普段、外出するときに必ず持ち歩く鍵ですが、日頃スーツを着ているビジネスパーソンであれば、キーホルダーも革のモノを使いたいところです。
革財布や革の名刺入れなど、他の革製品とも相性の良い「レザーキーホルダー」。
そんな「レザーキーホルダー」のなかから、それぞれ特徴を持った3つのブランドを選んでみました。
革の縫製技術で選ぶ
キプリス(CYPRIS)
1995年創業の株式会社モルフォが展開する、日本のレザーブランドです。
「一生愛せる、本質的価値のあるものづくり」を基本理念としています。
創業から、品質とファッション性、価格のバランスがとれた商品を作り続けています。
革の縫製技術が高く評価されていて、半世紀に渡る経験と高い技術を持つ職人の手で作られている革製品の数々は、使い込むほどに差が表れる仕上がりになっています。
また、素材に対するこだわりも強く、自社基準をクリアした革だけを選んで使用しています。
2005年度から繊研新聞社主催「百貨店バイヤーズ賞」を6年連続で受賞しています。
シューホーンキーホルダー オイルシェルコードバン&シラサギレザー
オイルシェルコードバンは、馬の臀部の皮を使い、時間をかけてなめした、繊維が緻密な革で、牛革の2倍の強度をもつとされている、大変貴重な革です。
なめした後にオイルを加え、水で染めて仕上げる、「水染めコードバン」は、染料仕上げならではの透明感、色の深み、革の経年変化が楽しめます。
内側のシラサギレザーは、日本国内でなめしたキップ素材が使われています。
「コンビなめし」という手法により、シワが出にくい下地を作り、表面はイタリア製の薬品を使ってなめした、自然なアンティーク仕上げになっていて、使い込むほどに味わいが増します。
「靴べら」になっていて、ブラック×チョコを含む、3色のカラーラインナップです。
価格は¥7.900円(税別)。
デザインで選ぶ
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)
1966年に創業されたイタリアのファッションブランドで、服飾や革製品、宝飾品や時計などを幅広く手がけています。
「自分のイニシャルだけで十分」というモットーをブランドコンセプトに掲げています。
職人とデザイナーのコラボレーションにより、ブランドの特徴になっている「イントレチャート」と呼ばれる編み込みレザーが生み出されました。
作りの精度の高さ、細部への強いこだわりを持ち、イタリアの伝統技術を受け継いでいる、熟練された革職人により、たくさんの優れた製品が作られています。
2001年以降、グッチ・グループ傘下になっています。
イントレチャート ナッパ キーリング
ピュアナッパレザー素材を用い、手作業により編み込まれた、ブランドを象徴する「イントレチャート」のインサートがデザインの特徴となっていて、人とは違うモノを身に付けたい人におすすめです。
ネロを含む、4色のカラーラインナップ。
価格は、¥27.000円(税込)。
革の質で選ぶ
グレンロイヤル(GLENROYAL)
1979年に創業されたスコットランドのブランドで、創業当初から高いグレードのブライドルレザーを使用したバッグや財布、小物などを作り続けています。
伝統的な素材を使い、昔ながらの技術を受け継いでいる、スコットランドの革職人が、全ての革の縁を手で磨き上げるなどの長い工程を手作業で行い、時代にあった機能を持つ製品を生み出しています。
全ての製品に、高品質の「ブライドルレザー」を使用しています。
植物由来の渋で防腐処理を行う「ベジタブル・タンニング法」と呼ばれる作業を行った後、ロウを染み込ませた「ブライドルレザー」は、革本来の自然な風合い、ロウ漬けによるしなやかさ、色の経年変化などが特徴です。
「ブライドルレザー」は、英国貴族の馬具として使われていたように、頑丈で耐久性のある素材で、水に弱い革のなかで、比較的水に強い、とされています。
POCKET SHOE HORN(フルブライドル)
グレンロイヤルの中で、一部の製品にしか使われていない「フルブライドルレザー」を使用しています。
化学染料や顔料を一切含まない、水性染料で染められてるため、最初は多少淡い色合いに見えますが、経年変化によってどんどん濃い色になっていくので、普通の「ブライドルレザー」よりさらに、経年変化を楽しめます。
持ち運びにも最適で、「靴べら」になっているので、ビジネスでの会食などにおいて、靴を脱ぐ時に役立ちます。
価格は¥9.720(税込)。
まとめ
以上、革の縫製技術の評判が高い日本の「キプリス」、イタリアらしいおしゃれなデザインの「ボッテガ・ヴェネタ」、ヨーロッパの高品質な革が使われている、スコットランドの「グレンロイヤル」、それぞれ特色のあるレザーキーホルダーをご紹介しました。
鍵はお金以上に、普段持ち歩くものです。
そんな毎日持ち歩く鍵には、お気に入りのキーホルダーを使いたいですよね!