スーツの着こなしを考えるとき、私たち日本人が参考にしやすいのは海外映画です。
海外映画は、時代設定に関係なくスーツやジャケパンスタイルが登場することも多いので、見ているだけで着こなしや着くずしの参考にすることができます。
そこで今回は、スーツやジャケパンスタイルの参考にしやすい映画をご紹介していきたいと思います。
1. なぜ映画で着ているスーツが参考になるのか? 2. スーツがかっこいい映画5選 3. まとめ
1.なぜ映画で着ているスーツが参考になるのか?
出典 : www.amazon.fr
確実に言えることは、プロの俳優がプロの手によって「もっとも格好良く見える」ようにスーツやジャケパンを選んでいるところでしょう。
また、映画の中では主人公がどん底へ落ちる場面もありますが、そういったシーンでは「もっともくたびれているように見える」スーツやジャケパンを選んでいる点も見逃してはいけません。
この2つの違いを一本の映画から見て取ることができたなら、あなたの中には自然と
・いけてるスーツやジャケパンとは、どういったスタイルなのか
・いけてないスーツやジャケパンとは、どういったスタイルなのか
簡単に区別できる要素がインストールされていくはずです。
また、映画の中には主人公を引き立たせる登場人物がいます。
この存在もスーツやジャケパンをかっこよく着こなす参考になります。
というのも、かならず登場シーンでは主人公が引き立つようになっていますから、少し外していたり、過剰なファッションになっていることもあるからです。
こういった主人公との違いを観察し、自分のファッションへ取り入れることで、あなたが主役のシーンと、あなたがサポートへまわるシーンで違いを生み出すことができ、気の効く「できる男」を目指すことができるでしょう。
2.スーツがかっこいい映画5選
ゴッドファーザー
出典:The Godfather Part II
この映画、知らない人はいないと思います。
また、一度も観たことがない。
そんな人もいないでしょう。
イタリア人がアメリカに渡り、自分たちのコミュニティを守るために始まった「マフィア」が、時代の流れや政治に食い込みながら数々の抗争を繰り広げるストーリーです。
俳優には、マーロン・ブラント、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、アンディ・ガルシアが出演。
年齢に関係なく、スーツやジャケパンが大変似合っている方たちです。
イタリアマフィアらしい、ゆったりとしたスーツもあれば、少しカジュアルなジャケット姿もあります。
特にフォーマルなシーンと、家族が集うシーンでのスーツやジャケパンの着こなし方の違いは参考になりますね。
トランスポーター
出典:トランスポーター2 : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)
ジェイソン・ステイサムが主演の映画です。
日本人なら「葬儀」「告別式」しか着ないようなブラックスーツにブラックタイが印象的です。
この映画のスーツから学べることは、モノトーンでもここまでカッコよく着こなすことができるということでしょう。
色や柄にこだわることは、スーツやジャケパンの楽しみではありますが、ジェイソン・ステイサムのような体型を持っていると、シンプルでも十分魅力的なシルエットになれるという実例です。
筋トレ次第で、どんなスーツやジャケパンでもかっこよく着こなせるのなら、今日から筋トレをスタートするのも悪くない選択ではないでしょうか。
007
出典:映画『 007 スカイフォール 』
ダニエル・クレイグを思い出す方が増えていると思います。
あの分厚い胸板を強調したスーツ姿は印象的ですね。
しかし007シリーズは、ショーン・コネリーをはじめとしてみなさんダンンディ。
当然ですが、スーツもジャケパンもかっこよく着こなしてしまう人ばかりです。
007シリーズが参考になるのは、スーツの時代を知ることができる点です。
旧作から順に観ていくと、だんだんとスーツのシルエットが変化していきます。
最新作では、かなり身体にぴったりとしたスーツへと変化していることからも、トレンドの移り変わりを知ることができるでしょう。
華麗なるギャッツビー
出典:映画『華麗なるギャツビー』
葬儀の場面以外は、全編豪華な映画です。
ギャッツビー演じるレオナルド・ディカプリオのスーツ姿は、どのシーンでも完璧です。
また、この映画で私たちが得ておきたいことは、スーツスタイルだけではなく「紳士の振る舞い」にもあります。
「粋」という言葉がぴったりな着こなしを参考にしていただきたいと思います。
キングスマン
出典:映画『キングスマン』
映画の設定そのものが「サヴィル・ロウ」にある高級テイラーですから、かっこいいスーツが出てこないはずがありません。
英国スタイルのスーツを存分に楽しめますし、こちらもスーツが似合う「紳士」という存在を知ることができる映画でしょう。
英国スタイルらしい胸板を強調したシルエットは、男性の力強さを感じさせてくれます。
3.まとめ
海外映画には、大変勉強になるスーツやジャケパンスタイルが登場します。
また、スーツやジャケパンを着たときに要求される仕草や教養についても学ぶことができるでしょう。
例えば、レストランで席に座るとき、どのタイミングでジャケットのボタンを外すのか。
席を立つときには、どのタイミングでジャケットのボタンを留めるのか。
スマートな行動は、スーツやジャケパンを一層かっこよく引き立ててくれます。
ファッションだけではなく、こういった部分も映画から学び、参考にしてもらいたいと思います。