その高い生産技術と高品質なメガネが、世界的にも評価されている日本のメガネブランドですが、今では様々なブランドから数多くの魅力的なメガネが発売されています。
この記事では、老舗中の老舗から最近のブランドまで3つのブランドを選んでみました。
日本製ならではの、日本人にジャストフィットする、あなたに最適な一本がきっと見つかるでしょう!
MASUNAGA 光輝
1905年(明治38年)増永眼鏡創始者である増永五左衛門氏が、福井県に地場産業を築くという志を掲げ、東京や大阪から職人を招いたのがブランドの始まりでした。
その後、福井県鯖江市は日本のメガネフレーム生産の約90%以上を占める最大のメガネ産地となりました。
増永眼鏡は、日本のメガネ作りの歴史に多大な貢献をしてきたと言えるでしょう。
現在では、200以上あるメガネの生産工程の分業化が進んでいると言われていますが、増永眼鏡は創業以来続けてきた、素材開発から最終仕上げまでの一貫生産を維持し続けています。
また、2013年には、フランス最大のメガネ展示会である「シルモ展」でグランプリに輝くなど、海外で多くのデザイン賞を受賞していることからもわかるように、高品質や掛け心地の良さだけではなく、デザイン面も評価されています。
光輝は、増永眼鏡の6つのブランドのうちの一つで、「貫かれた精神と技を身近に」というコンセプトを掲げています。
なかでも、アセテート素材のフレームは、100年以上の歴史がある増永眼鏡だからこそできる職人技の集大成とも言えるもので、手作業で作られたメガネの一本一本は普遍的な仕上がりとなっています。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中で、アーノルド・シュワルツェネッガー、ヒラリー・クリントン、ペ・ヨンジュンなどの著名人に愛用されています。
MUGE(ムゲ)
MUGE(ムゲ)は、1966年に創業された福井県のメガネメーカー「福井めがね工業」のオリジナルブランドです。
MUGE(無碍)とは、何ものにもとらわれない、という意味で、「日本美と西洋美」、「レトロとモダン」、「アナログとハイテク」といった正反対のコンセプトを、独自のバランス感覚で融合させたデザインを展開しています。
2011年12月には、メガネフレーム素材としては珍しく、飛行機の翼や F1マシンで使われている高級素材「ドライカーボン」のフレーム「Muge by DRY CARBON」を発売するなど、技術力の高さが評価されています。
「ドライカーボン」は、普通の金属と比べ、重さは約四分の一、強度は約十倍と言われている素材です。
カーボン製フレームといえば、一般的にモダンなデザインが中心ですが、飽きのこない、ウェリントンやボストンなどのクラシカルなデザインを採用しています。
また、クラシカルなデザインを損なわないように、カーボン柄が目立たないように「マットクリアコート」が施されています。
テンプルの先端部に樹脂パーツを使用して、耳の形にあわせて調整できるようにするなど、掛け心地に対する配慮もしっかりされています。
TVR(ティー・ブイ・アール)
2013年にアメリカとアジアでスタートした「トゥルー・ヴィンテージ・リバイバル」をコンセプトとしたブランドで、「歴史的な名作といわれるメガネの本当の意味での復活」がTVRのアイデンティティとなっています。
1950年代は、アメリカ、ヨーロッパ、日本で、現代のメガネデザインの基本となる名作が次々と生み出されました。
TVRは「その当時のメガネのこだわりを、世界一と言われる日本の技術で現代に甦らせたい」という思いを掲げています。
TVRのメガネは、福井県鯖江市で、素材の選択から生産工程まで、それぞれの分野の職人達の手により、とことんこだわって製造されています。
また、細かなmm単位の調整を、リムの厚みやテンプルの角度に施すことで、全体のバランスやかけ心地を最適なものに仕上げています。
TVRはヴィンテージのもつ雰囲気の再現と、現代の最新技術による品質を、高いレベルで実現させたメガネを生み出しています。
まとめ
以上、日本のメガネ作りの中心都市「福井県鯖江市」で、世界に誇れるメガネを作り続けているブランドをご紹介しました。
あなたもこれらのブランドのメガネを手にし、「Made in Japan」の素晴らしさを再確認してみてはいかがでしょうか?