いつも顔を合わすあの人にも、たまにしか会わないあの人にも。
普段からの感謝の気持ちを形に表すために渡す手みやげ。
でも、いざ手みやげを渡そうと思い立っても、たくさん種類がありすぎて何を持って行けば良いのか迷ってしまう…、ということはありませんか?
手みやげといえば、お菓子が思い浮かびますが、普段から甘いモノを食べ慣れていない男性がならなおのこと。
せっかく手みやげを渡すなら、ガッカリされるより、やっぱり喜ばれたいですしね。
手みやげひとつにもその人となりが出て、うっかりしたモノを渡してしまうと、相手からの株を逆に下げてしまうということも…。
たとえば、ビジネスシーンにおいて不評なのが、
・切り分ける必要がある
・冷凍・冷蔵保存が必要
・先方の近所で買ったことがすぐに分かる
・商品券
・高額すぎるモノ
・冷凍・冷蔵保存が必要
・先方の近所で買ったことがすぐに分かる
・商品券
・高額すぎるモノ
といった手みやげ。
ビジネスとは突き詰めて考えれば、目の前の相手をいかに喜ばせることが出来るか。
「たかが手みやげ」と思われるかもしれませんが、手みやげを選ぶはその人のビジネス力を推し量るバロメーターともなるのです。
送った相手に喜ばれ、あなたの訪問を心待ちにされるような定番の中にもセンスが光るそんな手みやげをシュチュエーション別に6つご紹介いたします。
取引先での株を上げる定番の中にもセンスが光るコチラの手みやげ
手みやげを用意するシュチュエーションとして、ビジネスマンにとっては、取引先への会社用というのが一番多いパターンになるでしょう。
手みやげは相手に極力わずらわしい思いをさせないよう、いつまでも形に残らない、いわゆる「消えモノ」とよばれるお菓子などの食べ物が基本になります。
ただ、取引先の会社に手みやげとして食べ物を持っていく際、注意したいのは、そこが相手の『職場』であるということ。
なので、切り分ける必要があって手を汚してしまうモノや、火を加える必要があるなど食べるのに一手間必要な手みやげを避けるのが無難ですね
包丁やヤカンがどこの職場にもあるとは限りませんし、そういった手みやげだと相手の仕事の手を止めてしまうことになるからです。
また、取引先の担当者が男性だと、その男性が喜びそうなモノを選んでしまいがちですが、ちょっと待ってください。
あなたが持って行ったその手みやげ、いったい誰が食べるのでしょうか?
おそらく、その担当者が一人で食べてしまうというよりは、取引先のスタッフ全員で分けられて食べられると予想できませんか。
そうなると、その社内にいるスタッフを見て、そのスタッフが喜んでくれそうな手みやげを選ぶ必要がありますよね。
女性が多いのか?男性が多いのか?
若い人が多いのか?年配の方が多いのか?
これによって、選ぶ手みやげは変わってきます。
ただ、女性スタッフが一人もいないような会社を除いて、手みやげを持って行くなら、女性が喜びそうな手みやげがおすすめ。
というのも、手みやげを渡した相手が「コレみんなで食べなさい」と男性スタッフより女性スタッフに手渡している様子を想像することは難しくないでしょう。
男性が多い職場で女性の人数が少ない会社ほど、手みやげは女性に渡る可能性が高く、女性スタッフ一人しかいないような取引先だと、その女性スタッフが独り占めしている可能性だってあります。
なので、男性が喜びそうなモノではなく、女性が喜びそうなモノを選ぶのが手みやげ選びのポイントといえるでしょう。
そんな取引先への手みやげで使える定番アイテムがコチラ。
老舗の洋かんが一口サイズに、とらやの小形羊かん
とらやの歴史=和菓子の歴史とも言われる老舗中の老舗であるとらや。
そのとらやの中でも、小豆の甘味とねっとりとした食感が特徴である羊かんは定番手みやげとしておすすめです。
「羊かんなんて、切り分ける必要があるのでは?」と思われるかもしれません。
しれませんが、おすすめするのはとらやの羊かんの中でも、切り分ける必要がない『小形羊かん』という商品。
コチラの小形洋かんはすでに一人分に小分けにされ、開ければすぐに食べることが可能です。
また、この小形羊かんは、8種類の味の中から自由に組み合わせを選ぶことが出来るので、味比べする楽しみも味わってもらうことができます。
また、「謝罪の手みやげはとらやの羊かん」ともいわれるくらい重要なシーンの手みやげとしても、とらやの羊かんならハズすことはありません。
はじめましての挨拶から万が一の謝罪まで。
幅広いシーンで使うことができ、羊かんなら若いかたから年配のかたといったいろいろな年代がいる会社でもカバーできるでしょう。
さらには、洋かんなので、常温で1年間日持ちがするというところも手みやげとしては、文句がつけようのないところ。
また、全国主要都市にあるデパートやインターネットでも、取り寄せて購入できるのも、ポイントが高いですね。
味はもちろん、入っている缶も喜ばれる資生堂パーラーの花椿ビスケット
女性が多い職場に手土産を持っていくなら、資生堂パーラーの『花椿ビスケット』はいかがでしょうか?
1902年創業の資生堂パーラーが、昭和初期から発売している花椿ビスケットは素朴で飽きのこない伝統的な味。
「親子3代で愛されるお菓子」として売れ続けているのも、納得です。
バターが効いていて、甘さが控えめなところも女性が喜びそうなポイント。
素朴な味なので、男女問わず、幅広い年代からウケることは間違いないでしょう。
また、ビスケットの表面に描かれた花椿の模様はレトロながらも新しさを感じさせ、女性からのポイントが高いところです。
さらに、資生堂パーラーの花椿ビスケットのスゴイところはその中身だけではありません。
ビスケットの美味しさもさることながら、花椿ビスケットが愛され続ける秘訣は、ビスケットが入っているその缶のデザイン。
思わず女性が「カワイイ」と声を上げてしまうデザインは、中の同様、資生堂のシンボルである花椿が描かれ、食べ終わった後も、職場の小物入れとして活躍することは間違いないでしょう。
定番だけではなく、期間限定で色や形が違ったデザインの缶が発表されていて、一部では、コレクションをして揃える人もいるほど。
コチラの花椿ビスケットも、全国の主要デパートで購入することができ、オンラインショップで取り寄せすることも可能になっています。
地方の女性が多い会社に手みやげを持って行くなら、花椿ビスケットの一択ではないでしょうか。
パーティーで気分も男も上げる手みやげ
クリスマスや誕生日、ハロウィンに忘年会や新年会など、誰かの家に集まって、開くホームパーティーから、花見やBBQといったパーティーに取引先や上司から招かれることも少なくないでしょう。
こういったプライベートの場で一気に関係性が縮まったということも珍しくないので、パーティーに呼ばれたら手ぶらではなく何か気の利いた手みやげを準備したいですね。
こうした大人数が集まるようなパーティーで持って行く手みやげとして気をつけたいのが、まず、参加者全員が食べられる物ということ。
あなたがよく知っているような親しい仲間だけで集まるなら事前に参加メンバーの好みが分かりますが、そうでない場合、ホストにどんな人が来るのかを聞いておくのが良いでしょう。
また、パーティーの食事は不足しないよう多めに用意されることが多いもの。
なので、パーティーの場では、あなたが持って行った手みやげすべてその場で食べきられるとは限りません。
そんな時、あとになっても食べられるような保存が効く手みやげであれば、ホストにきっと喜ばれることでしょう。
子どもから大人まで安心して飲めるPeople’s Fruits のナチュラルアンフィルダージュース
パーティーへの手土産の定番といえば、ワインやシャンパンといったアルコールになるでしょうが、参加者全員がお酒を飲めるとも限りません。
車で来ている人もいれば、妊娠中でアルコールを受け付けられない人や子供だって参加しているかもしれませんしね。
また、アルコールは手みやげとして誰もが思い浮かべやすいので、手みやげはアルコールばかり集まってしまった…、ということも起こりがち。
そこでおすすめしたいのが、アルコールが飲めない方でも楽しめるジュース。
中でも、People’s Fruitsの『ナチュラルアンフィルダージュース』がパーティーへの手みやげとしておすすめです。
「100%ジュース」と表示されているフルーツジュースでも変色を防ぐためにビタミンCやレモンが加えられたり、底に濁りや澱が溜まらないようにろ過されていたりと完全にフルーツだけを使った100%ではありません。
ですが、People’s Fruitsのナチュラルアンフィルダージュースは完全な100%ジュース。
一切、添加物などの手を加えず生のフルーツを絞ったままをビン詰めしています。
なので、まるでフルーツをそのまま飲むかのようなみずみずしさがあり、子どもから大人まで、安心して口にすることができるジュースになっているのです。
アルコールが飲めない人は、パーティーの最中、グラスが水などで透明になりがち。
ナチュラルアンフィルダージュースには、リンゴ、ぶどう、ラ・フランスといった3種類の味があるのですが、ぶどうなら、まるでグラスに赤ワインが入っているかのよう。
これならアルコールが飲めない人もアルコール気分で、乾杯を楽しめる。
そんなパーティーにはもってこいのおすすめジュースです。
お酒好きな男性も満足、一番館のポームダムール
パーティーの場で欠かせないものといえば、食後のスイーツ。
ただし、パーティーの料理でお腹がいっぱいになった状態で、それほど量を食べることはできませんし、お酒が入っているので甘いだけのスイーツではすぐ飽きてしまう…。
そんなパーティーでおすすめしたい手みやげスイーツが、フランス語で愛のリンゴを意味する『ポームダムール』。
ポームダムールは新鮮なリンゴを長時間、蜜で煮詰めたあと、ほろ苦いビターチョコでコーティングした大人のためのチョコレートです。
甘すぎないので、お酒との相性もバッチリですし、甘いモノが苦手な男性でも、一度口にすると、ついつい手が伸びてしまうような逸品。
ひとつひとつキャンディーのように個別包装されているので、手を汚すことなく食べることができますし、余っても参加者同士で分けて持ち帰ることもできるので、パーティーの手みやげとしては、申し分ありません。
紅茶やコーヒーとの相性もバツグンなので、アルコールが入らないようなパーティーでもウケルこと間違いナシ。
やめられない、止まらない美味しさなので、できるだけ数は多めに持って行くことをおすすめします。
友人や恩師など大切なあの人への手みやげとして
恩師の家を訪ねたり、大切な友人宅へ訪問したりする時、気の利いた手みやげのひとつでも持っていきたいもの。
このような間柄だとある程度、相手の好みも分かっているので、好みのモノを渡すのが一番喜ばれることでしょう。
ただし、ここでも、出来ることなら日持ちのするような食べ物を手みやげとして持って行くのが、先方の負担がないですね。
包丁もフォークも要らないカステラ、福砂屋のフクサヤキューブ
手土産の定番といえば、カステラ。
ただ、カステラの弱点は、封を開けて切り分けてしまったら、早く食べてしまわなければいけないところ。
すでに切り分けて、個別包装されているようなカステラも他にたくさんありますが、福砂屋の『フクサヤキューブ』はその包装方法にこだわりました。
なんとフクサキューブは、ひとつひとつ切り分けたカステラをポップでカラフルなキューブの中に閉じ込めたのです。
ビリビリと切り開くその箱型パッケージは開けるだけでも、楽しめますね。
パッケージを開けると、そこには昔ながらのザラメつきのどこか懐かしい味がする2切れのフワフワカステラが食べやすい大きさにカットされています。
このサイズだと、開けてしまって食べきれないなんて心配はありません。
また、キューブの中には折りたたみの簡易式フォークがついているので、手を汚すことなくそのまま食べることも可能です。
もちろん、肝心のカステラは、本場長崎で1624年に創業した福砂屋伝統の味が継承された本格的な王道の味わい。
若い女性から年配の男性まで喜ばれる手みやげです。
嬉しい一食サイズの漬物、大安のちいさなだいやす
日本人にとって、お米は欠かせない主食。
そんな毎日食べるご飯のおともを手みやげとして持って行ってはいかがでしょうか?
コチラの『ちいさなだいやす』は京つけものの代表格である大安の漬物を一食サイズに小分けしたものです。
一人暮らしやご夫婦のみといった家庭でちょっと漬物を食べたい時、こんな一食サイズの漬物があれば、とても喜ばれることでしょう。
また、小分けにされているので、家だけでなく、お弁当として持ち歩くことも可能ですしね。
しば漬けや奈良漬け、きゅうりといった定番の漬物からごぼう、らっきょう、長いもといった変わり種まで全18種類の中から詰め合わせとして組み合わせることが可能。
ご飯のおともだけではなく、お酒好きのあの人へおつまみとしてプレゼントするのも良いでしょう。
素材によって賞味期限は多少異なりますが、漬物なので、もちろん日持ちも十分します。
ご飯好きなあの人への手みやげとして、ぜひ、いかがでしょうか?
せっかくの手みやげを台無しにしないためにも、覚えておきたい手みやげのマナー
手みやげと持っていく時、一番頭を悩ますのが、「どのタイミングで渡せば良いのか?」ということ。
訪問先に着くなりいきなり手みやげを渡してしまうと、「なにか下心でもあるのか?」と思われてしまう可能性もあり、本来の訪問の目的を果たせなくなってしまうかもしれません。
ですので、ひとしきり挨拶を終えたあと、部屋の中に通されてからが手みやげを渡すタイミングといえるでしょう。
これは、訪問先が会社であっても、個人宅であっても同じですね。
また、よくありがちなマナーの間違いとして、手みやげを持ってきた紙袋のまま先方に渡してしまうこと。
そもそも手土産を買ったお店が紙袋をつけてくれているのは、「風呂敷代わりに使ってください」という意味。
紙袋や風呂敷は持参する手みやげにほこりが付かないようにと、包んでいるものなので、そのまま手みやげを渡してしまっては、ほこりが付いたまま手みやげを渡すことになってしまいます。
ですので、いったん紙袋から出して手土産だけ渡すのが、正しいマナー。
ただ、先方も手みやげを受け取ったあと、裸の手みやげを持ったままウロウロするわけにはいかないので、「良かったら紙袋をお使いください」と紙袋を折りたたんで渡すのがスマートな渡し方ですね。
玄関先などで立ったまま紙袋に入った手みやげを渡さなくてはいけないようなときは、「紙袋のまま失礼します」と一言添えることで、マナーを分かっているやつだと思ってもらうことができるでしょう。
また、手土産を渡す際に添える言葉として、「つまらないものですが…」という言葉は「つまらないモノなら渡すな!」と曲解されていますが、本来の意味は「自分なりに誠意を持って、選んだモノですが、立派なあなたの前ではつまらないモノに見えます」という謙遜の美学から生まれた言葉。
ですので、本来マナー違反とはならないのですが、多くの日本人は本当の意味を間違ってとらえているので、やはり「つまらないものですが…」は避けた方がいいでしょう。
手みやげに添える言葉としては、「お口に合うかどうか分かりませんが」や「お気に召すと嬉しいのですが」、「評判のお菓子と聞きまして」などが定番ですね。
さらに持参した手みやげが冷蔵を必要とするモノなら、渡す時、一緒にその旨を伝えましょう。
手みやげとは自分の真心を示すもの。
マナーも大事ですが、マナーばかりにとらわれず自分らしい言葉で渡すのが、最も心がこもった渡し方といえるでしょう。
まとめ
手みやげの基本は、相手になるべく負担がかからない消えモノ=食べ物がいいですね。
その中でも、切り分ける必要のないモノや冷蔵庫に入れる必要がないモノ、出来るだけ日持ちがするモノが良いでしょう。
また、手みやげを持って行くなら、おおよその人数を把握して、送った先の人全員に行きわたるよう持って行くにも気をつけたいですね。
目安は、そこにいる人の人数×1.5倍で少し余るくらいが、ちょうど良いでしょう。
また、パーティーなどに手みやげを持って行く時は、事前に他の参加者と打ち合わせをして持って行くモノが被らないようにしたいですね。
おすすめの手みやげとして羊かん、ビスケット、ジュースにチョコレート、さらにはカステラ、漬物とご紹介いたしました。
今回、ご紹介した手みやげは定番商品かもしれませんが、そんな定番商品の中でも、今回ご紹介した手みやげは改良を重ね、送るほうにも送られるほうにも嬉しい仕掛けがたくさんされています。
ご紹介した手みやげは全国の主要なデパートやネットショップで取り寄せできるものばかり。
手みやげを持って行く機会があれば、ぜひ、今回、ご紹介した手みやげをセレクトしてみてください。