ビジネスシーンでの服装というとスーツ。
最近はオフィスカジュアルや完全なカジュアルもOKになりつつありますが、やっぱり職場でのオシャレの基本はスーツスタイル。
では、どういったスーツスタイルが「おしゃれ」で、どういったスタイルが「がんばってるなぁ」なのでしょう。
この境目を知るには、女性目線が欠かせません。
そこで今回は、女性が意外に見ているスーツスタイルが「おしゃれ」に見えるポイントを考えていきたいと思います。
1. スーツの丈が大事な理由 2. スーツの裾の長さの測り方 3. スーツの裾の長さの目安 4. スーツの裾上げはシングルがいいの?それともダブル? 5. 裾上げを依頼するときの注意点 6. まとめ
1.スーツの丈が大事な理由
スーツスタイルで一番大切なことは「サイズ感」であることは、すでにあなたもご存じのはず。
ですから、あなたが今日も、昨日も着用されているスーツは、あなたの体型に合ったサイズ感だという前提でお話していきたいと思います。
もし、サイズ感が「かなり怪しい」と心の奥で感じていらっしゃるのなら、これからお話することよりもまずは「サイズ」の合ったスーツを選ぶことから始めてください。
では、サイズ感が合っているスーツを着ているとして、スーツスタイルをおしゃれに見せるためには、どこをどうすればいいのでしょう。
その答えは、女性が意外に見ているという「足元」。具体的に言うなら「パンツの丈」です。
女性目線では、スーツのジャケットやパンツのサイズがピタっと合っていても、
・パンツの丈が妙に短い
・パンツの丈がダブついている
・パンツの裾が靴の上に乗っかっている
こんな風では、カッコイイとはかけ離れ
「この人、がんばってるんだなぁ~」
「この人に誰か年相応って教えてあげて~」
「どこかくたびれた感があるんですけど~」
という、台無しな評価になってしまうこともあるんです。
2.スーツの裾の長さの測り方
では、台無しな評価にしないために、かっこよく見える裾の測り方を知っときましょう。
スーツの裾の長さには「好み」はありますが、あまり極端に「短い」「長い」は選ばないのがおすすめです。
STEP1 大事なことは、裾の長さを測る前にあります。
スラックスのウエスト位置を正しく合わせましょう。
ここが間違っていると、どんなに裾の長さを丁寧に測ってもかっこよくなりません。
STEP2 ベルトを忘れない。
いつもと同じようにベルトをして測りましょう。
STEP3 靴も忘れてはいけません。
普段履く靴で測りましょう。
スーツのときは革靴なのに、フィッテイングはスニーカーでは正しく測れません。
STEP4 長さを決める。
くるぶしが隠れるくらいですと、短めの裾になります。
かかとが隠れるくらいですと、長めになりますので靴に少し裾が乗っかるかもしれません。
3.スーツの裾の長さの目安
ビジネスシーンでの長さの目安ですが、短くてもくるぶしが隠れるくらいにしておきましょう。
裾丈が短くなるほどにカジュアル感が増してきます。
スーツの裾丈はフォーマルに近づくほど、裾の長さがなくなりかかとが隠れるくらいになります。
どういったシーンでスーツを着用するのかも考えて、裾丈を調整しておきましょう。
4.スーツの裾上げはシングルがいいの?それともダブル?
フォーマルシーンはシングルです。
そしてビジネスシーンでも外すことなく扱いやすいのはシングルです。
オフィスカジュアルやジャケパンの場合は、ダブルで「こなれ感」を出すという方法もあります。
どちらが良い悪いではなく、どちらのシーンで着用するのかによって変わってきます。
5.裾上げを依頼するときの注意点
裾の長さを決めて採寸するのは、フィッターの仕事ですから任せておいて問題ありません。
ただ、フィッターでも調整の難しいのが、あなたのスラックスが正しいウエスト位置になっているのかということです。
スラックスの裾は鏡で見れば簡単にわかりますが、ウエスト位置があっているかどうか、普段もその位置になっているのかどうかは、あなたしかわかりません。
また、フィッテイングの時は正しい位置だったとしても、実際にスーツを着るときには、腰回りが苦しいのでベルトをゆるめて、少しズラして履くようなことになると、裾の長さをいくら調整してもかっこいいスタイルになりません。
裾上げを依頼するときには、ウエスト位置に注意してください。
6.まとめ
スーツの裾は女性に見られています。
いくらおしゃれなジャケットやシャツを選んでいても、全体のバランスで「だらしない」または「年甲斐もなくがんばっている」と思われたなら大変残念ですね。
そうならないためにも、今回の内容を参考にして、あなたにぴったりのサイズと丈でかっこよく決めてもらいたいと思います。