茶色(ブラウン)のスーツを着てみたい。
でも、扱いづらい気もする。
そんな不安から、選びたいけれど選んだことがない方もいらっしゃると思います。
しかし茶色のスーツは、そんなに特別で扱いづらいアイテムではありません。
ビジネスシーンにおいてもカッコよく着こなすことができますし、まわりにいないため「オシャレ」な印象を強く打ち出すことも可能です。
そこで今回は、茶色スーツの着こなしについてお話していきたいと思います。
1. 茶色スーツの魅力とは 2. 茶色スーツに合ったシャツは? 3. 茶色スーツに合ったネクタイは? 4. 茶色スーツのコーディネート 5. まとめ
1.茶色スーツの魅力とは
茶色スーツには、次の4つの魅力があります。
(1)茶色の性質
茶色から連想するものは、どのようなものでしょうか。
一般的には次のようなものを連想しやすいですね。
・木
・土
・広い大地
どれも大きなやさしさを持った自然をイメージできます。
また、次のような言葉も連想することができます。
・温もり
・居心地の良さ
・安心感
茶色そのものが持つ性質によって、このような魅力がすでに備わっているということです。
(2)茶色が人へ与える効果
性質から考えるとわかりやすいですね。
茶色は次のような効果を人へ与えやすい色だと言えます。
・安定
・緩和
・堅実さ
・信頼
・温もり
・伝統
・歴史
・コツコツ
どれもビジネスシーンでは不可欠なことばかりです。
(3)茶色と定番色の違い
ビジネスシーンのスーツでは、ネイビーやグレーが定番色です。
どのようなシーンで着用しても、外すことはありませんし、たいていの場面になじみやすい色です。
そのため、この2つの色をスーツやジャケットを購入するときに選ぶ方が多いのですが、ネイビーやグレーはどこか「堅い」印象をもっているため、相手との距離を近づけにくいこともあります。
しかし、茶色の場合ですと、ここまでに出てきた特性によって、きちんとした印象を持ちながらも、ネイビーやグレーほど「堅すぎない」ため、相手との距離を近づけやすくなるでしょう。
これは茶色だからこそできる、絶妙なバランス間隔のなせる技です。
(4)茶色には種類がある
茶色と一口にいっても、次のような種類があります。
・茶色
・こげ茶
・黄土色
・ボルドー
・えんじ色
・栗色
・チョコレート色
こういった色が大きなカテゴリでは「茶色」になります。
ですから、茶色のスーツを選ぶときには、「どの茶色を選ぶのか」で着こなしにも違いが出てきます。
バリエーションが多いということは、それだけあなたにぴったり合う色を見つけやすいということです。
2.茶色スーツに合ったシャツは?
これ、気になると思います。
茶色のスーツは、合わせづらいと考えている人も多いです。
でも、春夏なら爽やかな印象が強い「青いシャツ」を選ぶことで、大人らしい茶色のジャケットに若々しさを取り入れることができます。
また、ストライプ柄のシャツを選ぶことで、Vゾーンを少し華やかにできますので、茶色のスーツを地味なアイテムにしなくて済むでしょう。
3.茶色スーツに合ったネクタイは?
茶色が持つ「大人らしさ」を発揮するなら、茶色のネクタイを選んでワントーンコーディネートを楽しむこともできます。
クラシカルな雰囲気を演出したいのなら、茶色スーツには紺色ネクタイもおすすめです。
紺色ネクタイが茶色スーツを鮮やかに見せてくれるでしょう。
大人の色気を少しは出したい。そんな場合は茶色のスーツに「えんじ色」のネクタイがいいでしょう。
派手にならず、上品なVゾーンができあがります。
上品さの中にフォーマルな雰囲気も取り入れたい。
そんな場合は茶色のスーツに「オレンジ色」のネクタイという方法もあります。
オレンジ色のネクタイによって、顔が明るく映りますし、親しみもわきやすくなります。
4.茶色スーツのコーディネート
茶色スーツのコーディネートを考えたとき、一番に出てくるのがコレです。
(1)スリーピース
茶色スーツにスリーピースは大変相性が良いコーディネートです。
スリーピースが持つオシャレさと、クラシカルな雰囲気は楽しんでみたいコーディネートですね。
(2)ダブルスーツ
茶色のスーツをダブルで仕立てると、シルエットが上品で品格もアップします。
英国紳士のようなシルエットは、ダンディな男の証でもありますね。
(3)ライトブラウンスーツ
少し明るくするだけで、エレガントな印象にもなります。
程良い光沢のある生地を選ぶことで、落ち着いた印象とエレガントな雰囲気を同時に楽しむことができるでしょう。
5.まとめ
茶色のスーツの着こなしについて見ていきました。
今回のポイントを知っておいていただくと、茶色のスーツが扱いづらいということはありません。
反対に、茶色のスーツが持つ「大人らしさ」「エレガント」「クラシカル」な雰囲気を存分に楽しむことができるでしょう。