スーツではなくてジャケットがほしい。
でも、手に入るのは街で見かける同じようなものばかり。
「やっぱりスーツと同じようにジャケットもオーダーしかないか」
そんなことを考えておられるなら、
これからお話する内容があなたの役に立つはずです。
オーダースーツだけではなく、オーダージャケパン、
オーダージャケットを専門にしているダンコレ®が、
今回はオーダージャケットについてお話してきます。
1. オーダージャケットとは
2. オーダージャケットの種類やシルエット
3. オーダージャケットの着こなしポイント
4. まとめ
1. オーダージャケットとは
オーダージャケットを検討していても、
今一つ既製品のジャケットとの違いがわかりづらい。
こうした方も多いようです。
そこでオーダーを得意とするダンコレ®が、
オーダージャケット基礎知識をお伝えしていきます。
(1) オーダーと既製品との違い
そのため
・色
・柄
・サイズ
こういったジャケットの個性を決める部分は「無難」にまとめられています。
より多くの人に着てもらうためには、特別なものは選ばれづらいものです。
対してオーダーはというと、大量生産をする必要はありません。
多くの人に振り向いてもらい、選ばれ購入されることを想定していません。
オーダージャケットは、「あなたのためだけ」に作られる服ですから、
ご自身の好みに合わせて
・色
・柄
・サイズ
を選ぶことができます。
また、オーダーには大きくわけて3つの種類があることも知っておいてください。
・パターンオーダー
・イージーオーダー
・フルオーダー
[1] パターンオーダー
すでに用意されているサイズから選び、
袖や着丈などを体型に合うよう調整していくオーダーです。
もっとも費用が安く、多くのショップで採用されている方法です。
パターンオーダーは、
オーダージャケットの入門用として相応しいと思います。
ただし、あらかじめ用意されている中から選びますので
・生地
・デザイン
に制限が出てきます。
はじめてオーダージャケットを購入しようとされているなら、
まずはパターンオーダーから始めてみてはいかがでしょうか。
[2] イージーオーダー
少しわかりづらいかもしれません。
ジャケットを作るときには「型紙」が必要です。
そして型紙が仕立て上がりの善し悪しを決めますので、大変重要なパーツです。
イージーオーダーの場合、
型紙がすでに用意されており、
その中からあなたのカラダに近いものを選んでジャケットを作る方法となります。
パターンオーダーよりも色や柄、生地を選びやすくなります。
[3] フルオーダー
呼び名のとおり、型紙からすべて「あなたのために」作る方法です。
・色
・柄
・生地
ジャケットの基本部分だけではなく、
・シルエット
・ボタン
・糸
すべてのパーツを選ぶことができます。
オーダーに慣れてきて、特別な一着がほしいとき、
ぜひ選んでいただきたいオーダーの方法です。
(2) オーダーを依頼するときのポイント
オーダーを依頼するときですが、はじめてだと難しく感じるかもしれません。
でも、たった一つのことだけをあなたが明確にしておけば問題ありません。
では、どのようなことを明確にしておけば良いのかというと、、、
「ジャケットのイメージ」
これに尽きます。完全な状態をイメージする必要はありません。
あなたが欲しいと思っている「ある程度」のイメージを明確にして、依頼するときに伝えましょう。
大まかなイメージが分かればスタッフも、
・シルエット
・生地
・色
・柄
・オーダーの種類
を、あなたへ提案しやすくなります。
(3) 安心してオーダーできるお店とは
オーダージャケットを作ることができるお店は増えています。
そして、最近ではインターネットだけでオーダーできるところも登場しています。
でも、はじめてオーダージャケットを作られるのなら「実店舗」へ足を運ばれることをおすすめします。
というのも、はじめてのときは実際に生地を見てみないと分かりづらいものですし、
経験豊富なスタッフに採寸してもらわないと、
あなたが最もかっこよく見えるサイズ感がわかりません。
新しい経験をするという意味からも、
実店舗で採寸し、提案してくれるお店を選びましょう。
2. オーダージャケットの種類やシルエット
あなたの好みを知るためにも理解しておきましょう。
(1) オーダージャケットの種類
種類を決める要素は3つあります。
[1] 色
派手な色も楽しいですが、初めての方は
・ブラック
・グレー
・ネイビー
この3色から選びましょう。ベーシックな色なら、パンツやインナーが合わせやすくなります。
あとは、明るさを生地の光沢で調整すると、華やかにもシックにもなります。
[2] 柄
柄もいろいろありますが、初めてなら
・無地
・チェック
どちらかを選びましょう。
きちんと感なら無地、カジュアル感ならチェックがおすすめです。
この2つの柄ならコーデで悩むこともありません。
[3] 素材
ジャケットを作る生地には、様々な素材が使われています。
・綿
・絹
・羊毛
・リネン
・合成繊維
それぞれにメリットとデメリットがあります。
あなたが
・いつ頃(季節)
・どういったシーン(場所)
・どういう風に見られたいか
をスタッフへ伝え相談することで、最適な素材の生地が見つかります。
素材は、色や柄よりも季節感に影響します。
(2) オーダージャケットのシルエット
オーダージャケットを着たときに注意したいのがシルエットです。
シルエットには、次の3つがあります。
・Yラインシルエット
・Iラインシルエット
・Aラインシルエット
Yラインシルエットは、トップスがゆったり、パンツが細身。
Iラインシルエットは、どちらも細身。
Aラインシルエットは、トップスが細身、パンツがゆったり。
オーダージャケットを着る場合は、
IラインシルエットかAラインシルエットを意識しておきましょう。
上品な印象なら、Iラインシルエット。
男性らしいカジュアルさを出すならAラインシルエットがおすすめです。
3. オーダージャケットの着こなしポイント
(1) カラー
コーディネートや着回しに悩むことがなくなります。
また、オーダージャケットは上品な印象を重視したいですから
、大人っぽく派手すぎない色が上手な着こなしにつながります。
(2) サイズ
ジャケットがかっこよく上品に見えるかどうかは「サイズ」にかかっています。
あなたのカラダにフィットしたサイズだからこそ、スマートに見えるものなのです。
既製品でサイズが合えば良いですが、
既製品ではどうしても合わないという場合は、オーダージャケットがおすすめです。
(3) ライン
基本的には、Iラインシルエットを意識しましょう。
遊びや休日メインなら、Aラインシルエットもおすすめです。
(4) 足元へのこだわり
ファッションは足元からと昔から言われています。
これは今でも同じです。
上品にまとめるなら革靴。
カジュアルにまとめるならレザースニーカーで着こなしましょう。
(5) ネクタイで品格アップ
ネクタイの素材を変えることで季節感がアップします。
また、レストランなどへ行くときは、
ネクタイをしているだけで「おしゃれ度」もアップします。
4. まとめ
まずはパターンオーダーからスタートしてみてください。
そして、少しずつご自身の好みやジャケットの着こなしポイントが
肌で感じられるようになれば、イージーオーダーやフルオーダーを試してみてはいかがでしょうか。
まずは、パターンオーダーで既製品にはない、
自分のカラダにフィットしたジャケットでおしゃれを楽しんでみてください。