コロナ禍によってリモートワークを取り入れた働き方が増えています。
これまで経験したことのない状況ですから、40代以上の男性にとっては
仕事をスーツ以外で行うことに戸惑っておられる方も多いのではないかと思います。
そのため、在宅でオンラインミーティングへ参加するときでも、
普段着はちょっとNGっぽいので悩んだ末に
「スーツ」や「クールビズ」モードで参加されていることもあると思います。
でも、こういったこれまでと違うときこそ、
あなたの新しい魅力をアピールし、普段のスーツスタイルとは違った印象を与えるきっかけとして
活用してもらいたいのです。
そこで今回は、
オーダージャケパンやカジュアルスーツをメインに扱っているダンコレ®が、
あなたの印象が変わるカジュアルスーツの選び方や着こなしポイント
についてまとめてみました。
1.カジュアルスーツで印象が変わる理由2. カジュアルスーツとスーツの違い3. カジュアルスーツの着こなしポイント4. カジュアルスーツの選び方5. まとめ
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1.カジュアルスーツで印象が変わる理由
カジュアルスーツという言葉から連想できるのは、
次のようなことでしょう。
・堅苦しくない
・親近感のある雰囲気
・楽しそう
こういったシーンを作り出しやすいスーツだと言えます。
最近ではクールビズやウォームビズも一般化しているため、
会社によっては「オフィスカジュアル」と表現されているところもあります。
カジュアルスーツは、大切な商談には向いていないファッションだとは思います。
しかし、社内のミーティングやクリエイティブな商談では、
まわりにリラックスした雰囲気を作り出す役割もあり、最初から親近感を持って話をすることもできるでしょう。
特に最近では、人との関わり方が大きく変化しているため、
これまでのスーツスタイルだけでは、距離とパソコンとスーツという壁が幾重にも出来てしまい、
ざっくばらんに社内ミーティングが出来ない、進まないということもあると思います。
しかし、こうしたシーンでカジュアルスーツを上司やリーダー的な存在の方が取り入れて参加することで、
画面を通したグループの雰囲気を和らげることに役立ち、
思っているように進まなかったミーティングが平和に終わることも期待できます。
2.カジュアルスーツとスーツの違い
カジュアルスーツとビジネススーツには、少しずつ違いがあります。
(1)生地感
ビジネススーツに使用することの多い生地は「ウール」
対して
カジュアルスーツに使用することの多い生地は「コットン」「リネン」
暖かい季節なら「シアサッカー」
寒い季節なら「コーデュロイ」という
ビジネススーツでは使われることの少ない生地が選ばれます。
また、ビジネススーツとカジュアルスーツの
生地の見た目で違うところは「光沢」でしょう。
ビジネススーツに使われる生地は艶感が高く、高級な印象を与えます。
カジュアルスーツの場合、安い生地を選んでいるのではなく
光沢の無い「起毛感」のある生地が選ばれることになります。
(2)立体感
ビジネススーツには肩やラペル、前身頃などに型崩れを防ぐ目的もあってパッドや芯が入っていることが多いです。
そのためパッドや芯の力もあり、シルエットが立体的になりやすいという特性を持っています。
また、パッドや芯によってジャケットそのものもしっかりとした仕上がりになり、
その影響からシルエットはカッチリとした見た目になります。
カジュアルスーツというと、ほとんどのジャケットでパッドや芯が入っていません。
入っていたとしてもビジネススーツと比べるとかなり薄手のものが使われています。
そのためカジュアルスーツは見た目にもカッチリとした印象より、
やわらかくてリラックスした印象が強くなっています。
(3)パンツの選び方
ビジネススーツの場合、パンツ選びに迷うことはありません。
理由は上下がセットアップされているからです。
カジュアルスーツにも、パンツとセットアップされているものもありますが、
おすすめなのはジャケパンのように、上下で別の色を組み合わせることです。
3.カジュアルスーツの着こなしポイント
カジュアルスーツはビジネススーツと違って自由度が広くなります。
これは楽しいことである反面、選べる選択肢が増えているため迷ってしまうことにもなります。
そこで、ここからお話する着こなしポイントを覚えておいていただきたいのです。
ちょっとしたポイントを知っておくだけで、外さないカジュアルスーツを選び、
「ちょっといいかも」と思ってもらえる着こなしを楽しめるようになります。
(1)上下のテイストを合わせよう
カジュアルスーツの場合、上下で別の色や素材のアイテムを選ぶ方が
「ちょっといいかも」と思ってもらいやすいものです。
では、どのように上下のテイストを合わせながら選べば良いのかというと、
次のポイントをおさえておきましょう。
・ジャケットはネイビー、パンツはグレーかベージュ
・定番と言われている合わせ方をマネする
・「カジュアル=だらしなさ」にならない
ポイントは「きれいめ」なんです。
凝ったコーデや高級アイテムを身につけるのではなく、
すっきりとして清潔感があることが重要なんですね。
そのため迷ってしまうときには無地を選ぶのが安心です。
大きな柄を選ぶとカジュアル度がアップしますので、コーデが収まりづらくなります。
(2)季節感を意識しよう
カジュアルスーツの場合、ビジネススーツよりも色が華やかで軽快になります。
そのため、季節感を意識した配色が大切になります。
・春らしさ
・夏らしさ
・秋らしさ
・冬らしさ
それぞれの季節に合わせた「らしさ」があると、カジュアルスーツはあなたの印象を大きく変えてくれるでしょう。
反対に季節を感じられないコーデの場合、あなたを見た人は
「この人は鈍感なのかも」と思ってしまうこともあります。
ビジネススーツの場合だと、一年間同じような色やコーデでも差し障りがないかもしれませんが、
カジュアルスーツでは季節を感じてもらう配慮が必要になっていきます。
(3)足元にもこだわろう
40代以上の男性がカジュアルスーツで事務所へ行くことがあるなら、
足元はレザーのスニーカーがベストアイテムです。
ホワイトやブラック、茶などなら悪目立ちしませんし、
すっきりときれいめな印象になります。
(4)インナー選び
インナーは季節に合わせるのがおすすめです。
春なら襟付きのシャツ。夏なら無地のTシャツやカットソー。
数種類のJKコーデ(シャツとニット)
秋冬ならニットやタートルネックなどをインナーに使うと、
上品でありながら堅苦しくないやわらかな印象になります。
インナー選びでは、
自分の好みを優先するのではなく、あなたの前に立っている人の目線で選んでみてください。
4.カジュアルスーツの選び方
カジュアルスーツを選ぶとき、最も大切なのは生地ではありません。
絶対に外してはいけないのは「サイズ感」です。
いくら良い生地のものを購入しても、
いくらブランド物を購入しても、
あなたの身体にフィットしていないと「だらしなく」見えるだけで、プラスの印象になりません。
オーダージャケパンやカジュアルスーツを扱っているダンコレ®だから言えることですが、
次の順に選んでもらいたいと思います。
(1) フィッターに採寸してもらう
(2) 採寸したサイズに合ったアイテムを選ぶ
(3) 既製服で合わない場合はオーダーする
(4) 生地を選ぶ
(5) 色や柄を選ぶ
とにかくサイズが合っていないといけません。
難しいコーデや理屈よりもサイズ感を意識して選びましょう。
これだけ知っておけば、後悔する買い物をすることもなくなります。
5.まとめ
リモートワークで使いやすいカジュアルスーツ。
きちんと感がありながら、リモートなのでリラックスした雰囲気も出しやすく、
参加者にも心のゆとりをあたえることになるでしょう。
まだしばらくはリモートワークが続くでしょうし、
コロナが落ち着いてからもデジタル化の流れが進むことで、
リモートワークや在宅ワークがなくなるとは思えません。
否応なく変化した時期ですが、
これをきっかけとして新しいビジネスファッションを取り入れ、
楽しんでいただけると幸いです。