ビジネスシーンでは、第一印象が非常に重要です。
これから付き合う相手として、誠実そうか?
約束をきちんと守りそうか?
など、表情や話し方・礼儀作法とともに、身だしなみや服装などから、相手はあなたを判断します。
なかでも服装や靴、身につけている腕時計、鞄などが相手に与える印象は、決してあなどることはできなく、見ている人はしっかり見ているものです。
携帯電話やスマートフォンが当たり前の昨今、腕時計をしない人も増えているようですが、ビジネスシーンにおいて、時間を確認する時に、ポケットや鞄から携帯やスマートフォンを取り出して確認している姿は、あまり好ましいものではないと、あなたも思われるのではないでしょうか?
そんなビジネスシーンでの腕時計選びの5つのポイントをご紹介いたします。
サイズ
サイズとは、オーソドックスなラウンドタイプ(円形)の腕時計でいうと、ケースの直径(ケース径)または文字盤の直径(文字盤径)のことになります。
自分に最適なサイズを考える時、手首の太さとのバランスをとることが重要です。
手首の太さの平均が17cm程度と、比較的手首が細い一般的な日本人の場合、ケース径が40 mmを超える大型の腕時計をしていると、ついつい腕時計に目がいってしまい、大きさばかりが目につきます。
スーツに合わせるには特に注意が必要で、手首の太さが20cm程度はないと、大型サイズの腕時計は似合わないでしょう。
人によりですが、スーツに合う腕時計のサイズは、ケース径35mm~37mm程度です。
手首が細い人の場合は、ケース径32mm~33mm程度がバランスよく見えます。
基本的に、自分の体型に合った大きさなのか?ということに注意していれば大丈夫です。
ケースの色
ケースの色で一般的なものとして、シルバー、ゴールド、ブラックなどがありますが、まずは基本のシルバーがよいでしょう。
ゴールドかシルバー、どちらが似合うかはその人の肌の色などにもよりますが、ゴールドを選んだ場合、相手によってはあまり良い印象を与えないことも考えられます。
まずはシルバーにし、2本目としてゴールドを選ぶのがオススメです。
また、時計のケースの色に、ベルトのバックルの色などを合わせると、統一感が出て、コーディネートとしてさらに良くなります。
フェイスの色
フェイスの色はホワイトとブラックが一般的です。
自分をどんな風に魅せたいかによって決めるのがよいでしょう。
ホワイトは柔らかい印象、清潔感、まじめ、などといったイメージになります。
ブラックは引き締まった印象、冷静な感じ、成熟した感じ、などといったイメージになります。
また、使用する時間帯で考えると、白は昼、黒は夜のイメージになります。
デザイン
デザインは、3針タイプやストップウォッチ機能つきのクロノグラフタイプなどがありますが、クロノグラフタイプはスポーティーなイメージが強くなりますので、ビジネスシーンにおいては、オーソドックスな3針タイプがよいでしょう。
また、デジタルタイプの腕時計はカジュアル感が強いので、基本的に避けたほうが無難です。
ベルト
ベルトは、主に金属製と革製があります。
スーツスタイルにおいては、基本的に身につけるアイテムを天然素材で統一するのが好ましいので、革のベルトを選ぶのがよいです。
夏の汗のかきやすい時期などに蒸れが気になる、革のベルトが苦手、と言った場合はシルバーの金属製ベルトを選ぶのがよいでしょう。
革ベルトの色はブラックやブラウンが主流ですが、ケースの色同様に、ベルトや靴などの色と合わせると統一感が出て、コーディネートとして良くなります。
まとめ
腕時計選びでは、まず大きさが重要です。
大きくて厚い豪華な高級ブランド腕時計は、腕時計そのものだけを見ると素晴らしく見栄えが良いものですが、肝心なのは自分の腕に着けた時に、体型や腕の太さ、服装などとバランスが取れているかということです。
また、ケースやフェイスの色、革ベルトの色なども、服や靴、鞄などと合わせたコーディネートを心がけることが違いを生み出します。
ビジネスシーンでは常に相手だけではなく、周りの人にもさりげなく見られていたりします。
あなたもご自分にあったコーディネートで、「デキる男」を演出してみてはいかがでしょうか?