夏のお悩みといえば、汗、そしてニオイ。
クールビズが普及したとはいえ、夏に気になってしまうもの、そして不快なものといえば、「汗」ですよね。
特に男性は、夏でもワイシャツの首元が締まっているため、どうしても熱がこもってしまいがち。
ワイシャツの裾をパンツの外に出して、下からも風を・・・というわけにもいきません。
電力を節約するために、クーラーが控えめな職場も多いですよね。
夏は比較的ラフな格好で許される女性からすると、過酷な状況で1日中お仕事を頑張っている男性陣は、大変だなぁと思います。
また、主婦目線で見ると、汗ジミは洗濯では落ちにくいですし、旦那様が帰ってきたらニオイがきつくて、正直なんとかしたいと思っている奥様も多いはず。
そこで登場するのが機能性アンダーシャツです。
最近ではユニクロやイオンなど、テレビCMでもドライアンダーシャツ合戦が繰り広げられているのでご存知の方も多いと思います。
しかし実は、速乾、吸汗、汗ジミ対策など、知る人ぞ知るブランドもあるのです。
今回は、夏のお悩みである「汗・ニオイ」対策のアンダーシャツを特集します。
ランニング派?Tシャツ派?それともVネック?
暑いと一枚でも着るものを少なくしたいですね。
しかし、ワイシャツの下にアンダーを着ないと、素肌が透けてしまい、ビジネスマンとしてはマナー違反にもなりかねません。
アンダーシャツは汗を吸って放出してくれるため、ワイシャツが直に素肌にベットリつくこともなく、不快感を和らげてくれます。
また、ワイシャツ一枚だと、ワイシャツに染みた汗がクーラーで冷やされた時、濡れた布にくっついていた身体もダイレクトに冷やされて、風邪をひいてしまいます。
ワイシャツの下にアンダーシャツを一枚着ていれば、汗を放出してくれると同時に、クーラーからの直接的な冷気から体を守ってくれるため、夏風邪予防にもなります。
夏のアンダーシャツといえば、ランニングまたはタンクトップかTシャツです。
Tシャツも丸首とVネックがあります。
旦那様は何派でしょうか?
それぞれのアンダーシャツのメリット、デメリットを挙げてみます。
ランニング
メリット
・袖がないので涼しい
・首周りが広いため、ワイシャツの第一ボタンを開けた時に見えにくい
デメリット
・ランニングの形は独特なため、上着を脱いだ時、ランニングのラインがワイシャツの上から透けて見えやすい
・ランニングは袖がないため、ワイシャツに汗がダイレクトに浸透し、汗ジミができやすい
丸首Tシャツ
メリット
・袖があるので、脇汗を吸い、汗ジミ予防になる
・スーパーやコンビニなどでも入手しやすい
デメリット
・ワイシャツの第一ボタンを外すと、首元が見えやすい
・下着用でないTシャツを代用すると、生地が厚いことがあり、かえって暑い
VネックTシャツ
メリット
・ワイシャツの第一ボタンを外しても、首元が見えにくいためスマート
・袖があるので、脇汗を吸い、汗ジミ予防になる
デメリット
・首周りを開き過ぎるとだらしない印象になる
Vネックタンクトップ
メリット
・肩のラインがワイシャツに近いため、上着を脱いでもラインが目立たない
・ワイシャツの第一ボタンを外しても、首元が見えにくいためスマート
・袖がないので涼しい
デメリット
・首周りを開き過ぎるとだらしない印象になる
・袖がないため、ワイシャツに汗がダイレクトに浸透し、汗ジミができる
<結論>
夏のクールビズで「ワイシャツ+ノーネクタイ」なら、ワイシャツの第一ボタンを外しても見えにくく、なおかつ脇汗を吸収してくれる、VネックのTシャツが一番スマートではないでしょうか。
とは言っても機能性だけを考えた場合なので、個人のお好みはありますが。
また、白いTシャツだと袖がワイシャツから透けてしまって気になるという人も多いようです。
そんな人のために、最近ではベージュの下着も発売されています。
ベージュに抵抗のある人は、ライトグレーなどもお勧めです。
ワイシャツも、真っ白よりはサックス、ミントグリーンなど色のあるものや、ストライプなどの柄のあるものは、透けにくいのでお勧めです。
アンダーシャツは機能や効果で選ぶ
機能性のアンダーシャツで気になるのは、やはりどんな機能があるのかということです。
旦那様の体質や、職場の環境に合わせて、機能や効果を選ぶのが一番です。
男の人でもそんなに汗をかかない人や、反対に大汗をかく人がいます。
出勤の際の交通機関も、自家用車、満員電車などの違いで、環境がずいぶん変わります。
職場環境も、営業で外回りの多い人や、一日中クーラーの効いた部屋でデスクに座っている人など様々です。
また、着心地、フィット感も個人の好みがあります。
ストレッチの利いたものが好きな人、肌触りもメッシュ、綿など好みが分かれるところです。
夏は暑いというだけでストレスになりがちです。
アンダーシャツの機能や効果を上手に利用して、旦那様を出来るだけストレスのない状態にしてあげたいですね。
おすすめ機能アンダーシャツ
昨今はドライアンダーシャツ戦争と言ってもいいくらい、各メーカーやブランドが、夏の機能性アンダーシャツでしのぎを削っています。
その中で、特におすすめしたいブランド7つをご紹介します。
GUNZE
日本の下着メーカーと言えば、真っ先に頭に浮かぶのはGUNZEという人も多いのでは。
家族全員GUNZEで、子どもの頃からお世話になっている知人もいます。
着心地と品質の良さは誰もが知るところ。
そんなGUNZEのDRY&COOLシリーズから、2タイプをご紹介します。
<汗取りパットつきインナー>
素材:綿、マイクロ モダールRエアー
特徴:
・羽のように軽く上質なマイクロ モダールRエアーを使用、風合いや着心地にこだわっている
・天然由来のセルロース系繊維(綿など)と合成繊維のバランスよい組み合わせで、吸水性、速乾性を高め、さらっとした肌触りを実現
・抗菌防臭加工
・部屋干し対応(選択条件や体質などで個人差があります)
・体のラインに合わせ、着圧を均一にしたアルゴフォルムカットを採用、快適なフィット感
・袖が短めなので、シャツから袖が出にくい設計
・脇汗を吸収する汗取りパッと付き
<COOLMAGIC>
素材:天竺
特徴:
・体の熱を素早く逃し、接触冷感でヒンヤリ気持ちいい
・嫌なにおいの元となる細菌の増殖を抑えて、臭いを軽減
・部屋干し対応(選択条件や体質などで個人差があります)
・吸汗速乾機能により、体から出たムレを吸収し、素早く外に逃がすため、ドライな着心地が続く
グリマー(glimmer)
トムス株式会社のオリジナルブランドで、機能性を追求したスポーツラインです。
毎日使うものだからこそ、たくさん洗濯しても、へたれない首元や、発色が衰えない技術を活かしています。
<4.4オンス ドライTシャツ>
素材:ポリエステル100%
特徴:
・メッシュ
・豊富な33カラー
・吸汗速乾に優れ、汗を素早く吸収して拡散するほか、洗濯後も素早く乾く
・UVカットに優れ、日焼けから肌を守る
・UPF20(紫外線遮蔽率)90%
<4.4オンス ドライVネックTシャツ>
素材:ポリエステル100%
特徴:
・メッシュ
・ホワイト、ブラック、オレンジ、ロイヤルブルー、ネイビーの5カラー
・吸汗速乾に優れ、汗を素早く吸収して拡散するほか、洗濯後も素早く乾く
・UVカットに優れ、日焼けから肌を守る
・UPF20(紫外線遮蔽率)90%
B.V.D
中学高校あたりから、このブランド一筋、という男性も多いのではないでしょうか?
ジーンズショップなどでも良く目にするブランドです。
<ICE DEO>
素材:ベンベルグ
特徴:
・熱伝導率が高く、触った時に涼しく感じられる接触冷感機能を採用
・吸放湿性に優れたベンベルグを使用し、ムレや熱のこもりを抑え、衣服内を爽やかに保つ
・吸汗速乾
・部屋干し対応で、イヤな生乾き臭を防ぐため、梅雨時やPM2.5、黄砂、花粉飛来などの時もOK
<DRY CONTROL>
素材:湿気で伸縮する新素材、三菱レイヨン・テキスタイルのVENTCOOL
特徴:
・脇下が二重構造になっており、汗ジミ対応
・乾燥時は収縮して通気性を抑制し、湿潤時には伸長して瞬時に通気性を向上させる、新しいタイプの高機能素材、通気性ベンチレーションを採用
・吸汗速乾
ユニクロ
テレビCMでおなじみのユニクロのエアリズム。
夏だけでなく、一年中使える機能下着というコンセプトです。
<エアリズム>
素材:天竺
特徴:
・極細繊維で肌を滑るような、なめらかな肌触り
・あらゆる動きにフィットするストレッチ素材
・速乾吸汗でサラッとした肌触りが続く
・接触冷感でヒンヤリとした着心地
・抗菌防臭で雑菌の繁殖を防ぎ、においの発生を抑える
・洗濯を繰り返しても持続する消臭効果
<エアリズム シームレスシャツ>
特徴:
・縫い目がないのでラインが目立たない
・速乾吸汗
・肌触りの良さとその薄さから、まるで着ていないような着心地
・洗濯しても型崩れしにくい
・深めのVネックと短い袖で、シャツからのぞきにくく、透けにくい
・白、ベージュ、ブラック、ネイビーの4色展開
<エアリズム メッシュインナー>
素材:メッシュ
特徴:
・軽く、通気性が良い
・衣服の内側に一枚着るだけで、汗をすぐに乾かし、熱を放出するため、いつも快適
・通気性約2倍(ユニクロ エアリズムインナー対比)
nano・universe
アンダーシャツとして販売されていませんが、汗ジミ防止や抗菌防臭機能がついているTシャツと言うことで、こちらもご紹介します。
<2016年 NEWモデル汗染み防止シリーズ>
素材:綿レーヨン
特徴:
・度詰めで編み立てられた天竺へかけられたAnti Soaked加工は、撥水加工によって汗ジミを目立たなくする
・UVカット機能、UPF40(紫外線遮蔽率)
・通常の綿レーヨンに比べ、生地自体の温度上昇も防ぐ
NIKE
人気スポーツブランドNIKE。
スポーツ仕様ならではの優れた機能が、ビジネスマンにもひそかな人気です。
<ナイキ プロ ハイパークール フィッテド>
素材:ポリエステル
特徴:
・高い通気性
・軽量速乾
・Dri-FIT Max素材が汗を逃して素早く蒸発させ、さらりとした快適さをキープ
・脇下にメッシュのマチ、背面にも通気性に優れたストレッチ素材を使用
アディダス
そのファッション性でたびたびブームが来ますが、最近では五郎丸選手で注目を浴びた、アディダスのウェア。
超高機能性のTシャツは、休日やスポーツ時に。
<Climachill クライマチル Tシャツ 【クライマチル】>
特徴:
・チタンを織り込んだ特殊糸サブゼロヤーンは、肌に触れる面積を増やすことで、熱と汗を効率よく取り除き、表地に使用されるメッシュ素材ポーラーファイバーが、衣服内の空気の流れをさらに高め、さらっとした着心地を実現
・タイトに着ることで涼しさをより感じられる
・接触冷感性をもたらすアルミニウム製のアイスドットを装着
・全7色展開
まとめ
おすすめ機能性アンダーシャツのブランド7つをご紹介しましたが、いかがでしたか。
機能性アンダーシャツも、速乾吸汗だけではなく、肌に触れるとヒンヤリ冷たい接触冷感のものや、独自の特殊糸を開発して機能性を高めるなど、各ブランドとも工夫を凝らし、独自性を打ち出しています。
一口にアンダーシャツと言っても、丸首Tシャツやランニング、タンクトップと好みも分かれます。
脇汗を重視したいなら、袖のあるTシャツがおすすめですし、ワイシャツから透けるのが気になるという旦那様でしたら、タンクトップやVネック、シームレスを選択なさってみてはいかがでしょう。
通勤時間や交通手段、日中のお仕事の環境や旦那様の体質など、機能や効果を選ぶポイントは人それぞれです。
毎日暑い中で働く旦那様が、少しでも快適に過ごせるようにと選んだアンダーシャツは、きっと旦那様から感謝されるでしょう。
そして速乾素材は、夜お洗濯しても翌日朝には乾くので、奥様も大助かりですね。