ジャケットとパンツを自由に組み合わせることができるジャケパン。
大人っぽさをだしつつスーツのような堅苦しさが無く、品格のある大人メンズの装いとしてお勧めですが、あなたはジャケパンにどんなバッグを合わせていますか?
近場に出かける場合は手ぶらでも良いかもしれませんが、仕事の場合はノートパソコンや資料などを持ち運ぶ必要があるでしょうし、プライベートの場合も何かと荷物は持ち運ぶもの。
スーツに合わせるようなレザーのブリーフケースはちょっと堅いし、リュックだとカジュアル過ぎてチグハグするし・・・。
ということで今回はジャケパンに合うバッグを紹介すべく、7つのブランドをピックアップしました。
服に気を遣うのはもちろんですが、是非バッグもお気に入りのものを見つけてあなたのジャケパンコーデに更に磨きをかけてみてください!
ジャケパンにはどんなバッグを選ぶべき?
レディースよりかは種類が少ないものの、メンズ用のバッグはかなりの種類があります。
例えば、クラッチバッグ、ドラムバッグ、メッセンジャーバッグ、スリーウェイバッグ、ショルダーバッグ、ボストンバッグ、トートバッグ、ブリーフケースなどなど。
お勧めはブリーフケース、ボストンバッグ、トートバッグあたりで容量が多く、大人っぽい雰囲気なのでジャケパンにピッタリです。
ブリーフケース(ビジネスバッグ)
ブリーフケースは「ビジネスバッグ」とも呼ばれますが、薄い形状が特徴のバッグ。
ビジネスユーズを意識してA4サイズ、A5サイズ、A3サイズといった資料のサイズに合わせたバッグが展開されていることもあり、他の種類のバッグに比べると幅が狭めなのが特徴です。
中には幅が薄いものでもファスナーを広げることにより幅を買える事ができるモデルや、移動床にバッグを置く事を想定しそこ綿に金具やゴム素材の底鋲が付いているもの、あるいはショルダーバッグとしてもリュックとしても使用できるモデルもあります。
ただ、スーツコーデに合わせやすいモデルが多く、物によってはジャケパンには地味過ぎるかもしれないので、黒一辺倒のものよりも、ブラウン等の他の色が使われているデザインを選ぶとよいでしょう。
トートバッグ
ブリーフケースよりもカジュアルなバッグを探している人にお勧めなのがトートバッグ。
トートバッグの発祥は氷を運搬するための袋とのことで、幅が広いため収容量が多いのが特徴です。
素材についてはキャンバス地やナイロン地のものはよりカジュアル感が出ますし、革を使用したものはよりビジネス感が出るでしょう。
一方でデザインについては縦長で大きめのトートバッグはカジュアルテイスト寄りと言われ、縦に短いトートバッグは大人っぽさが出てジャケパンにお勧めです。
尚、最近では「バッグインバッグ」と呼ばれ、トートバッグの中に更に別々に収容できる個別のバッグが入ったモデルも人気が出てきており、細かい持ち物が多い人には嬉しい機能ではないでしょうか。
ボストンバッグ
トートバッグよりも多めの荷物を運びたい人にはボストンバッグがお勧め。
日本には1920年代から販売されるようになり、人気のタイプのバッグの一つです。
人によっては旅行用のバッグとしても使うぐらいですから、モデルによってはかなりの収容量になります。
しかし、大きいサイズのモデルで革製になると重量が重くなるので、選ぶ際はサイズと重量をよくチェックすると良いでしょう。
オススメブランド7選
ブリーフケース(ビジネスバッグ)、トートバッグ、ボストンバッグとご紹介してきましたが、次はオススメのブランドを7つ紹介しようと思います。
日本、イギリス、イタリアの3か国からピックアップしたブランドですが、コストパフォーマンスの高いお手頃な物から、高級ブランドまで揃っているので、自分に合うブランドが見つかれば幸いです。
Wonder Baggage
まず紹介したいのが日本発祥のブランド「Wonder Baggage」。
古き良きデザインと、使い勝手の良い現代的な機能面を融合させるのがブランドのテーマで、お勧めなのがWonder Baggageのスタンダードラインである「グッドマン」と呼ばれるシリーズです。
特徴は通常のナイロンの5倍の耐久性を持つと言われる「バリスティクナイロン」を使用している点。
防弾チョッキにも使用される素材なのですが、魅力は強度面だけでミリタリー風なその外観が都会的なバッグのデザインにマッチすると評判なのです。
こちらがグッドマンシリーズのビジネスバッグ。
一般的なビジネス向けのブリーフケースよりも一回り大きいサイズ感で、ファスナー部は緩いカーブを描いるため、ファスナーをスムーズに開ける事ができるのが特徴。
またスマートフォン、手帳、タブレットといったアイテムの収納にぴったりなポケットが3つあり、使い勝手が良いのもポイントですね。
底部とハンドルに使用されているオイルドレザーは、伸縮性が無く型崩れしにくく、使い込んでいくほど馴染んでいくので経年変化が楽しめます。
そしてメイン素材にはグッドマンシリーズご用達のバリスティクナイロンが使用されており、オイルドレザーと相まって長年使っていくことができるバッグになっています。
また昔ながらのブリーフケース型ながらも、ネイビーのボディとブラウンのハンドルが程よくカジュアル感を出してくれるので、ジャケパンにとてもお勧めのバッグです。
Samantha Kingz
「Samantha Kingz」は女性向けの小物、ジュエリー、ゴルフウェア、バッグで知られる「Samantha Thavasa」のメンズライン。
「Samantha Kingz」も日本発のブランドですが、社長自らがプロモーションモデルへの起用としてヒルトン姉妹やヴィクトリア・ベッカムをはじめとした海外のセレブリティに掛け合い、2006年にはニューヨークのマディソンアベニューに路面店を出展するなど、国内に留まらず海外進出も積極的に行っています。
そしてこちらがSamantha Kingzのトートバッグ。
ポケットの配置が工夫されたバッグで、小物用のポケット以外にも新聞や雑誌等をサッと取り出すことができる、「かぶせポケット」が特徴。
また電話時や、メモを取る際などにバッグを置きやすいように底にビスが打ち込んであります。
トートバッグの中でもスッキリとしたフォルムなので、スマートな雰囲気を演出できますし、編み目状のボディもアクセントになり、白や黒を基調としたモードなコーデのジャケパンにお勧めのバッグです。
Porter
日本国内のブランドをもう一つ紹介。
日本を代表するカバンメーカーである「吉田鞄製作所」が1962年に立ち上げたブランドが「Porter」です。
「吉田鞄製作所」は「一針入魂」をコンセプトに、日本国内生産で品質の高い鞄が人気を呼んでいます。
その中でも「Porter」は年齢、性別、職業を問わずに使用できるベーシックでシンプルなデザインが特徴で、当たり外れのない定番のブランドと言えるかもしれません。
例えばこちらのトートバッグ。
ボディ部はエンボス加工が施された牛ステアが、間口にはスムース革が使用されており、異なる質感と色が程よいカジュアル感を上品に醸し出しています。
2種類の素材を使用していますが両方ともレザーなので統一感がありますし、ビジネスにも使える落ち着いた雰囲気が特徴です。
また内装はパソコンやタブレットを収納できるポケットや小物を収納できるポケットがそれぞれ設けられています。
また、レザーシリーズも充実しているPorter。
「大人のカジュアル」というジャケパンにぴったりなテーマを掲げているシリーズですが、シュリンク加工されたしなやかなバッファローが使用されています。
尚、内装はマスタードイエローになっており、カジュアルさが演出されているのと同時に視認性に優れた仕様のレザーバッグです。
Ettinger
国内ブランドを紹介してきましたが、ここでロンドンの「Ettinger」を紹介します。
Ettingerはチャールズ皇太子も愛用している、英国王室御用達ブランドです。
1934年にロンドンにて創立したのですが、財布、名刺入れ、バッグといったレザーアイテムが評判を呼び、ハロッズ、フォートナム&メイソン、バーニーズ・ニューヨーク、バーグドーフ・グッドマンと言った高級ショップからの引き合いが多いことが有名。
そして創業から60年以上経った1996年には、英国王室御用達(ロイヤルワレント)の称号が授与されました。
200年代に入ると日本にも上陸し、銀座に路面店、また全国各地の百貨店、専門店、セレクトショップにも販路を広げています。
そんなEttingerの特徴は高級な革素材を活かしたシンプルなデザイン。
高級ブランドでありながら主張が控えめなので、コーデにも合わせやすいアイテムが多いと言われています。
こちらはEttingerのトートバッグですが、落ち着いた色合いが特徴。
内部は2室に分かれており、その中間には書類等が入れられるポケットが装備されています。
そしてこちらはブリーフケースタイプのもの。
先ほどのトートバッグと同じく、ブラウンのレザー箇所とカーキ色のキャンバス地が印象的なデザイン。
中身はこちらも2室に分かれつつ、中間に書類用のポケットがあります。
尚、バッグの外側にはマグネット式のサイドポケットも装備。
英国王室御用達の上品な雰囲気ながら、実用面でも便利なEttingerのバッグです。
Orobianco
次に紹介したいのがイタリアンブランドの”Orobianco”。
Orobiancoはミラノ郊外にて創設されたバッグブランドで、高級生地メーカーのリモンタ社の高級ナイロンを扱っていたり、熟練職人の存在があったりと、”Made In Italy”にこだわった製品作りが特徴です。
現在ではイタリア国内に留まらず世界20か国以上に販路を広げ、腕時計等のアクセサリー、ジャケットやボトムスといったアパレルなど、バッグ以外の製品にも展開しています。
ちなみに”Orobianco”とはイタリア語で「白金」あるいは「貴重なるもの」という意味とのこと。
創業者のジャコモ氏がチベットを旅していた時、現地の人々がカシミヤを「ホワイトゴールド」と呼んでいたことにちなんでおり、Orobiancoのロゴはカシミヤヤギがモチーフになっています。
そしてこちらがOrobiancoのトートバッグ。
高さが31cm, 幅が38cm, マチが16cmというサイジングで、日常的に使えるコンパクトさながら、1泊分にも対応できるちょうどいいサイズです。
ハンドルの長さを調節できたり、ショルダーバッグが付属してきたり、また折りたたみ傘などを収納できるポケットが両サイドに装備されているのと、小物ポケットも本体前後に1つずつ装備されており、非常に使い勝手の良いバッグとなっています。
尚、イタリアンブランドながら金額は4万円前後なので、海外ブランドとしては手を伸ばし安い価格帯ではないでしょうか。
Felisi
“Felisi”もイタリアンブランドのバッグブランド。
イタリアの中でも伝統工芸が盛んなフェラーラにて1973年に創業し、地元独自の感性を取り入れたデザインのレザーアクセサリーが評判を呼び、趣味としてスタートしたものが徐々に広まっていきました。
今でも生産はブランドの発祥地であるフェラーラの自社工房にて行われており、ファスナー等の金具は外注しているものの、それ以外は全てこの工房内で生産されているとのこと。
レザー製品を展開してきたFelisiでしたが、1992年にナイロンバッグを発表し、得意としてきたレザーと組み合わせたデザインが話題を呼びました。
ナイロン地とレザーの組み合わせということでOrobiancoともよく比較されるようですが、Orobiancoよりも価格設定が高く、ハイブランドとして認知されています。
そしてこちらがFelisiのトートバッグ。
米空軍でヘルメットを持ち運ぶ際に使用されていたヘルメットバッグのデザインがモチーフとなっているバッグでして、ゴールドのスナップボタンが印象的です。
間口はファスナー式の開閉となっており、底部のスナップを外すとマチを広げることも可能。
ビジネスでも使用できそうな落ち着いたデザインなので、プライベートとビジネスで兼用できるトートバッグではないでしょうか。
もうひとつ、こちらはFelisiのナイロン地のビジネスバッグ。
ビジネスバッグとしては長めのハンドルが特徴で、長さが約18cmあるので肩に掛けることも可能です。
正面にはレザーフリップが付いたファスナーポケットがあり、実用的でもありデザインのアクセントにもなっています。
ビジネスバッグながらカジュアルなテイストも含まれているので、ジャケパンコーデにもピッタリのはず。
Daniel & Bob
イタリアンブランドをもう一つ紹介させてください。
「Daniel & Bob」は1976年にベルト作りからはじまったブランドで、現在ではバッグを中心に財布、ポーチ、レザーアクセサリーといった他の革製品も取り扱っているイタリアのレザーブランドです。
2003年の日本上陸を機に、携帯電話会社のKDDIとコラボレーションするなど日本での活動も盛んになっています。
そしてこちらが「Daniel & Bob」のトートバッグ。
レザー特有のくたっとした素材感が特徴で、コーデに取り入れればジャケパンの上品さを引き立ててくれます。
また前面の大きなポケットや、手持ちとして肩掛けとしても使用できるハンドルなど、機能性も兼ね備えた仕様です。
ちなみにハンドル部はDaniel & Bobのクラフトマンシップを象徴するものでして、通常であれば使用されるはずの芯地が一切使用されていません。
その代わりに三層のレザーを手縫いしており、手で握った際にじっくりとなじむのが特徴となっています。
こちらも人気のモデルの「Culodoro」
職人の手作業によってシワ加工された「Rodi」と呼ばれる素材が使われており、ヴィンテージ感のような風合いが特徴です。
またサイドスナップを着脱することによりバッグの大きさを変えることも可能で、ちょっとした外出で荷物が少ない時も、泊りがけの用事の時も使えるレザートートバッグです。
まとめ
「ジャケパンに合うバッグ」をテーマにお話してきました。
ジャケパンにはスーツに合わせるようなバッグでは堅苦しいですし、リュックサックのようなバッグではカジュアル過ぎて大人っぽさが足りなく、選ぶのが難しい側面もあります。
そこでまず紹介したのが
-ブリーフケース(ビジネスバッグ)
-トートバッグ
-ボストンバッグ
-トートバッグ
-ボストンバッグ
という3つ種類。
ブリーフケースの場合はブラックのレザーバッグだとスーツコーデになりがちなので、ナイロンを使用していたり、複数の色が織り交ざっていたりするカジュアル感のある物がジャケパンにはお勧めです。
トートバッグは角張ったブリーフケースと違いフォルム面でもカジュアル感がありますし、日常的な用途から一泊程度の宿泊にも対応できる容量なのがメリット。
またボストンバッグはトートバッグよりもまとまった荷物を運ぶ必要がある際にお勧めの大容量のバッグです。
そしてバッグの種類に加えて7つのブランドも本記事では紹介しています。
まずは以下3つの国内ブランド
-Wonder Baggage
-Samantha Kingz
-Porter
-Samantha Kingz
-Porter
Wonder Baggageは通常のナイロンの5倍の強度を持つと言われる「バリスティックナイロン」を使用しており、この素材は強度だけなく外観面についても特徴の光沢感が人気を呼んでいます。
Samantha Kingzは女性向けのバッグブランドとして知られる「Samantha Thavasa」のメンズラインで、編み目柄のデザインなど華やかなデザインと、複数のポケットが設けられた充実の機能が特徴です。
そしてPorterは「吉田鞄製作所」のブランドで、人を選ばずに使えるシンプルでベーシックなデザインが特徴。
紹介したトートバッグとビジネスバッグは両方とも大人っぽさが重視されたジャケパンにぴったりなモデルです。
海外ブランドも以下の4つを紹介しました。
-Ettinger
-Orobianco
-Felisi
-Daniel & Bob
-Orobianco
-Felisi
-Daniel & Bob
Ettingerは王室からの認定を受けているイギリス王室御用達のブランドで、高級ブランドながらもシンプルなデザインが特徴です。
Orobiancoはイタリア発祥で、ナイロン地のバッグが人気のトータルブランド。
FelisiはMade In Italyにこだわり、ナイロン地とレザーを組み合わせたトートバッグが人気です。
Daniel & Bobは創業時からレザーを使用した製品作りに定評があるブランドで、高級革を使用したレザーバッグを紹介しました。
以上、「ジャケパンに合うバッグ」をテーマにお勧めのバッグの種類と、国内外のバッグブランドを紹介しましたが、ジャケパンのアイテムに加えて、是非バッグもお気に入りの物を見つけて頂ければと思います。