40代になると、打ち合わせや会食など、自分の前に居る人のランクも変わってきますよね。
自社の上層部であったり、クライアントの役員であったり、業種によっては関連会社の社員のこともあるでしょう。
それぞれに相応しい印象がありますが、毎日スーツやジャケットを変えるわけにはいきませんよね?
でも本当は、同じスーツでも印象を簡単に変えてみたいですし、クライアントの前では好感度もアップしておきたい。
ミーティングに参加している関連会社の社員達にも、自分がリーダー的な存在であることをイメージさせておきたい。
というのが、本音ではないかと思います。
そこでビジネスパーソンが簡単に印象を変えられるテクニックをご紹介しましょう。
それは、至って簡単な方法です。
誰でも、簡単にできる方法です。
そう、それはあなたの印象を「メガネ」で変えることです。
コンタクトの人も、普段メガネを掛けている人も、視力が良い人も、誰でもメガネを掛けると、簡単に雰囲気が変えられます。
では、どんなメガネが、どんな印象に変えられるのかを紹介していきたいと思います。
メガネで戦略を考える理由
いつも会っている人のメガネは、あまり気にならないですよね。
それほどメガネは、その人の顔に溶け込んでしまうアイテムだと言えるでしょう。
しかし、これが初対面の人となると話は別。
顔の印象を作り出すアイテムに変わりますから、どうしても顔全体というよりは、メガネに視線が行きやすくなります。
これは初対面の人のことを、もっとよく知りたいからかもしれません。
不思議なことですが、メガネは人の視力を補助する器具でありながら、ファッションを越えて、その人を表現するツールになっているのです。
おそらくメガネほど、簡単に人を表現できるツールはないと思います。
洋服やバッグ、シューズよりも、簡単に表現できてしまう。
そして、誰の目にも一番に届くのがメガネというアイテムでしょう。
これほどまでにメガネは人の印象に影響を与えるのなら、もっとメガネを戦略的に活用することが必要だと思いませんか?
いつもと同じメガネで安心しているよりも、戦略的に自分をもっと的確に表現できるアイテムとして使いたいと思いませんか?
世の中で注目を集めるビジネスパーソンやノーベル賞を取る教授。
TEDで最高のプレゼンをする講演者。
おおよそ人前で注目を集め、その成果を認められる人は、より自分の印象を確固としたものにするため、メガネにも気を配っていることがわかります。
わかりやすい例を出しますと、2016年のノーベル賞で生理学・医学賞を受賞した東京工業大学の大隅教授。
記者会見で大隅教授がかけていたメガネは、まさに知性的な印象を与える「ラインアート・シャルマン」のメガネ。
これは偶然なのか必然なのかわかりませんが、知的な装いが求められる受賞の席に相応しいのは、知的なメガネであることは間違いありません。
どうですか。
これは戦略的にメガネを活用されている良い例ではないでしょうか。
この例からもわかるようにメガネを戦略的に活用できれば、あなたはもっと自分を的確に表現できるということです。
さらに、自分を的確に表現できれば、あなたはどのような場所にいっても、一目置かれる存在になることが増えることでしょう。
その理由は、あなたの顔の中心にあるメガネから、多くの人は視線を外すことができないからです。
それでは、あなたを的確に表現できる「セルフブランディング・ツール」とも言えるメガネについてお話していきます。
親しみやすさを演出
今、社内外で求められているビジネスパーソン像というと
・柔和
・温厚
・頼もしさ
・柔軟
・温厚
・頼もしさ
・柔軟
親しみやすさと同時に、どんなときにもブレがない。
そんな存在感も必要とされています。
このような印象を手に入れるなら、黒の太セルメガネがおすすめです。
偉大な建築家である「ル・コルビュジエ」を彷彿させる太セルメガネなら、個性的な存在感を表現することが簡単です。
また、フレームが丸型なので、温厚で親しみやすさも同時に獲得できます。
インパクトが強すぎると思われるかもしれませんが、相手の記憶に残ることは、できるビジネスパーソンにとっては必須。
ビジネスシーンで、自分のキャラをもう少し濃くしたい。
唯一無二の存在になりたい。
部下から親しみをもたれたい。
そんな悩みも解決できるのが「太セル」メガネです。
ぜひ、試してみてください。
エグゼクティブな印象
海外の取引先との仕事が多い。
多様な文化の間を行き来して、ビジネスを展開することが多い。
そのようなビジネスパーソンにおすすめなのが、異素材を組み合わせたメガネでしょう。
特にドイツのブランドである「ヒューゴ・ボス」が発売するメガネには、3種類の素材が組み合わされています。
フレームにはチタン。
テンプルにはウッド。
テンプルの内側からモダンにかけてはラバー。
上品でありながら、意志の強さも表現するには、異素材メガネがうってつけです。
また、異素材を使ったメガネを選ぶことで、柔軟なイメージにも繋がりますから、多様な文化をまたにかけて活躍するビジネスパーソンは選んでおきたいアイテムでしょう。
基本の型は「ウエリントン」がおすすめですが、ここ一番の存在感を主張したいときには「スクエア」がおすすめです。
次のステージを狙うなら
昇進で地位が上がったなら、身につけるものも変えていかないといけません。
上質で品よく、突然のスピーチでも自信をもって挑めるもの。
こんなアイテムを身につけておきたいものですよね。
特にあなたの顔を表すメガネは、鏡に映った自分を見たときの自信にもつながります。
自信は内面からが大切ですが、見た目のインパクトも大切です。
いつでも、どこで見られても自信がみなぎっているように見えることは、昇進してこれから次のステージに向かうあなたにとって、大変重要なことだとおわかりでしょう。
人は立場に相応しい上質なものを身につける必要があります。
そして、あなたの立場を簡単に表現してくれるのが「ゴールド&ウッド」のメガネ。
上質な天然素材を使ったウッドと、高級なゴールドを組み合わせて作られたメガネなら、ひとクラス上のこだわりも周囲に伝わることでしょう。
オン・オフスマート
オンでもオフでもスマートな印象を演出したい。
知的でありながら、柔らかな印象も忘れたくない。
そんなあなたには、古典的なブロウタイプのメガネはいかがでしょうか。
ブロウタイプはもともとから落ち着いた印象、誠実な印象を得られやすいタイプのメガネ。
ただし、落ち着きすぎる雰囲気になると、老けて見えることがあるのが難点。
しかし、ニューヨーク発のアイウェアブランドである「ロバート・マーク」のブロウモデルなら、金属のブロウにプラスチックを独自の手法ではめ合わせることに成功。
これによってブロウは細身の仕上がりとなり、都会的ですっきりとした印象に変身しました。
オンに合わせれば、目元の優しい上司。
オフに合わせれば、引き締め効果が期待できるので、くだけすぎない程良い知的な雰囲気に。
さりげなく洒落た雰囲気を添えて、普段とは違った自分に変身できるのは、ブロウモデルの特徴ですね。
若々しさをキープしたい
いくつになっても、若々しさはキープしたいもの。
新しいことにも挑戦し続けたいですし、センスやアイデアも自信を持って提案していきたい。
そのためには、柔軟な考え方を失わないようにすることが大切です。
そう、若々しさをいつまでもキープすることが必要でしょう。
そんな思いのあなたにとって、細身のメガネはうってつけではないでしょうか。
大人に必要な節度ある個性。
近づいてはじめて気づく個性。
忘れられない個性。
すべてにおいて、ビジネスパーソンに必要な課題をクリアしていると言えませんか?
細身のメガネを選ぶポイントは、遠目には控えであること。
でも、近づくと個性が見えるメガネであること。
そして、大人が選ぶメガネに必要なことは、ビジネスの場で自然に馴染むことでしょう。
この3つをクリアした細身のメガネを選ぶと、さりげなく若々しいあなたの主張することができるでしょう。
エレガントをまとう
会社を代表するような立場になると、パーティーや講演でも人から見られることが多くなります。
あなたの好き嫌いとは関係なく、人はあなたに「威厳」「品格」を求めてきます。
そんなとき、求められているように「威厳」「品格」をアピールするのが吉。
そこで簡単に「威厳」「品格」をアピールできるのが、ホワイトゴールドのメガネです。
ホワイトゴールドという色そのものが、品格漂うカラーですし、質感も力強い印象なので同時に威厳も周囲に伝えることができます。
あなたが自ら口に出して語らなくても、ホワイトゴールドのメガネがあなたの立場を代弁してくれます。
リーダーとしての信頼感
リーダーに必要なのは、部下を引っ張り、部下から信頼を得、行動力を発揮し、優しさで部下を守る。
そのためには、まだまだ守りに入るには早すぎますよね。
だからリーダーのあなたに必要なのは「攻め」の姿勢。
社内での発言力も増してくることでしょう。
幹部候補に選ばれることもあると思います。
社の新しいプロジェクトの期待に応えることもあるでしょう。
部下を持ち現場をまとめるとは言え、まだまだマネージャーのように控えめに落ち着くには少し早すぎる時期です。
こんな時期におすすめするのが、少し攻めの姿勢を表した、造形美あふれるメタルメガネはいかがでしょうか。
メタルならではの軽さ。
芸術的なデザインで勢いもアップ。
シャープな印象で誠実さや頼もしい雰囲気も漂う。
凛々しいなかにも、勢いある情熱を表現する。
これが、リーダーには必要でしょう。
リーダーは、もっともメガネでも楽しめるポジションです。
守りに入らず、攻めのメガネで、あなたの印象を演出してください。
サングラスでも戦略可能
ビジネスシーンで活躍させることは難しいですが、オフシーンなら活用度が広いメガネの代表が「サングラス」です。
近年では実用性よりも、男の小物という位置づけで定着している印象があります。
サングラスはご存じのように、レンズに色が入っているので、普通のメガネ以上の戦略に使えます。
シャープでモダンな印象にも。
クラシカルで華やかな印象にも。
丸フレームで柔和な印象にも簡単に変身できちゃいます。
旅行や出張にもっていくだけで、現地ではいつもの自分と違った雰囲気をで、おもいきり楽しむこともできるでしょう。
誠実さをアピールするなら細身のフレームでコンサバ仕様に。
男らしさをアピールするなら、大きめレンズに細身フレーム。
高級感のある優しい大人の男を演出するなら、ウエリントンタイプに厚い素材で。
女性はメイクで変身しますが、大人の男はメガネがメイク代わり。
あなたが望むシーンにぴったりと合うメガネをかけて、いつもの自分とは違い、理想の自分に変身して楽しめるのもメガネのパワーです。
戦略できるメガネを紹介
(1)戦略:エレガント
FISH&CHIPSのクラシックな雰囲気がある、細身メガネがおすすめです。
日本人に自然と馴染むつくりなので、構えた感じもありませんからメガネ初心者でも安心です。
(2)戦略:親しみやすさ
OLIVER GOLDSMITHの高級感溢れるメガネがおすすめです。
ディテールにこだわった作り、重厚な素材は存在感も圧倒的。
太めのフレームが親しみやすさを醸し出します。
(3)戦略:清潔感
GLASS FACTORYの爽やかなブルー素材のメガネはいかがでしょうか。
お洒落かつ清潔感が高いデザインは、夏の暑い季節でも活躍することでしょう。
(4)戦略:品格
PONMEGANEのアイウェアは、宝飾品のような感覚で装いたいアイテムです。
プラチナ素材のパーツは職人が手彫りするワンオフデザイン。
量産品とは違った、深く美しい彫りがあなたに品格をもたらしてくれることでしょう。
(5)戦略:引き締め
AKITTOのウエリントンメガネなら、程良く顔を引き締めてくれます。
特に青系のフレームを選ぶことで、新鮮な雰囲気にもなりますから、より引き締め効果が高くなります。
(6)戦略:精悍
STARCK EYESの横長細身のフレームなら、ビジネスシーンで一目おかれる精悍さを印象づけることができるでしょう。
テンプルのべっ甲柄がシャープさだけではなくて、温かさを表現していますから、大人のシャープさを演出できます。
(7)戦略:都会的
JACQUES MARIE MAGEのクラシカルなデザインのメガネがおすすめです。
太めのフレームに濃いネイビーカラーが相まって、都会的で知的な印象に出来上がっています。
ブラックフレームとは違い、目元を明るく見せてくれるので、見た目の印象が柔らかくなります。
(8)戦略:聡明
LUNORのディテールにこだわったメガネはいかがでしょうか。
ドイツを代表するメガネブランドだけあって、素材や作りへのこだわりが普通ではありません。
メガネ職人の腕前が見て取れるディテール。
メガネそのものに知性へのパワーが秘められていますから、掛けただけで聡明な印象に変身できます。
(9)戦略:若々しさ
TAKANORI YUGEのコレクションには、上品な中に若々しく、親しみやすい程良いボリュームが特徴のフレームをもったメガネがあります。
ボリュームがあるとはいえ、決して重く感じさせるデザインではありませんから、おしゃれなイメージはもったまま、程良くカジュアルで親しみやすい印象を演出できることでしょう。
まとめ
もし、今まであなたがメガネを「好き嫌い」だけで選んでこられてきたのなら、今までもったいないことをしていたかもしれません。
メガネひとつで、知的な印象にも、信頼感をアップさせる印象にも、親しみやすい印象にも、簡単に変身できたのですから。
でも、今回、最後までお読みいただいたことで、あなたはもう損しなくていいようになりました。
明日からは、なりたい自分に、簡単に変身することができます。
今日はミーティングだから知的な感じで。
明日はランチミーティングだから親しみやすく。
出勤する前に選んだメガネを掛けて鏡で見る。
写った自分をみて、あなたの気分にも変化が起こり、気分にあったスイッチがオンされることでしょう。
おそらく背筋の伸び方や歩き方も変化しているのではありませんか?
鞄を持つ仕草や、駅の改札を抜けるときの歩幅も変化しているかもしれません。
あなたが想うイメージを、簡単に実現できるのがメガネというアイテムの
パワー。
TPOと求められていることに合わせて、あなたの魅力をどんどん振りまくために、あなたが欲しいイメージのメガネを増やしていってください。