ジムに通おうと決意し、ジム選びから入会の手続きまで済まし、あとは通うだけ。
ただ、意外と悩むのが、ジムに着ていくトレーニングウェアではありませんか?
動きやすい機能性はもちろん、オシャレに敏感な男性ならジムでの服装にも手を抜かず、スタイリッシュに着こなしたいですよね。
お気に入りの一着があれば、ジムの通うモチベーションの維持にもつながりますし。
また、スポーツジムの中では、見られていないようで、意外と周りはその人が着ている服装をチェックしているもの。
特にスポーツジムは女性の割合が多く、女性ウケが悪いウェアを着ているだけで、上手くコミュニティーに入っていくことが出来ません。
そんなジム通いには欠かせないトレーニングウェア選びについて、お伝えいたします。
トレーニングウェアは、なにより素材が重要!
トレーニングウェアは見た目にも、もちろんこだわりたいですが、本来の目的は体を鍛えるトレーニングですから、まずは、トレーニングがしやすいウェアを選びたいですね。
トレーニングウェアは、各ブランドが最先端技術を使い、新しい素材を続々と開発し、トレーニングがしやすいよう日々進化しています。
トレーニングがしやすいトレーニングウェアに挙げられるのは、「伸縮性」と「速乾性」、さらに「快適な着用感」という3つのキーワードです。
トレーニングウェアがダボダボではトレーニング中、動きづらいですし、逆にピチピチすぎると、激しい運動によって破れてしまう可能性があります。
体にフィットするウェアであると同時に、体を動かした時、窮屈にならないよう伸び縮みする素材を使ったウェアを選ぶようにしましょう。
また、体を動かすと汗をかきますから、吸った汗がすぐに乾くような速乾性の高さも重要です。
汗を含んだウェアを着たままにしておくと、ウェアが重くなり、動きづらくなってしまいます。
さらに、汗が乾かず、ベットリしたままだと、体温調整も上手くいかず、体が冷えてしまいます。
中には、トレーニングウェアとして、綿100%のTシャツを着る人がいますが、綿100%だと、汗で濡れると肌にまとわりつき、とても不快です。
また、汗を含んだTシャツでトレーニング器具に触れ、汗をまき散らしてしまうと、周りの人も気持ち良いものではありませんよね。
トレーニングウェアはドライ素材で汗がすぐに乾くものを選び、自分自身も周りの人も気持ちよくトレーニングできるようにしましょう。
あとは、トレーニングウェアには、トレーニングをする時の快適さも考えておきたいですね。
肌とこすれた時に刺激がない。
汗をかいた後、臭わない消臭機能がある。
こういった機能があるトレーニングウェアだと、快適にトレーニングを楽しむことができますよね。
トレーニングウェア選びを徹底解説
トレーニングウェア選びで重要なのは、使われている素材。
でも、トレーニングウェアには、トップスなら、ジャージタイプやタンクトップ、Tシャツタイプ。
パンツにも、丈の長さや幅の違いとその形も様々あります。
では、トレーニングジムではどういったトレーニングウェアがおすすめなのかについてお話しいたします。
見た目の印象はトップス選びで変わる
スポーツジムの中は、空調により、1年を通して温度が一定に保たれています。
なので、長そでという選択肢もありますが、体を動かし始めると、とても暑くなってきますので、冬場でも、半袖で十分です。
特に、今からジムに通おうと考えている人には、半そでのTシャツタイプをおすすめします。
というのも、タンクトップは、体を強調する効果があるので、通い始めたばかりで、お腹がたるんでいたり、ガリガリで体が貧相だったりすると、欠点を強調してしまうことになるからです。
また、トレーニングウェアとして、メジャーリーガーのイチロー選手がトレーニング中に着ているような体にピチっとフィットするコンプレッションウェアも人気です。
コンプレッションウェアは、体を圧迫することにより、
1.パフォーマンスが向上する
2.筋肉の疲労を軽減させる
3.ケガを予防する
4.疲労回復が早い
5.速乾性がある
2.筋肉の疲労を軽減させる
3.ケガを予防する
4.疲労回復が早い
5.速乾性がある
とトレーニングウェアに必要な要素をすべて兼ね備えていますので、ぜひ、おすすめいたします。
ただ、コンプレッションウェアは、体にぴっちりフィットするため、引き締まった体で着ると、
サマになりますが、メタボ体型でお腹が出ているような体なら、
コンプレッションウェア1枚では、少し見た目にキツイものがあります。
そんな時は、コンプレッションウェアの上にもう1枚羽織るようにしたいですね。
パンツは動きやすさを重視
パンツも、汗がすぐに乾くようなドライ素材のものがいいですね。
長さは、くるぶしまで丈があるもの、7分丈、ハーフパンツ、ショートパンツ、とこちらも種類がたくさんあります。
パンツ丈の長さは、自分が動きやすい長さと自分がやりたいトレーニングによって変わりますが、ハーフパンツは着る人を選ばず、どんなトレーニングにも対応できるので、1枚持っておくと良いでしょう。
また、幅の広いバギーパンツやヨガパンツもありますが、ダンスやヨガをやらないならこういうパンツを選ぶのはやめておきましょう。
というのも、パンツの幅が広いとトレーニング器具に引っ掛けてしまい、ケガにつながる恐れがあるからです。
シューズ選びこそ慎重に
トレーニングジムによっては、シューズをレンタルできるところもありますが、マイシューズも揃えておきたいところですね。
というのも、トレーニングをすると、最も負担がかかるのは足なので、足の負担をやわらげてくれるようなシューズを履かないと、疲れてトレーニングに集中できませんし、なによりケガにつながってしまいます。
普段履いているようなスニーカーで大丈夫と勘違いされがちですが、室内でのトレーニング専用に開発されたフィットネスシューズはスニーカーに比べて、動きやすさや滑りにくさが格段に違います。
ぜひ、ジム専用のフィットネスシューズを購入しましょう。
フィットネスシューズは、ランニングマシンからウエイトリフティングまで、スポーツジムの中で出来るトレーニングには、オールラウンドに対応できるので、一足持っておいて損はありません。
ただ、注意したいのは、シューズのサイズ選びです。
ほとんどのトレーニングはシューズを履いて行いますし、ジムでやるトレーニングは足腰を使うものばかりです。
シューズのサイズ選びを間違ってしまうと、トレーニングにも集中できませんから、サイズ選びは慎重に行いましょう。
今では、ネット通販を使って、いつでも、どこでも購入できますが、シューズだけは必ず試着して、サイズを確かめてから購入しましょう。
また、試着する時は、午前中ではなく夕方以降に行くのがいいですね。
ご存知の通り、足の大きさは朝、起きた時からだんだん夜にかけて大きくなります。
個人差はありますが、平均すると、朝と夜では5%大きくなるので、仕事終わりにトレーニングジムに通うことを考えているなら、夕方以降、足のサイズが大きくなっていることを想定して、サイズを選ぶようにしましょう。
ブランドによっても微妙にサイズが違いますので、何足か試着して、自分の足にしっくりくるシューズを選びましょう。
シューズ選びのコツは、シューズを履いたら、両足のかかとをまず合わせます。
そして、ピッタリかかとが合っている状態でヒモを締めてみてください。
その時、自分の足からシューズのかかと部分がズレてしまうシューズは自分の足に合っていません。
たとえ、デザインが気に入ったシューズでも、自分の足をしっかり固定できないシューズでは、トレーニングに向いているとは言えませんので、他のシューズを選ぶようにしましょう。
また、ジムによっては床に色移りするからという理由で、靴底が白以外のシューズを禁止しているところがあります。
靴底についても、事前に、ジムに確認しておきましょう。
あると便利なチョイ足しアイテム
基本的にジムの中では、裸足厳禁です。
特にウエイト器具を使うようなトレーニングをするなら、裸足の上に落してしまうと大惨事。
必ずシューズを履くようにしましょう。
シューズを履くときは、足ムレや異臭防止のために、靴下も準備しておくといいですね。
靴下も通気性や吸汗性に優れ、足に負担が少ない厚めのスポーツタイプがおすすめです。
履くのに抵抗がなければ、5本指ソックスはムレにくく、動きやすいのでジムで履く靴下としては理想的ですね。
また、ジム内ではTシャツにハーフパンツでOKですが、寒いくらい空調が効いているジムもありますので、Tシャツの上にサッと羽織れるパーカーやナイロンジャケットを用意しておくと、いざという時に役立ちます。
トレーニングウェアおすすめブランドはコレ
ファッションブランドからもトレーニングウェアは数多く発表されていますが、機能面ではトレーニングウェアを専門にしているスポーツブランドに軍配が上がります。
スポーツブランドから発売されているトレーニングウェアもファッショナブルなものが多く、トレーニングウェアを選ぶなら、スポーツウェアブランドの中から選びたいですね。
では、機能面はもちろん、見た目にもスタイリッシュなトレーニングウェアブランドをご紹介します。
NIKE(ナイキ)
世界的スポーツブランドであるナイキ。
有名なスウッシュマークが入ったスニーカーに足を通した経験があるのでは?
エアジョーダンやエアマックスといったスニーカーが有名ですが、トレーニングウェアもファッショナブルで都会的なデザインのモノがたくさんあります。
ナイキのトレーニングウェアは、DRY-FITという速乾性があり、軽量化を追求した素材を使用しているので、トレーニングを快適に行うことができるでしょう。
また、ナイキの特徴は、白や黒といったモノトーンだけではなく、蛍光色や原色を使ったウェアが多いので、ジムファッションのアクセントとして使うことができます。
サイズは、少し大きめのデザインが多いので、一度、試着してから購入することをおすすめします。
adidas(アディダス)
NIKEと並んで、スポーツブランドの人気を二分するアディダス。
サッカー日本代表のユニフォームも手がけていることもあり、サッカー好きからは人気が高いブランドですね。
HipHopの大御所RUN-D.M.Cや、ロックバンドKornのフロントマンであるジョナサンがアディダスを愛用。
EXILEともパートナー契約を結ぶなど、ミュージシャンやアーティストとの関わりが深く、アディダスはスポーツブランドの中でも、ファッションアイテムとして、オシャレ上級者にいち早く取り入れられてきました。
ヨウジヤマモトとコラボレーションした「Y-3」。
ポルシェデザインとの共同制作である「Porsche Design Sport」。
といったオシャレを本格的に楽しめられるようなラインも揃っているので、スタイリッシュさを求めるなら、おすすめのブランドです。
PUMA(プーマ)
プーマは、アディダスを設立したアドルフ・ダスラーの兄ルドルフ・ダスラーによって設立されたブランドですが、2007年にグッチやイヴ・サンローランを傘下に持つPPR(現ケリング)に買収されて以降、ファッション性の高いウェアを次々と発表しています。
過去には、ミハラヤスヒロ、アレキサンダー・マックイーン、ニール・バレットやZUCCAといったブランドとのコラボレーションがあり、POPでカラフルなデザインが多く、ブランドロゴであるチーターが大胆にあしらわれているのが特徴です。
REEBOK(リーボック)
1990年代のスニーカーブームで人気となったポンプシリーズが有名なリーボック。
長年、シューズのみを手掛けていましたが、1992年よりスポーツウェアも生産するようになり、2001年にはNFL(National Football Leage)と独占契約を結びました。
シンプルなデザインになりがちなスポーツウェアブランドの中において、柄物が豊富なので、色味が欲しい方にとっては、おすすめですね。
「履くだけのジム」といわれるスポーツシューズのイージーラインは、普段から履くことで、ジムで体を鍛える効果を高めてくれるでしょう。
UNDER ARMER(アンダーアーマー)
近年、急成長を遂げているスポーツブランドのひとつがアンダーアーマーです。
1996年にブランドスタートをし、スポーツブランドの中では、新興ですが、プロ野球読売ジャイアンツのユニフォームを提供。
NBAで2年連続MVPに輝いたステフィン・カリーや水泳界の絶対王者マイケル・フェルペスなどの有名選手と専属契約を結んでいます。
社名の由来通りアスリートがまとう鎧(アーマー)のようにアスリートが必要とするウェアを追い求め、高機能ウェアに定評があります。
コンプレッションシャツを広めたのもアンダーアーマーによる功績が大きいですね。
中でも、汗を素早く吸収・拡散させるモイスチャートランスポートシステムは、汗と一緒に体の熱を発散させるため、体温を一定に保つ効果があります。
シルエットも、最もタイトな「コンプレッション」から「フィッティド」、「レギュラー」、「ルーズ」と体型やシーンに合わせて選べるのも嬉しいですね。
SKINS(スキンズ)
『着るサプリメント』とも形容され、カラダから高いパフォーマンスを引き出してくれるスキンズのトレーニングウェア。
元オリンピック金メダリストである北島康介さん。
二刀流でプロ野球界の常識を数々と打ち破る北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手。
サッカー日本代表の国際Aマッチ出場数最多記録保持者であるガンバ大阪の遠藤保仁選手など超一流アスリートがトレーニングで着用しています。
一流アスリートから選ばれるその秘密は、スキンズ独自のテクノロジーである「動的段階的着圧」にあります。
動的段階的着圧とは、身体の異なる部位ごとに最適な圧力がウェアからかかり、人間本来の酸素供給力を高め、疲労感や身体の負担を軽くしてくれる設計技術のことです。
デザイン面でも、シドニーを拠点に活躍するグラフィックアーティストJAMES JIRAT PATRADOON氏とのコラボレーションを実現させるなど力を注いでいるので、今後、要注目のスポーツブランドといえるでしょう。
まとめ
体を動かすことは脳の活性化にもつながることが、最近の研究によって証明され、見た目だけではなく、仕事のパフォーマンスを向上させるためにジム通いをするエグゼクティブの方も増えてきました。
ジム通いには、ストレス解消や健康的な体作り、アンチエイジングにも効果があり、トレーニングを最後までやりきることで、目標に向かって頑張る精神面を鍛えることができます。
さらには、体を鍛えることで、胸板や肩回りがたくましくなり、スーツやジャケットの着こなしが今まで以上にサマになり、好印象を与えることができる。
…と、ジム通いには、メリットばかり。
そんなジムでのトレーニングで着用するウェアは、汗や臭いを抑える機能はもちろん。
身体機能を高める機能や疲労回復を促進するような高機能ウェアが続々と開発されています。
また、トレーニングブームにより、ファッショナブルなウェアも今回、ご紹介したブランドから発売されていますので、ぜひ、ジム通いが楽しくなるような一着を見つけてください。