新型コロナウイルスの感染拡大によって、コミュニケーションのスタイルが大きく変化しました。
ビジネスシーンでも変化の波は止まることなく、私たちは新しいコミュニケーションの方法を使った働き方を模索し、より良く時代に合わせ課題を解決していく必要があります。
1. ニューノーマルでわかったコミュニケーションの難しさ 2. ニューノーマル時代に相応しいコミュニケーションツール 3. コミュニケーションで大切な第一印象を整えよう 4. まとめ
1.ニューノーマルでわかったコミュニケーションの難しさ
新型コロナウイルス感染拡大によって耳にすることが増えた言葉の一つ「ニューノーマル」。
まずは時代の変化を捉えているこの言葉からお話していきます。
(1)ニューノーマルとは
ニューノーマルとは従来とは違った生活様式を含む変化を指しています。
言い換えると、何らかの原因によって、時代の転換期がやってきたと考えても良いと思います。
例えば、過去に「ニューノーマル」と呼ばれたのは次のような事象でした。
・2000年前後に起こったインターネットの普及
・2000年代に起こったリーマンショック
意図しているかどうかは別にして、変わることが避けられない状態です。
(2)ニューノーマル時代のコミュニケーションの難しさ
今回のニューノーマルで大きな変化となったのが、新型コロナウイルスの感染拡大を少なくするため、世界中の人たちがコミュニケーションの方法を変える必要が出たことでしょう。
・従来なら対面で会って話をする。
・対面で会食をしながら打ち合わせをする。
・社内の会議室へ集まって話をする。
こうしたコミュニケーションの方法が一般的でした。
しかし、新型コロナウイルスの影響によって、対面でのコミュケーションが難しくなり、企業でも家庭でも「オンラインツール」を使ったコミュニケーションへの流れが浸透。
パソコンやスマートフォンがあれば、すぐに始められるため、珍しさもあって比較的早く利用する人が増えました。
しかし、ビジネスシーンでは新しいコミュニケーションの方法によって次のような課題も含んでいました。
生産性の低下
対面でないと伝わらない。
こういった仕事の場合、オンラインだけではスムーズにコミュニケーションが取れず生産性が低下しているところもあります。
孤独感が高い
従来なら仲間と一緒に仕事をしていましたが、オンラインツールを使うことで一人で業務を進める時間が増えました。
そのため孤独感が高くなり、信頼関係が築きにくくなったという方もいらっしゃいます。
情報漏洩の危険性
オンラインでやりとりすることが増えると、コンピュータウイルスによってデータが漏洩する可能性が増えてしまいます。
また、自宅で仕事をしている場合、家族が仕事用のパソコンを操作してしまったことで、悪意のあるウイルスが侵入し、仕事のデータが外部へ漏れてしまうリスクも高くなります。
(3)もっとも変化したコミュニケーション「テレワーク」
先ほども少し触れましたが、今回のニューノーマルで最も変化したコミュニケーションは、仕事における部分の「テレワーク」だと思います。
これまでからテレワークができる環境は揃っていましたが、日本の多くの企業は導入していませんでした。
しかし、今回の災害によって導入せざるを得ない状態になり、慌ててスタートされた企業も多いはず。
そのため、十分な設備の準備や、使う人の教育が行き届かないままテレワークが始まったため、使い方(操作方法)がわからないという人も居れば、そもそもオンラインでどうやってコミュニケーションをすれば良い印象になるのかわからない、という人も多数いらっしゃるようです。
また、「テレワーク=自宅」という認識の男性に多いのですが、自宅で仕事をするとき、かなりラフな服装で過ごしてしまい、そのままでオンライン会議に参加してしまうという、信頼に影響するような行動で失敗された方もいらっしゃることでしょう。
このようにニューノーマル時代のコミュニケーションは、まだまだ課題を含んでいます。
でも、この流れが変わり新型コロナウイルスの前の状態に戻ることは期待できません。
そのため私たちがやっておくことは、オンラインでコミュニケーションをスムーズに行うために必要な2つのポイントを理解しておくことではないでしょうか。
2.ニューノーマル時代に相応しいコミュニケーションツール
ひとつ目のポイントは、ニューノーマル時代に相応しいコミュニケーションツールと、それぞれの特性を理解しておくことです。
少しでもツールと特性を理解しておけば、新しいツールでコミュニケーションをするときも慌てることが減っていき、落ち着いてコミュニケーションに集中することができます。
ZOOM
ビジネスでもプライベートでも利用者の多いツール「ZOOM」です。
1対1でのコミュニケーションはもちろん、複数でのコミュニケーションも可能です。
ZOOMは操作方法もシンプルですし、映像や音声が途切れにくいのが特徴です。
オンラインコミュニケーションが普及したきっかけのツールでもありますので、認知度も高いため、オンラインコミュニケーションに慣れていない方とやりとりさせる場合は「ZOOM」を使うのがおすすめです。
Teams
マイクロソフトの「Office365」に組み込まれているオンラインコミュニケーションツールです。
多くのビジネスマンはパソコンの中にエクセルやワードがインストールされていると思います。
インストールされている方のほとんどはTeamsを利用できます。
ビジネスでのやりとりがメインの方は、Teamsを利用するのも良い選択です。
Chatwork
国産のコミュニケーションツール「Chatwork」。
使い勝手が日本人向けになっているので操作性が高いツールです。
ただ、Chatworkは相手も専用のIDを持っていないとやりとりできません。
フリーランスの方なら持っていますが、サラリーマンの方はお持ちでは無いこともあります。
外部の人とのやりとりが多い場合におすすめです。
LINE WORKS
LINEをベースにしたコミュニケーションツールです。
そのため他のツールのように、パソコンに詳しくなくてもスマホがあればコミュニケーションできます。
ITスキルが高くない人と、どうしてもオンラインでコミュニケーションを取る必要がある場合におすすめです。
Slack
できることが多く、拡張性が高く、独自機能を追加できる。
性能だけ見ると最高のコミュニケーションツールです。
しかし、設定や操作方法を覚えるのが、ちょっと大変。どちらかというと、ITエンジニア同士のコミュニケーションや、IT開発企業向けのツールだと言えます。
3.コミュニケーションで大切な第一印象を整えよう
2つ目のポイントは、オンラインコニュニケーションでも、第一印象を整える必要があることです。
(1)大切なのはその日の第一印象
その日、はじめて画面を通して会う人に与える第一印象を意識しましょう。
家からオンラインで参加しているからと言って、ラフすぎる服装は信頼感を低下させます。
オンラインだからこそ、きちんと感を大切にしたいところです。
(2)大人の男性が整える3つのポイント
オンラインコミュニケーションで整えておきたいポイントがあります。
・快適
・きちんと
・ゆるめ
スーツを着用してネクタイを締める必要はありません。快適に過ごしやすい服装を心がけましょう。
でも、快適さだけを追求すると第一印象が崩れることもありますので、「きちんと」と「ゆるめ」のバランスが大切です。
(3)「きれいめ」+「楽ちん」がキモ
メンズファッションで最も楽なコーデは「スーツ」です。
ほとんどの人が着るだけで魅力がアップします。
しかしオンラインの場合、そうは行きません。
先ほども出てきた「快適」「きちんと」「ゆるめ」をスーツでは満たすことは難しくなってきます。
そこで、この3つのポイントを押さえやすい服装はというと「ビジカジ」の代表である「ジャケパン」スタイル。
軽い印象のジャケットに、ポロシャツやTシャツ。
冬ならセーターやタートルネックを会わせることで、きれいめで適度にゆるめなスタイルになります。
当然、ジャケパンは着用している本人もスーツより快適なのでテレワークにぴったりです。
4.まとめ
ニューノーマル時代の働き方で変化したコミュニケーションの方法。
今回の変化は、これからも続いていくと思います。
それなら、この機会を使って新しいコミュニケーションの方法を習得し、オンラインで第一印象をアップさせる工夫をスタートしてみましょう。
「スーツかスウエットか」という選択肢ではなく、ほどよくきちんと。
でも、かるい印象になるジャケパンを検討してみてください。
きっとオンラインでのコミュニケーションがスムーズになると思います。