あなたはメガネを買う時、どの程度レンズのことを気にしていますか?
ひょっとして、ほとんど気にすることなく、フレームとレンズがセットになっている、安価なものを選んではいないでしょうか?
メガネにとってレンズは、フレームとともに重要な要素で、質の悪いレンズは、目の健康を害するリスクがあるとともに、普段の生活において、車の運転などの安全面にも影響します。
ここでは、レンズの選び方について、知っておきたいことをまとめてみました。
あなたの目の健康と安全のためにも、ぜひご覧ください!
まずは視力検査から
視力検査は眼科とメガネ店でできます。
しかし、検査を受けるところの設備と、検査をしてくれる人の技量や経験によって大きく差が出ます。
それはメガネをかけた時の快適度合いにそのまま影響します。
視力検査の結果に基づく度数の決定が的確でないと、せっかくメガネをかけているのに見づらい、目が疲れるなど、メガネが合っていないということになってしまいます。
やはり事前にインターネットなどで、どういった設備があり、どういった人がどのような検査をしているか、実際に検査を受けた人の口コミなどの情報を集めたうえで、どこで視力検査を受けるか判断するといいでしょう。
また、眼科では「視能訓練士」、メガネ店では「認定眼鏡士」という資格があるので、資格を持ったスタッフがいるかどうかも一つの判断基準になります。
レンズ選びのチェックポイント
安いレンズ:フレームとレンズがセットになっているなどの安価なレンズは、海外で大量生産されている品質の低いものもあるので、注意が必要です。
メガネ店:安い商品を主力としているメガネ店は、単価が安いメガネを一日当たりに大量にさばかなければならず、それだけ一人一人の接客に時間をかける余裕がない場合もあります。
その時間内に納得のいくメガネに出会えないといったこともありえます。
店員さん:上記の視力検査もそうですが、フィッティングの技術やレンズの知識など、やはり店員さんの技量や経験が、見やすさ、掛け心地などに違いをもたらします。
レンズの種類:主な素材にガラスとプラスチックがあります。
ガラスはプラスチックより薄くできる、傷つきにくいなどの利点があり、プラスチックはガラスより軽い、割れにくいなどの利点があります。
例えば、スポーツをする人などは、割れにくいプラスチックレンズ、度数が高めだけど薄いレンズにしたいといった人はガラスレンズ、というように、用途や要望に合わせて選びます。
レンズのコーティング:不必要な反射を軽減し、クリアな視界を実現する「反射防止コート」、有害な紫外線を防ぐ「UVカット」、汚れや傷を防ぐコーティングなど、様々なコーティングがあります。
用途に合わせて必要な機能のコーティングを選びます。
レンズブランド
ホヤ(HOYA)
1967年に日本で初めて、境目のない遠近両用メガネレンズを発売して以来、数々の優れたレンズを発表してきた、日本を代表する世界的なレンズメーカーです。
左右の目の度数差を補正して視界をクリアにする「両眼バランス設計」、顔幅、左右の眼の高さ、耳の高さ、鼻の高さとサイズといった掛ける人の顔の特徴と、メガネフレームに合わせてフレーム前傾角、フレーム頂点間距離、フレームそり角の三要素を調整する「パーソナルフィット設計」など、「見やすさ」を追求したレンズを生み出しています。
東海光学(TOKAI)
1939年創業の老舗メガネレンズメーカーで、眼鏡レンズ専門メーカーとして高い技術と実績を誇り、世界50カ国で販売実績があります。
「人は眼でなく脳でモノを見る」という脳科学を取り入れ、脳が「見え心地・使い心地が良い」と反応するようなレンズを開発しています。
使うシーンに合わせて選べる豊富なラインナップを取り揃えています。
まとめ
メガネのレンズはフレームと同様に、快適性や実用性を左右する大事な要素です。
どういった用途や場面でメガネをかけるのかなどの情報を、メガネ店のスタッフにしっかり伝えて、違和感なく快適な視界が実現するまで妥協しないことも、レンズ選びで失敗しないために必要でしょう。
最適な選択をするために、あなたも視力検査を受けるところから見直してみてはいかがでしょうか?