コロナ禍による外出を控える行動変容によって、リモートワークが推奨されています。
それも、本来なら数年は必要であったリモートワークへの移行が、ほんの2~3ヶ月で半ば強制的に行われたことで、どうすればいいのか戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にリモートワークで仕事の標準ツールとなった「WEB会議」。
これまでの対面式会議とは違い、在宅環境によるWEB会議ではどんな服装が外さない服装なのかは、男性ビジネスパーソンにとって大きな関心事になっている気がします。
そこで今回は、在宅勤務でWEB会議へ参加するとき、他の参加者から「この人おしゃれ」と思われるような「外さない」服装についてお話していきたいと思います。
1. WEB会議の服装でこんなことやっていませんか?2. WEB会議での服装の考え方を知っておこう3. 知っておきたいWEB会議コーデのポイント4. 実は重要なのはココだった!5. まとめ |
1.WEB会議の服装でこんなことやっていませんか?
急に浸透したWEB会議。在宅勤務でWEB会議に参加するとき、あなたはこんな服装になっていないでしょうか。
・自宅からなのでリラックスしきった部屋着になっている
・ヨレヨレのTシャツ1枚になっている
・2~3年前に流行ったポロシャツを着ている
・映らないだろうと思って、襟元がすり切れているシャツを着ている
・かなりカジュアルな柄のネルシャツを着ている
どれも個人的なオンライン飲み会ならOKですが、仕事であるWEB会議へ参加するとき、自宅であってもオフィスであっても、このような服装は望ましくありません。
「ネクタイをきちんと締めたフォーマルな装いをWEB会議でもしましょう」という気はありませんが、仕事の会議で一緒に参加する仲間に対しての
・誠意
・信頼
・やる気
を示す服装は、ビジネスパーソンなら必要なことです。
「だったら、普段着ているスーツでネクタイだけ外せばOKかも」
こんな風に考えてしまう人もいますが、このようなかっちりスタイルからネクタイだけ外したファッションでは、在宅でWEB会議に参加している仲間から浮いた存在になってしまうことは間違いありません。
では、どのような服装ならWEB会議にふさわしいのでしょうか。
2.WEB会議での服装の考え方を知っておこう
WEB会議というものに慣れる時間が少なかったのだと思います。そのため、何か特別な集まりのように勘違いしてしまった人もいたのだと思います。
そのため、在宅でのWEB会議で、場の雰囲気から外れた服装をしてしまった人もいるでしょう。
では、WEB会議での服装はどのように考えれば良いのかというと、いたって単純です。
・対面と同じ
・相手に対する誠意の表現
・ビジネスにふさわしいスタイル
在宅でのWEB会議だからリラックスした部屋着というのは、対面で合うときには使いません。相手への誠意も感じられませんし、ビジネスにふさわしいスタイルとは言えません。
WEB会議だからと言って、何か特別な服装をひねり出したり、部屋着を持ち込んだりする必要はなく、あえて意識するなら「ビジネスカジュアル」スタイルを目指すということになります。
3.知っておきたいWEB会議コーデのポイント
WEB会議におけるコーデにはポイントがあります。
(1)WEB会議が取引先の方
この場合、在宅でのWEB会議参加であってもフォーマル寄りのファッションが必要になってきます。
かしこまった会議やプレゼンなら、迷うことなくスーツスタイルを選びましょう。
「在宅なのにスーツって」と思われるかもしれませんが、現在、保険代理店が行っている営業では、WEBを使った保険の説明時にはスーツスタイルのスタッフが登場します。
ですから、取引先の方が参加されるWEB会議で、何らかの決済や判断が行われるような場合は「スーツ」を選びましょう。
(2)WEB会議が社内の人
こういったWEB会議では、服装の幅が広がります。
絶対に外さないのは「ジャケパン」ですね。程良くカジュアルなので、スーツほどフォーマルな印象を参加者へ与えません。でも、きちんとしているので仕事モードは伝わります。
ジャケパンの次におすすめなのは「ジレ」を羽織ったスタイルです。ドレスシャツの上にジレを羽織るだけで、きちんと感が高くなりつつ、かなりほぐれた印象にもなります。
(3)WEB会議が自分のチームだけ
気心もわかっている人だけの会議なら、ドレスシャツ1枚でもOKです。
ただ、ここで間違ってほしくないのは
・Tシャツ
・ポロシャツ
は、おすすめではないことです。特にTシャツはWEB会議でカメラを通して見ると肌着に見えてしまうこともありますので、仕事上の印象としては良いとは思えません。
また、秋から冬にかけてのWEB会議なら
・セーター
・カーディガン
をドレスシャツの上に着ることで、柔らかい印象になりながらも、きちんと感が出てきます。
4.実は重要なのはココだった!
WEB会議で外さない服装を意識するためには、重要なポイントがあります。
(1)襟
在宅でのWEB会議の大半は、社内の人とのコミュニケーションです。そのためネクタイを締めないことが多くなります。
ここが重要なポイントなのですが、襟元の形がきちんとしていると、清潔感がアップするということです。
例えば、ネクタイをしなくても良い「ボタンダウン」や「オープンカラー」のシャツなら、おしゃれでカジュアル、そしてきちんとした印象になりやすいので安心して着ることができるでしょう。
(2)柄
WEB会議で困るのが、参加者の着ている服を見ると、目がチカチカすることです。
このチカチカは、柄が細かい服のときにおこりやすいのです。あなたもちょっとした配慮として、
・無地
・大きめの柄
こういったドレスシャツを選ぶようにしておきましょう。
(3)下半身
WEB会議は座って行いますので、上半身だけきちんとしていれば大丈夫と思っていませんか?
これは注意しておきたいのですが、突然インターフォンが鳴ったので立ち上がると半ズボンだった。寝間着のままだった。これはNGです。
おそらく、後々まで社内で話のネタにされるでしょう。
カメラに映っている上半身だけではなく、映っていない下半身も手を抜かない服装を心がけてください。
(4)クリエイティブ系
IT系やクリエイティブ系の方に多い、ジャケット+Tシャツという服装。
この服装をWEB会議でやってみようという人もいらっしゃると思いますが、ひとつ注意してもらいたいことがあります。
ジャケット+Tシャツでは、
・Tシャツの襟元は開きが狭いものにする
・Tシャツ生地はハイゲージのものにする
・はっきりとしたコントラストで清潔感を出す
この3つが揃っていないと、単に「ダラしなく家に居る人」と映ってしまいます。
5.まとめ
WEB会議での印象も、対面と同じく一瞬で決まります。
会社では「おしゃれ」と思っていたけれど、在宅になると全然というのでは残念ですね。
今回の内容を参考にしていただき、WEB会議で外さない服装を選んでみてください。