ビジネススタイルというと「スーツ」。というのがこれまでの考え方でした。
しかし、最近ではビジネスシーンでも「カジュアル化」が進んでいます。
在宅ワークのとき、社内だけで仕事をするとき、休日出勤のとき。少し緩さを出しながら、リラックスして仕事をするというのが、これからの流れなのかもしれません。
そこで今回は、ビジネスカジュアルの王道である「ジャケパン」に似合う足元「靴」の選び方を紹介します。
というのも、ジャケパンだけ決まっているけれど、靴がはまっていない人っているんですよね。
これ、本当にもったいないことです。
ぜひ今回の内容を参考にして、全身コーデしてみてください。
1. メジャケパンの靴選びはルールからチェックしよう 2. あなたのテイストに合わせるのがセオリー 3. 迷ったときに選びたいカラー 4. 悩ましいデザイン選びのポイント 5. やってはいけない!崩しすぎ靴選び 6. まとめ
1.ジャケパンの靴選びはルールからチェックしよう
ジャケパンを選んだ日の靴選びですが、大前提としてのルールを忘れないようにしてください。
・自分の好み
・流行
・芸能人がYouTubeで履いていたから
こういう理由で選んではいけません。
大前提としてのルールは、コレが大事です。
「職種や職場のルールをチェック」
例えば、かっちりとした信頼感が大切なお仕事なのに、クライアントとの会議に「ジャケパン+スニーカー」だと「この人、大丈夫か?」となってしまいます。
単にジャケパンと靴というコーデだけなら全く問題の無いコーデですが、実際にはルールに合っていないとプラスの印象を持ってもらうことができません。
また、こんなケースもあります。
例えば、アイデアや発想などが重要なクリエイター系のお仕事なら、あまりにもかっちりとしたジャケパン+革靴だと「この人におもしろい企画やアイデアがあるのか」と思われてしまいます。
不信感やマイナスの印象は、お互いにとって何も良いことがありません。
ジャケパン+靴を考えるときにも、ビジネススタイルであること。
ビジネススタイルにはTPOが存在していることを忘れずに選ぶことが大切なのです。
2.あなたのテイストに合わせるのがセオリー
ジャケパンのときの靴選びで難しく感じるのが「テイスト」です。
どんなテイストの靴を選べばいいのか迷ってしまう。
そもそも迷う以前に良くわからない。
こういう人もいらっしゃると思います。
実のところ、ジャケパンでの靴選びは、そんなに難しいことがあるわけではありません。
先ほどお話しした「職種や職場のルール」をチェックしておけば、おのずと選ぶ靴のテイストが決まってくるからです。
例えば、かっちりとした印象が必要なら、ストレートチップやプレーントゥの革靴を選ぶ。
自由な印象が必要なら、ローファーやウィングチップ、スニーカーを選ぶ。
自分の好みや流行から選ぼうとするため、ジャケパンに合ったものが選びにくいだけで、職業や職場のルールから選ぶと選びやすくなります。
まずは、フォーマルを求められているのか、カジュアルを求められているのか。
ここから考えてみてください。
決して「自分の好み」が先にきてはいけません。
「求められている」ことを先に考えるのが正解です。
そして、もうひとつ常に取り入れておきたいのが「品格」です。
ビジネスカジュアルと言っても「上品」な雰囲気は必要。
ということは、靴選びではシンプルなカラーやデザインが求められているということです。
間違っても流行の大きなロゴが入ったスニーカーではありません。
いくら高額スニーカーでも同じです。
3.迷ったときに選びたいカラー
靴を選ぶとき、カラー選びで迷ってしまうことも多々あります。
でも、選ばなくてはいけません。
そこで迷ったときのカラー選びの基本をご紹介します。
まず、革靴なら「黒」。これが基本です。
黒よりも少しおしゃれな雰囲気が欲しい場合は「茶」です。
もうひとつ、スニーカーなら「ホワイト」。
これが基本。
まずは革靴かスニーカーを選択すると、カラーが決めやすくなります。
だって基本は3色しかありませんから。
さらに革靴なら2色、スニーカーなんて1色です。
迷わず簡単に選べます。
4.悩ましいデザイン選びのポイント
デザイン選びで迷ってしまった場合、次の内容が参考になるはずです。
(1)7つのデザインから選ぶ
ジャケパンに似合う靴のデザインは大きく分けて7つに分類できます。
それぞれのポイントをお話していきます。
ストレートチップ
つま先に横一線のラインが入った、どんなシーンでも活躍してくれる紐靴です。
ベーシックなデザインであるため、シーンを選びません。
またフォーマルシーンでも大活躍してくれます。
一足持っていると便利な靴です。
ウィングチップ
つま先に羽のような曲線になったラインが入った紐靴です。
ストレートチップよりも、少しカジュアルな印象を持っているため、ジャケパンにぴったりなデザインです。
フォーマルなシーンでは選びづらいですが、結婚式の二次会や華やかなパーティーなどに最適です。
ビジネスシーンなら、内勤日におすすめしたいデザインです。
プレーントゥ
出典:avanti-shoes.net
飾りがない紐靴です。
最もシンプルなデザインであるため、フォーマルシーンからビジネスシーンまで場所を選ばず合わせることができます。
Uチップ
出典:Rakuten
つま先が「Uの字」に縫われたデザインの紐靴です。
シンプルなデザインなのでジャケパンにも最適。
注意しておきたいのは、ストレートチップやプレーントゥよりもカジュアルな印象が強いことです。
モンクストラップ
大きなバックルが印象的な靴です。
ジャケパンに似合う靴ですが、フォーマルな印象が薄いため内勤日やプライベートシーンで活用しましょう。
ローファー
スリッポンです。
紐がありませんので、かなりカジュアルな印象になります。
フォーマルシーンでは選ばないのが正解です。
ビジネスシーンなら、自由な印象が強い職種や職場に最適です。
レザースニーカー
アクティブな印象を出しやすい靴です。
ポイントはスニーカーと言っても素材がレザーのものを選ぶこと。
キャンパス生地ではいけません。
クリエイター系やIT系の仕事の方なら、ジャケパン+レザースニーカーがはまります。
(2) 内羽根式と外羽根式
出典:hacks-your-life.com
革靴には「内羽根式」と「外羽根式」があります。
アッパーよりも前に紐を通す部分が潜り込んでいるのが「内羽根式」。
アッパーよりも前に紐を通す部分が乗っかっているのが「外羽根式」。
フォーマルシーンに適しているのは「内羽根式」です。
アクティブな印象が必要な場合は「外羽根式」です。
ちょっとした違いですが、見た目の印象が変わりますので注意して選びましょう。
5.やってはいけない!崩しすぎ靴選び
ジャケパンの靴選びでやってはいけないポイントがあります。
(1)サンダルを選んじゃう
サンダルは崩しすぎです。
サンダルでコーデを整えるのは、かなりのテクニックと着こなしが必要です。
基本的には逆効果になりますので、やめておくのが正解です。
(2)清潔感がない
「ジャケパン=カジュアル」ではあります。
しかし、清潔感は常に重要。
特に足元の清潔感は、あなたの印象を大きく左右します。
(3)シーンに合ってない
ジャケパンを着て参加するシーンを見極めましょう。
・クライアントとの会議
・内勤日
・結婚式
・披露宴の二次会
最初にお話しましたが、シーンに適したルールを外れてはいけません。
個性を出したいという人もいますが、まわりにとってはどのように接して良いのかわからない「困った人」になっていることもあります。
まずは、まわりに必要のない気遣いをさせない、親しみやすい靴を選びましょう。
6.まとめ
ジャケパンに似合う靴選びのポイントを紹介しました。
ファッションでは靴選びが大切です。
足元を見るだけで、その人の価値観や意識していることがわかるという人もいます。
まずは、自分の個性を出してアピールするのではなく、まわりに安心してもらえることを意識して靴を選んでください。