パーティー。
ホテルのレストラン。
少しカジュアルな二次会。
ガチガチにフォーマルじゃないけれど、普段とは違うおしゃれで集まる同窓会。
こういう場所へのお誘いがあったとき、ものすごく悩ましいのが次の一言。
「ドレスコード:カジュアルドレス」
いっそのこと「10万円以上のスーツでお越しください」「タキシードでお願いします」「袴でないと入場できません」これくらい決まったドレスコードの方が悩むこともないのでうれしく感じませんか?
それくらい「カジュアルドレス」という曖昧なドレスコードは難しく感じてしまいます。
そこで今回は男性ファッションを専門に提供しているダンコレ®が、悩ましい一言が書かれた招待があっても慌てず悩まず自信を持って参加できる「カジュアルドレス」の注意点をご紹介していきます。
1. ドレスカジュアルとは? 2. ドレスカジュアルの注意点 3. まとめ
1.ドレスカジュアルとは?
ドレスカジュアルとは、どういったドレスコードなのか。まずは基本中の基本からお話していきます。
(1)ドレスカジュアルはドレスコード
ドレスカジュアルというのは、ドレスコードの一種だと考えておいてください。
では、一般的なドレスコードにはどういったものがあるのかというと、次のようになります。
・セミフォーマル
・インフォーマル(略礼服)
・ドレスカジュアル(スマートカジュアル)
上から下に向かって、カジュアル度が高くなっていきます。
最近では、
・ビジネスカジュアル
・カジュアルエレガンス
・クールビス
こういった服装が、ドレスカジュアルに近くなってきています。
(2)ドレスカジュアルの基本はコレ!
ドレスカジュアルの基本は、フォーマル過ぎず、砕けてカジュアル過ぎない服装。
最近目にするコーデであれば「ジャケパン」スタイルが基本形と考えて問題ありません。
ということは、
・ジャケット
・シャツ(ドレスシャツ)
・テーパードのパンツ
・派手すぎない靴
この4つを組み合わせれば、ドレスカジュアルが完成するのです。
いかがでしょうか?これで少しは「ドレスカジュアルでお越しください」という一文にも安心できるのではないでしょうか。
(3)シーンによって変化しやすい自由度も魅力
少し安心できたところで、もう少しドレスカジュアルを深く見ておきましょう。
ジャケパンスタイルはドレスカジュアルの基本形ですが、これだけで全てが上手く行くわけではありません。
というのも、ドレスカジュアルで参加するシーンはマチマチだからです。
例えばレストラン。
格調高いフレンチレストランのディナータイムの場合、会社に着ていくようなジャケパンスタイルではカジュアルすぎる可能性があります。
ドレスカジュアルの難しいところは、参加するシーンによって「少しフォーマル寄り」「少しカジュアルでもOK」というさじ加減が重要になってくることです。
基本形のジャケパンスタイルは間違いではありませんが、そこからシーンに合わせるようにカスタマイズしていくことを忘れてはいけません。
(4)ドレスカジュアルの解釈とは
出典:dowerhousehotel
さて、ドレスカジュアルの解釈について、有名ホテルではどのようになっているのでしょうか。
一般的には、次のような解釈がされているようです。
・カジュアル感の強いTシャツはNG
・カジュアル感の強いショートパンツはNG
・汚れたスニーカーはNG
これって、当たり前ですよね?
まずは常識の範囲内は整えておきましょう。
続いて夏に悩む解釈です。
・ジャケットなしでシャツだけでもOK
・ジャケットのインにTシャツでもOK
また、パンツの悩みも解釈を知っていると少しは楽になります。
・ダメージでなければジーンズでもOK
ジャケパンでないとNGということはなく、他の人たちに「なに、あの人?大丈夫?」というように思われない、社会人としての配慮とマナーを守れることが大切なのです。
(5)スーツとドレスカジュアルの違いで起こること
「面倒だしスーツでいいか!」と考えてしまう方もいらっしゃるはずです。
でも、少し待ってください。
確かにスーツで参加してドレスコードに引っかかり入れないということはありません。
しかし、周りを見てみると自分だけ浮いているかもしれません。
そうすると楽しめるはずの集まりが、居心地の良くない場になってしまい、せっかくの楽しい時間が台無しになってしまうかもしれません。
・どこに
・誰と
・他の人は
この3つをイメージすることで、場に馴染み楽しめる服装が選べます。
2.ドレスカジュアルの注意点
ドレスカジュアルの注意点を知っておくと、場に馴染んで楽しめる服装が出来上がります。
(1)ドレス感とカジュアル感のバランス
ドレス感とカジュアル感のバランスって大事です。
カジュアル感が強くなると、コンビニへ行くときのファッションになりますし、ドレス感が強くなりすぎると会社帰りの人になってしまいます。
ほどよくリラックス感が伝わりつつ、きちんとした印象を持たせるには
「ドレス感が7、カジュアル感が3」
7:3がおしゃれにスマートに見える秘訣です。
(2)体型による違いを理解
ジャケパンを着用するとき、雑誌やインターネットの画像を見る方も多いと思います。
ここで注意してほしいのは、画像に出てくる人には欧米人が多いということ。
欧米人と私たちアジア人では体型の特徴が違います。
どうしてもアジア人は欧米人と比べると
・背が低い
・顔の彫りが浅い
・頭が大きい
アニメのキャラクターを思い出してもらうとわかりやすいですが、特徴として「子供っぽく」見えてしまいます。
そのため欧米人と同じ服装をチョイスすると、ちぐはぐな印象になり、より幼稚な雰囲気になってしまうのです。
では、どのように対処すれば幼稚な雰囲気になりづらいのかというと、先ほどお話ししましたポイントを守ること。
「ドレス感:カジュアル感=7:3」
欧米人の画像よりも、若干ドレス感を強めるようにすれば、おしゃれ度がアップし幼稚な雰囲気が少なくなっていきます。
(3)雰囲気を間違えない
先ほども少しふれましたが、一緒に行く人や、まわりの雰囲気に合わせることを覚えましょう。
いくら自分が好きなファッションがあったとしても、会場で浮く存在になっては楽しめません。
また、ファッションとは自己表現の一つではありますが、相手を不快な気持ちにさせない配慮の方法でもあります。
(4)悩む時は聞いてしまってもOK
どうしても悩んでしまった場合。
この方法だけで解決できます。
それは、会場になっているところへ電話やメールをして教えてもらうこと。
「そちらのレストランでのドレスカジュアルって、どういった服装ですか?」
ホテルのレストランや二次会を頻繁に行っているレストランなら、丁寧に対応してくださいます。
(5)絶対外さない王道コードもOK
ジャケパンスタイルを選びます。
そしてデザインは無難に、色は抑えめに。
とにかく「ネイビージャケット」をベースにお店でコーデしてもらうと、外すことはありません。
3.まとめ
ドレスカジュアルは、あなたの個性を出すよりも、まわりの雰囲気に合わせるのがコツです。
会場で浮かないということは、誰からも安心して接することができる人ということです。
せっかく久しぶりに会う人たちですから、警戒されるよりも距離を近づけ楽しめる雰囲気づくりを優先しましょう。
派手で個性的なファッションが人を集めるのではありません。
あなたの内側からにじみ出るまわりへの配慮の気持ちが人を集める源になります。