最近下腹が気になってきて、スーツを着ても様にならないというお悩みを持つ男性は多いもの。
実は、股関節を柔らかくすることで、ダイエット効果があることが近年注目されています。
しかも、自宅で簡単に行えるので、股関節のストレッチ人口もジワジワと広まりつつあるんです。
あなたも自宅で手軽にできる股関節ダイエットを始めませんか?
股関節を柔らかくするとなぜダイエットにいいのか
股関節の可動域を広げると、ダイエットや様々なことに効果があると言われています。
人間は年齢を重ねると、体がどんどん硬くなっていきますよね。
特に四十肩や五十肩などで肩が上がらなくなる、足が思ったより上がらずにつまずくなど、経験がある人も多いと思います。
実は、体が硬くなるのは、筋肉が硬くなるというより、股関節の可動域が狭くなったことが原因。
股関節の可動域が狭くなると、使う筋肉も少なくなり、代謝が減ってしまい、脂肪を蓄えやすくなり体も衰えるということです。
肩と股関節は離れているので、一見関係のないように思えますが、股関節の可動域が狭くなると他の体の箇所にも影響し、肩も上がりにくくなります。
また、関節の可動域を広げれば筋肉を多く使うようになり、代謝がアップして脂肪が燃焼され、お腹だけでなく全身のダイエットにもつながることがわかっているんです。
股関節の可動域が広がる
股関節の可動域が広がると、体を動かす動作全てが改善されます。
歳をとってくると肩や腰、膝などいろいろな部分が痛くなって来ますが、その要となるのが股関節。
股関節が十分に動くようになると、足が高く上がるようになり、その際に使われるお尻や太ももの筋肉も、よく動くようになって脂肪を燃焼します。
さらに、足を高く上げれば腕も大きく振るようになり、背中や腰の筋肉も連動して動きが大きくなりますね。
リンパの流れを改善する
リンパの流れを改善すると、むくみなどから解放されます。
むくみは女性特有のものだと思われがちですが、長時間デスクワークをする人や、長時間立っている仕事の男性は足がむくみがち。
夕方になると腿やふくらはぎがだるくなったり、カチカチになったりして悩んでいる人もいるかと思います。
むくみの原因は運動不足や冷え性、塩分や水分の摂りすぎと言われていますが、運動不足は股関節を動かさないということ。
股関節はリンパ腺が集中している場所なので、老廃物が溜まりやすく、リンパの流れが悪くなると、体全体に疲労物質がたまりやすくなります。
また、リンパ液や水分が循環しにくくなることで筋肉が硬くなり、むくみや肩こりの原因になるとのこと。
股関節を柔らかくすることでむくみが改善され、下半身もスリムになります。
体全体の血流を良くする
股関節には太い動脈がたくさん通っているため、股関節が柔軟でないと血流が滞り、代謝が悪くなります。
血流が滞ると内臓にも影響が出て来ます。
特に股関節と関係があるのは腎臓と言われていますが、他にも重篤な症状にならなくても、心臓や胃、大腸、肝臓など、多くの内臓が関係していることがわかっています。
股関節や太ももの痛みで通院している患者さんに、お腹の施術をしたら、胃や腰痛が楽になり、体全体が軽くなったという整体院での記録もあるとのこと。
股関節を柔らかくして血流を良くし、内臓が健康になれば、消化機能も良くなるので栄養バランスも改善され、痩せやすい体質になりダイエットにつながります。
え?男の冷え性
男の冷え性って、あまり聞いたことがないですよね。
一般的に、男性は女性よりも皮下脂肪が少なく表面体温が高いため、冷え性に気付きにくいと言われています。
また、男性は冷え性に対する意識が低いため、自覚のない人がほとんどですが、男性でも知らないうちに冷え性が原因で、様々な病気にかかる人が多いそう。
男性も女性も深部の体温は同じなので、ずっと薄着で過ごしたり冷たいものばかり飲んでだりしていると、やっぱり冷えるんです。
男の冷え性で起こる病気
・睡眠障害
・うつ
・糖尿病
・前立腺肥大
・男性更年期障害
・肩こり
・腰痛
・痔
・過敏性大腸症候群
・壮年性脱毛症
・ED
・うつ
・糖尿病
・前立腺肥大
・男性更年期障害
・肩こり
・腰痛
・痔
・過敏性大腸症候群
・壮年性脱毛症
・ED
特に暑がりで同時に寒がりの人は体温調節機能が低下しているため、冷え性の可能性が高いので要注意。
この冷え性の原因を作っているひとつが、股関節です。
股関節の可動域を広げることで、体全体の代謝を上げて、血流やリンパの流れが良くなり、冷え性も改善されますよ。
冷えは万病の元、侮ってはいけません。
姿勢を改善させる
股関節が硬い人は歩く姿勢も悪くなっているので、股関節を柔らかくすることで姿勢も改善されます。
姿勢が良くなると、若々しさも戻って来ますよね。
男性は思いの外、後ろ姿を見られています。
幾つになっても後ろ姿のキリッとした男性は、女性から見ても素敵ですよ。
その他の効果
股関節をほぐすと、体全体の血流やリンパの流れが良くなることがわかっていますが、それに伴いこんな症状も改善されます。
腰痛、頭痛、肩こりなどの改善
股関節の動きが少なくなると、腿やお尻、腰の筋肉が硬くなり、背中の痛みや腰痛に発展してしまいます。
その理由は腰周りの筋肉が硬くなると、仙骨のズレや骨盤の歪みを発生させるから。
骨は体全体でバランスをとっているので、腰の骨の歪みから背骨、首、肩、胸骨、頭蓋骨と連動してどんどんズレを生じさせ、左右のバランスを崩します。
その結果、腰痛、肩こりや背中のコリなどを引き起こすのですね。
また、血行が悪くなると上半身の血流も悪くなり、筋肉が緊張した状態が続くことで肩こりや首のコリ、頭痛にもつながります。
股関節の可動域が広がると、体全体の血液の巡りが良くなり、肩甲骨の可動域も広がって肩が上がるようになり、肩や首のこり、頭痛も改善されますよ。
自律神経を整える
自律神経にはご存知の通り、交感神経と副交感神経があります。
交感神経と副交感神経の出入り口は、首周辺に集まっていますが、実は骨盤・・・腰回りの筋肉にも自律神経のセンターがあり、そこから血圧の調整や内臓の働きに関しての指令を出しているとのこと。
また、自律神経は脳の中枢神経にも連動しているため、股関節を柔らかくしておけば自律神経のバランスも良くなり、ストレス改善や頭痛やめまい、胃腸の調子などの様々な不定愁訴も改善されます。
股関節は体全身のあらゆる場所に関わっているので、股関節を柔らかくすればダイエット効果はもちろんのこと、病院にかかるまでもない日常の痛みやコリからも解放されます。
放っておいたら危険!股関節が硬くなると・・・
股関節、たかが足の付け根と軽んじてはいけません。
股関節が硬くなると体が硬くなるだけでなく、様々な弊害が出て来ます。
整体師さんによると、いくら痛い部分をマッサージしても改善しない時は、股関節をほぐすと改善することが多々あるそうですよ。
痩せにくい体質になる
股関節が硬くなると筋肉が硬くなって代謝が落ちるため、脂肪の燃焼がしにくくなり、痩せにくい体質になります。
また、水分やリンパ、血液の流れが悪くなるのでむくみや冷えが生じ、ダイエットしてもなかなか効果が出なくなる原因でもあるんです。
ストレスが溜まりやすい
股関節は自律神経にも影響するため、股関節が硬いとストレスが溜まりやすくなります。
また、股関節が硬いと血流が悪くなって体全体が硬くなり、動きたいのに体が言うことを聞かない、痛みが出るという、身体的なことからもストレスが溜まりやすくなっていきます。
体が硬くなりしゃがめなくなる
股関節が硬くなると腿が胸につきにくくなり、しゃがめなくなります。
その結果歩行が困難になったり、股関節に力が入りにくくなるため立ったり座ったりもしにくくなったりします。
怪我をしやすい
股関節が硬いと足が自分で思うより上がらないことがあるため、スタスタ歩けなくなったり、何もないところでつまずいて、転倒しやすくなったりもします。
また、肉離れや股関節脱臼なども起こりやすくなるといいますが、それらは全て股関節の可動域が狭くなったことによる、筋肉の緊張状態からくるもの。
思わぬ大きな怪我につながらないように、股関節を柔らかくしておくことは重要ですね。
疲れが溜まりやすい
股関節の可動域が狭くなり筋肉が硬くなると、疲労物質と言われる筋肉中の乳酸が増殖。
また、血流のポンプの役割をしている筋肉の働きが低下し、老廃物が排出しにくくなるため、疲れが溜まりやすくなります。
さらに自律神経のバランスも崩れるため、食欲不振や不眠が重なり、なんだかいつも疲れている、と感じることにつながります。
前立腺肥大やEDの原因にも
股関節と腰の筋肉は密接につながっていますが、腰の筋肉が硬くなると骨盤のゆがみや仙骨のズレが生じ、前立腺肥大やEDを引き起こす可能性があります。
特に日中座りっぱなしで股関節を圧迫していると、前立腺がうっ血し、前立腺痛の原因になると言われています。
もし股関節に痛みがある場合は前立腺肥大を起こしている可能性もあるため、早急に病院へ行きましょう。
自宅でできる簡単ストレッチ法
それでは自宅で簡単にできるストレッチをご紹介します。
股関節の周りには、足を後ろに上げるための臀筋群というお尻の筋肉、足を前に上げるための腸腰筋群(股関節の前面にある筋肉)、足を閉じるときに使う内転筋群(股関節から内腿にかけての筋肉)があります。
それらインナーマッスルを鍛えることで、股関節が柔らかくなります。
特に腸腰筋群は鍛えると、スポーツの能力が一気に高まることで知られています。
難しい言葉ですが、ストレッチはとても簡単なのでご安心を。
一日たった10〜15分のストレッチで、股関節が硬くなるのを防ぎ、今より柔らかくなります。
股関節・お尻のストレッチ
ステップ1
1) 床に座って足を伸ばした状態から、片足をもう一方の足にクロスさせます。
2) クロスさせた足を両手で胸に引き寄せます。
3) その状態で10秒間キープします。呼吸を止めないように注意してください。
4) 足を組み替えて、同様に行いましょう。
ステップ2
1) 体育座りの姿勢から両手を後ろにつき、上半身を支えます。
2) 右足を左足にクロルし、その状態のままお尻の位置を前に移動させます。
3) その状態で10秒間キープします。呼吸を止めないように注意してください。
4) 一度姿勢を元に戻し、反対の足も同様に行います。
膝倒しインナー
股関節が硬い人のための股関節ストレッチ法です。
寝ながらできるので就寝前などにおすすめ。
ステップ1
1) 仰向けに寝て右ひざを立てます。
2) 立てた膝を少し外側にずらし、膝を内側に倒します。膝を直角のまま倒すことがコツ。
3) 膝を倒した状態で、息を鼻から吸い、口から吐いてを20秒間繰り返します。この時お尻や腰が伸びているのを意識します。
4) 反対側の足も同様にします。
※膝を倒した時、膝の内側が痛む人は直ちに中止してください。
ステップ2
1) ステップ1の膝を倒した状態で、足をお尻に近づけて膝を少し鋭角に曲げます。
2) 息を鼻から吸い、口から吐いてを20秒間繰り返します。
3) 反対側の足も同様にします。
※ステップ2は、ステップ1をやって余裕があれば行ってください。
股関節を柔らかくするお尻のストレッチ
お尻のストレッチです。
お尻の筋肉と股関節をほぐし、インナーマッスルを鍛えます。
ステップ1
1) 仰向けになり、両足の膝を立てます。
2) 右足の足首を左の膝の上に乗せます。
3) そのまま両足を浮かせます。
4) 両手で左膝を包むようにします。(右手は右足の内側にくぐらせます)
5) 両手で足を胸の方に引き寄せます。
6) 反対の足も同様に行います。
※腰が浮かないように注意しましょう。
ステップ2
1) 左足をあぐらのように床につけて曲げ、右足は後ろに伸ばします。
2) その状態のまま、上体を倒します。(左足は直角になるように)
3) 反対側の足も同様にします。
股関節の痛みを解消するストレッチ
股関節に痛みのある人は、この方法を試してみてください。
1) 仰向けに寝ます。
2) 片方のつま先を上に向けて、かかとを反らせます。
3) そのまま体の内側へ捻っていき、体が弓なりになるように反らせます。
4) 捻ったところで顔を反対側に向けます。
5) 脱力します。
6) 少し休憩して、反対も行います。
仕事中でもできる股関節ストレッチ
仕事中でも椅子に座ったままできる簡単ストレッチをご紹介します。
これならちょっとした休憩時間にもできますね。
1) 椅子に座った状態で、片方の足の足首をもう片方の足の膝に乗せます(この時背筋が丸まらないように注意してください)。
2) 足に手を添えて、ゆっくりと上体を前に倒します。
3) そのまま30秒キープします。
※行なっている最中は自然呼吸を続けてください。
※上体を前に倒すときは、背筋をピンと伸ばしたまま行なってください。
※手で足を押さえつけないように注意しましょう。
股関節とダイエットのまとめ
股関節とダイエットとの関係と、股関節のストレッチを5つご紹介しました。
股関節を柔らかくするとなぜダイエットに良いかと言うと、
・股関節の可動域が広がるから
・リンパの流れや血流が良くなるから
・自覚症状のない男性の冷え性を改善するから
・リンパの流れや血流が良くなるから
・自覚症状のない男性の冷え性を改善するから
です。
また、そのほかの効果として
・腰痛、頭痛、肩こりなどの改善ができる
・自律神経を整えて不定愁訴を改善できる
・自律神経を整えて不定愁訴を改善できる
が挙げられます。
もし股関節が硬くなるのを放っておくと
・痩せにくい体質になる
・ストレスが溜まりやすくなる
・しゃがめない、立ち座りがしにくくなる
・怪我をしやすくなる
・疲れが溜まりやすくなる
・前立腺肥大やEDになる可能性もある
・ストレスが溜まりやすくなる
・しゃがめない、立ち座りがしにくくなる
・怪我をしやすくなる
・疲れが溜まりやすくなる
・前立腺肥大やEDになる可能性もある
など、様々な弊害があります。
自宅で簡単にできるストレッチは、
・股関節とお尻のストレッチ
・膝倒しインナー(を鍛えるストレッチ)
・股関節を柔らかくするお尻のストレッチ
・股関節の痛みを解消するストレッチ
・仕事中でもできる椅子に座って行うストレッチ
・膝倒しインナー(を鍛えるストレッチ)
・股関節を柔らかくするお尻のストレッチ
・股関節の痛みを解消するストレッチ
・仕事中でもできる椅子に座って行うストレッチ
をご紹介しました。
日頃あまり気にすることのない股関節ですが、硬くなると痩せにくくなるほか腰痛や肩こりなどが起こる、睡眠障害や食欲不振、血行不良、疲れやすくなる、前立性肥大や内臓への影響など、本当に様々な弊害が起こってきます。
体が硬くなってそれらの弊害が起これば、日常生活にも支障が出てきますね。
股関節を柔らかくしてインナーマッスルを鍛え、お腹を凹ませてスーツの似合うスリムなボディになり、同時にいつまでも若々しい健康な体を手に入れましょう。