増えているように感じます。
いわゆる「承認欲求」の高まりと言える状態です。
承認欲求を高めることは自己肯定感を向上させるひとつの方法なので良いことではありますが、この欲求が高まりすぎてしまうと、何をしても周りの目や言葉や態度が気になってしまい自信をもって挑むことが難しくなります。
特に40代以降の男性にとっては、「若々しさ」で押し切ることもできない年齢になっていますので、よけいに過剰な自信の低下につながってしまっている。
そんな人もいらっしゃると思います。
今回は、こうした問題を少しでも軽くしていただきたいと思い、40代以降の男性に必須とも言える自信を取り戻すポイント「嫌われてもいいマインド」についてお話していきます。
1. 嫌われてもいいマインドのメリット 2. 嫌われることは「悪」ではありません 3. 嫌われてもいいマインドを強める方法 4. まとめ
1. 嫌われてもいいマインドのメリット
他人から嫌われることを過剰に避けたがる人がいらっしゃいます。
これは多くの日本人男性に多い心理状態だと思います。
というのも、古来日本人の習慣として「まわりとうまく付き合う」ことが善のようになっているから仕方ありません。
でも、今の時代にはそぐわないとも感じています。
だって、他人とのつながり方が昔とは違っていますから。
(1) 自分らしさ
嫌われてもいいマインドを持てると、まわりの意見や評価に影響を受けにくくなるので、どんな状況でも「自分らしさ」を損なうことが減っていきます。
・自分は本当は○○したい
・その方法では自分はやりたくない
単に反対意見だけを言いたい人は論外ですが、過剰にまわりに合わせて「はい、いいですね」という行動を止めることで、自分の制限を突破できます。
すると、抑え込んでいた自分の制限の先になる「自分らしさ」が出現してきます。
制限を突破した自分らしさを出せた自分を思い描いてみてください。
気分が良くないでしょうか?
最初の頃は怖いかもしれませんが、これまで抑え込んできた自分より気分が良いはずです。
(2) わかり合える人との出会い
嫌われてもいいマインドを持っていると、当然ですがあなたと話が合う人もいれば、絶対に合わない人も出てきます。
ここで大切なのは、話が合う人との出会いです。
わざわざ話が合わない人との出会いに着目する必要はありません。
なぜなら、今はまだ話が合わないのですから、無理にあなたが相手の話に合わせて付き合う必要がないからです。
というのも、話が合う人が出てきているのですから、そちらとの関係を優先して進める方が得策ですし、お互いのためにも良い関係が構築できます。
嫌われてもいいマインドを持って人と出会うと、あなたとわかり合える少数の選ばれた人と出会うことができるのです。
これって最高の出会いだと思いませんか?
(3) 気疲れしない
何と言っても、出会うべくして出会っていますから、気疲れすることが減ります。
ゼロになるとは言いません。
だって他人と一緒にいるのですから、気遣いを無くしてしまうのは失礼というものです。
でも、合わない人と無理に一緒にいるよりも、格段に気疲れしません。
人と会う度に気疲れする。SNSを見ているだけで気疲れする。
こうした人は、ぜひ「嫌われてもいいマインド」を身につけてほしいと思います。
2. 嫌われることは「悪」ではありません
日本人の多くは「他人から嫌われる=悪い人」というイメージがあります。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
例えば、「イエス・キリスト」「仏陀」のような賢者であっても「嫌い」という人はいます。
あなたが好きな芸能人を「嫌い」という人もいるでしょう。
あなたがフォローしているインスタグラマーを「好き」という人もいれば「嫌い」という人もいます。
このように考えると「嫌われる=悪い人」ではないことがわかります。
正しい解釈としては「嫌われる=その人には合わない」だけです。
著名な人でも、出会ったことすらない人から「嫌われる」のです。
私たちが誰かから嫌われたところで、大きな問題ではありませんし「悪人」になることもありません。
3. 嫌われてもいいマインドを強める方法
嫌われてもいいマインドを強める方法があります。
(1) 好かれることの範囲を知る
まず、あなたが好かれることには、「範囲」があることを知りましょう。
全ての人に「あの人が好き」を言われることは「絶対」にありません。
誰かは「嫌い」と言います。
嫌いと言ってくる人がいるのは当たり前です。
ですから、「好き」と言ってくれる人の範囲を知り、その範囲を大事にすることを考えましょう。
わざわざ「嫌い」という人に注目する必要はありません。
(2) 誰のために生きているのかを知る
誰のために生きているのかを知りましょう。
あなたと合わない人のために生きていることはないはずです。
それなら、合わない人に注目し、何とかして「好かれる」ようにする理由はありません。
(3) 比較することを減らす
他人と比較することをゼロにはできません。
でも、比較することを減らせると「嫌われてもいいか」と思えるようになります。
これは「他人の視線」を過剰に気にしなくなるからです。
(4) 自分を元気にする情報を手に入れる
嫌われてもいいという考えは、自己肯定感を高めることで強化できます。
そこでおすすめなのが、自己肯定感を高める「自己啓発本」を読んでいきましょう。
自己啓発本を嫌う人もいらっしゃいますが、この手の本は、自分の精神的なケアのために使うと効果が出てきます。
決して本に書いている通りのことを実践しましょう。
というのではありません。
「あっ、そういう考えもあるんだな」と気づけるサプリのような使い方で十分です。
(5) 服装を変えてみる
人は見た目で気持ちの持ち方が変わります。
そこで服装を変えてみましょう。
普段、あまりオシャレされない方なら、セミオーダーでジャケパンファッションを取り入れてみてください。
休日の普段着としてジャケパンを取り入れると、いつもとは違う場所へ出掛けたくなるはずです。
4. まとめ
40代以降の男性にとって「嫌われるのが怖い」という感情はマイナスにしかなりません。
これまで出会った人、これから出会う人の全てが「あなたが好きです」とはなりません。
絶対にと言えますが、「嫌い」という人が出てきます。
この事実を理解いただけると、無理に嫌われることをする必要は全くありませんが、無理に好かれるように行動することもなくなります。
いわゆる、大人の男性に必要な「余裕のある自然体」に近づけます。
ぜひ、春から「嫌われてもいい」マインドを強くし、大人の男性の魅力を出していきましょう。