LEONやOCAEN、MEN’S EXなどの
雑誌に載っているモデルのように、
ブランドコートが似合うオシャレオヤジのようになれたらなぁ。
でも、雑誌に載っているモデルは、
身長が高いから海外のブランドでも
かっこよく着こなせているんだ、と小柄な男なら思ってしまうことがあると思います。
現にそれを真似て自分もコートを羽織り、
同じようなコーディネートをしてみたけれど、やっぱりパッとしない。
海外ブランドは一般的に需要が多いMやL、LLがほとんどです。
しかも日本サイズとしては、一回り大きめで、
小柄な日本人にはSやMでも大きかったりしますよね。
だから、平均的な日本人の身長よりも低い男には、
なかなか着こなせるサイズが見つからないもの。
しかし、色々とコートを探した結果、日本人向けにサイズ展開をしていて、
しかもXSやSなども扱っているブランドがありました。
そこで今回は、小柄な男でも着こなせるブランドコートを紹介したいと思います。
Paul Smith(ポールスミス)
ポールスミスは “ひねりのあるクラシック” がテーマとする独創的なデザインです。
クラシカルとモダンを融合させた新しい価値観を世界に発信したブランド。
サイズは、ほとんどがS,Mなどの日本表記で分かりやすく、コートもSサイズからあります。
肩幅や胸囲などが他のブランドに比べると、ややタイトに作ってあるので、
しっかりとフィットする着心地は着られている感がありません。
コートの柄にブランドのシンボル、ストライプ柄や花柄のデザインが組み込まれているものや、
ライトカラーの素材や色彩と伝統的な、
価値観を落とし込むことによってクラシックで上品なスタイルが特徴です。
GRENFELL(グレンフェル)
グレンフェルは、英国王室関係者も愛用していることで知られており、
現在のエリザベス女王の、ロワイヤル・ワラントを授かっていることでも有名なブランドです。
サイズがXXSからあるコートや34のサイズもあります。
ダッフルコートやブルゾン、チェスターコートなどコートの種類が豊富で
今までサイズがなくて着られなかったコートも見つかるかもしれません。
サイズや種類の豊富さもさることながら流石は老舗ブランド。
正統派なデザインでありながら、スタイリッシュでコンパクトに仕立てられたシルエットは、
洗練された魅力を放っています。
MACKNTOSH(マッキントッシュ)
今も19世紀から続く伝統的な製法で作るゴム引きコートをはじめ、
エルメスやグッチなどからもオーダーを受ける高級ブランド。
サイズは36からあり、今までのマッキントッシュは少し大きめだと言われていましたが、
最近の業界の流れもありタイトな作りになってきています。
トレンチコートやチェスターコート、ステンカラーコートなど
ビジネス向けのコートも多く展開。
中でも特徴的なのが、イギリスのレトロな多色使いをプリントした、
リバティプリントのコート、
もちろんベーシックなブラックやネイビー、ベージュといったカラーもありますが、
このコートは個性的なオシャレさんにはワクワクすること間違いなし。
ほかの人とは違ったコートが着られて、しかも小柄でも着こなせるサイズがあるなんて、
組み合わせの幅も広がるし、オシャレにまた磨きがかかそうですね。
ひと昔前まで、着心地が良くないといわれていました。
しかし、最近のマッキントッシュは、ゴム引きだと感じないほどストレスなく、
ストレッチも効いているものが多くなっています。
知っておきたい海外表記のサイズの見方
海外のブランドのサイズを見るとSやMではなく、
数字で表記してあることがほとんどで、分かりにくい方のために。
同じブランドや、同じ国でも少しずつサイズが変わることもあるので、
参考にして頂けるといいと思います。
小柄な方のコートは、着丈の長さが重要ですが、
見安として165㎝の男性で着丈が62~3㎝でコートがお尻にかかるくらいです。
日本 S S S M L L LL LL LL
アメリカ 32 34 36 38 40 42 44 46 48
ヨーロッパ 42 44 46 48 50 52 54 56 58
イギリス 32 34 36 38 40 42 44 46 48
まとめ
これで、今年はコート選びに悩むことなく、
しかも雑誌に載っているようなブランドコートを購入できそうですね。
最後に、もちろんサイズも大事ですが、着丈や肩幅、袖丈もスーツと同様、
重要になってきます。
特に着丈は長くなればなるほど、着こなしの難易度が高くなっていきますし、
膝よりも下だと、見る人によっては逆効果でもっと低く見えることも。
まずは短めの着丈から挑戦してみるといいかと思います。
体に合う一流ブランドのコートを着て行う仕事は、全く違った気持ちになるもの。
プライベートでもお洒落の幅がグンと広がるので、
雑誌に載っているモデルさんにも、引けを取らないワンランクもツーランクもアップした、
男性になっているかもしれませんね。