毎日使っているネクタイ。
普段の通勤なら迷うこともありませんが、少しフォーマルなシーンに呼ばれた場合、
ネクタイの選び方で悩んだり迷ったりする方が比較的多いものです。
そこで今回は、フォーマルシーンに最適なネクタイの選び方をご紹介していきます。
1. 結婚式に最適なネクタイの選び方
2. ビジネスなどのフォーマルシーンに最適なネクタイの選び方
3. まとめ
1. 結婚式に最適なネクタイの選び方
フォーマルシーンの代表というと結婚式。
最適なネクタイの選び方をお話します。
(1)ドレスコード
結婚式の場合、ドレスコードが明記されていることもあります。
例えば、格式の高い結婚式なら
「ホワイトタイ」「ブラックタイ」というドレスコードが明記されていることもあります。
このような場合、単にタイをドレスコードに合わせるだけではなく、
それぞれのタイに合わせた服装を選ぶことも大切です。
ホワイトタイなら、モーニングコート。
ブラックタイならタキシード。
この組み合わせを理解して、ドレスコードを守るようにしましょう。
(2)基本的なマナー
結婚式のネクタイというと、なぜか日本では「白」という感覚が根付いています。
しかし、世界共通の結婚式のカラーはというと「シルバー」が正解。
白は親族が使用することも多いため、ゲストはシルバーを選びたいところです。
また、結婚式でNGなネクタイもあります。
ご存じのとおり「黒」のネクタイはNGです。
そして、華やかさを演出しようとして失敗しやすいのが「アニマル柄」のネクタイ。
これも基本的にはNGだと覚えておきましょう。
結婚式を華やかにしたい気持ちはわかりますが、
基本的なマナーとして忘れてはいけないのは、
ゲストはホストよりも目立ってはいけないということです。
(3)結婚式で使えるネクタイの種類
結婚式で安心して使えるネクタイの種類を見ておきましょう。
もっとも安心なのがベーシックな「ネクタイ」です。
挙式や披露宴、二次会などどのシーンでも安心して使えます。
光沢のあるネクタイを選ぶことで、
上品で華やかな場を作ることができるでしょう。
ちょっと変わったところですと蝶ネクタイを使うこともできます。
普段のネクタイとは違いますので、誰が見ても華やかな雰囲気になります。
特に蝶ネクタイは、祝辞、挨拶、スピーチ、余興、受付など、
人前に出る役割を仰せつかった方にぴったりなネクタイだと言えます。
他にも、バロックタイやアスコットタイなどもありますが、
それぞれにルールがありますし、何といっても使い慣れていないので難しさもあります。
結婚式で使うなら、ベーシックなネクタイや蝶ネクタイを選びましょう。
この2つなら、気兼ねなく出席できます。
(4)結婚式のネクタイで選ぶ色
日本的な風習に従うなら、ホワイトを選ぶのもNGではありません。
しかし本来ならシルバーを選んでいただきたいところです。
シルバーの方が光沢もありますので、華やかなシーンにふさわしく、
まわりの方が受ける印象も楽しくなります。
できることならホワイトはホスト側の方にお任せして、ゲストとしてはシルバーがおすすめです。
「でも、シルバーはちょっと派手に思える」という方の場合、
季節に合わせて色を選ぶこともできます。
春ならピンクやラベンダー。
夏ならブルーやイエロー。
秋ならシャンパンゴールドやオレンジ。
冬なら少しくすんだ色。
ちょっとした気配りで、まわりの人と差別化することもできますね。
(5)結婚式のネクタイで選ぶ柄
柄選びで迷った場合、おすすめなのは「無地」。
これが一番です。
難しい柄を考えるなら、無地を選んでおきましょう。
無地はシャープに見えますので、上品さを失うことはありません。
「無地はちょっと…」という場合、
おすすめなのが「レジメンタル」です。
レジメンタルはフォーマルなシーンで外すことのない柄ですから、
結婚式で選んでも問題ありません。
他の人と少し違う柄を目指すなら、
使いやすいのが「細かなドット柄」です。
細かいドット柄は、遠目無地に見えますのでゴチャゴチャした印象になりません。
2.ビジネスなどのフォーマルシーンに最適なネクタイの選び方
結婚式に続いて、フォーマルなシーンの代表というとビジネスシーンです。
大切なプレゼン、得意先のお祝いパーティーなど、
普段の仕事とは少し違ったシーンに参加するとき、
次からお話するネクタイの選び方を知っていると迷うこともなくなります。
(1)ビジネスでの基本は「レジメンタル」
ビジネスシーンでネクタイを選ぶとき、
難しいことを考えないのなら「レジメンタル」がおすすめです。
レジメンタルは、米国の大統領もスピーチのときに絞めていますし、日本の首相も会見で絞めています。
こういったかなりフォーマルなシーンでも使われている柄ですから、
ビジネスシーンで使うのは全く問題がありません。
(2)レジメンタルの注意点
レジメンタルには英国式と米国式があります。
英国式は正面から見て右上がりのストライプ、米国式は正面から見て左上がりのストライプになっています。
英国では、この違いに意味がありますが日本では大きな意味はありません。
海外へビジネスに行かれる場合は、そのお国柄を理解して、
どちらを選べば良いのか調べておきましょう。
(3)ビジネスシーンで迷わないレジメンタルタイのコーデ
誠実さをアピール
ビジネスで大切な「誠実さ」をアピールするなら、
ネイビーをベースにしたレジメンタルを選びましょう。
また、色で迷ったときもネイビーがおすすめです。
シンプルなので間違った印象を与えることがありません。
プレゼンなどで気持ちをアピール
人前で話すようなシーンでは、あなたの気持ちが伝わる色がおすすめです。
こういったシーンに相応しいのはレッド。
特にワインレッドは落ち着いた雰囲気と積極性が伝わりやすい色です。
爽やかさをアピール
青や水色のレジメンタルを選びましょう。
爽やかで若々しい雰囲気を作れます。
知的さをアピール
管理職の方など、知的な雰囲気をアピールしないといけないこともありますね。
そういったシーンでは「グレー」をベースにしたレジメンタルがおすすめです。
グレーは大人のコーデとしても大変おすすめです。
落ち着きのある印象をアピール
おすすめは
・ベージュ
・茶色
・オリーブ色
こういった色をベースにしたレジメンタルがおすすめです。
どの色も「堅実さ」「落ち着き」を伝えやすい色です。
また、こういった色はコーディネートしやすいので、
クローゼットに1本あると重宝します。
親交を深めたい
信頼関係を深めたい、初めての会食で距離を縮めたい。
こうしたシーンでは暖色系のレジメンタルを選びましょう。
暖色系には「社交的」「明るい」という印象がありますので、あなたの想いも上手く伝わるはずです。
また、暖色系は少しカジュアルな印象も持っていますので、
畏まった雰囲気よりも和んだ雰囲気を作りやすいという特徴もあります。
3.まとめ
フォーマルシーンで迷うことの多いネクタイ選び。
今回お話しましたように、結婚式とビジネスシーンで分けて考えると、
適切なネクタイを選びやすくなります。
どうしてもネクタイ選びが難しいという方の場合は、
外すことのない「レジメンタルタイ」を選んでおきましょう。
後は
・ネクタイを使う季節に合わせて
・使うシーンに必要な気持ちに合わせて
色を選ぶのがおすすめです。