メンズファッションの定番であり人気のアイテムというと「ジャケット」。
「ジャケットが一着あればもう大丈夫!」と考えるメンズもいらっしゃるようですが、その一着はあなたをかっこよく見せてくれるアイテムでしょうか?
ジャケットは選び方によって、かっこよくもなれば、野暮ったくもなります。
どんなジャケットでもかっこよくなる!ということはないのが現実。
今回は、メンズの定番アイテムであり、着回しもしやすいジャケットでかっこよくなるために重要な「サイズ感」をお話していきます。
1. メンズのジャケットスタイルがかっこよくなるポイント 2. 意外と難しい「正しいサイズ」の選び方 3. まとめ
1. メンズのジャケットスタイルがかっこよくなるポイント
ジャケットスタイルは「ほぼ万能」です。
ジャケットを着ているだけで、何となくスッキリとした印象になります。
ファッションセンスもアップしたように見えますし、レストランでもカフェでもシーンを気にする必要がなくなるのもうれしいところ。
そんなジャケットスタイルですが、油断すると野暮ったくなることもあります。
まずはかっこよくなるポイントを見ていきましょう。
(1) かっこいい!を目指すならこのポイント
メンズファッションにおける「ジャケットスタイル」でかっこいいを目指すなら「サイズ感」がとても大切になります。
自分の体よりも小さいと窮屈そうに見えますし、なんだか自信なさげな印象を作ってしまいます。
反対に自分の体よりも大きいサイズですと、ゆったりとした雰囲気を出せそうに感じますが、実際には「だらしない」印象になったり、大きい部分によっては「くたびれた」感じの人になってしまうことがあります。
いくらメンズファッションで人気がある「ビッグシルエット」を狙っていたとしても、ジャケットスタイルに関してはマイナス要素にしかなりません。
(2) 気にしたいのは3つ
かっこよく見えるためには、次の3つのサイズ感を整えましょう。
[1] 肩幅
ジャケットの肩幅が自分の肩幅よりも広い場合、ジャケットのショルダー部分が肩のラインから「だらん」と落ちてしまいます。
すると、肩部分にシワが寄りますし、前から見たときにだらしない印象になります。
確かに肩幅広めサイズのジャケットは着用したとき「楽だなぁ」と感じますので選びたくなります。
しかし、シルエットを考えるならNGです。
[2] 身幅
続いて身幅です。
身幅が体のサイズよりも大きいと、どのように見えるのでしょう。
答えはこうです。
寸胴に見えてしまう。
イメージとしては、トランプ氏のような感じです。
あの人は権威や人気がありますし、アメリカンな雰囲気全開なので良いとして、同じようなイメージを私たちが作ると、だらしなく野暮ったい雰囲気になります。
メンズファッションにおけるジャケットスタイルは「細くスマート」というのが理想です。
そして、この理想のシルエットが女性の好みに多いのも目指したい理由の一つです。
[3] 着丈
ジャケットにおける着丈も大切なポイントになります。
では、着丈はどのくらいがベストなのでしょうか?
一般的には着丈は短い方がスマートに見えます。
間違っても「股下」の位置にジャケットがくるのはNGです。
とにかく着丈が長いと「胴長」に見えるのです。
すると上半身が重く見えるためスマートさが失われ、反対に疲れた人になってしまうのです。
(3) 野暮ったく見えちゃう着丈を知ろう
着丈に関してもう一つお伝えしたいことがあります。
それは必要以上に長い着丈のジャケットですと、カジュアルに見えてしまうことです。
「カジュアルだったら良いんじゃない?」という意見もありますが、この場合の「カジュアル」とは
・チープ
・子供っぽい
という意味でのカジュアル感なのです。
大人の男性が求めているイメージとはかけ離れています。
着丈は自分で判断しにくい部分です。
鏡を見てもお尻の部分はわかりづらいものです。
試着したときにはスタッフに着丈の位置を聞きましょう。
鏡を2つ使って確認するくらいがおすすめです。
2. 意外と難しい「正しいサイズ」の選び方
正しいサイズを選ぶ。簡単そうで難しいです。
というのも、測り方がわかりにくいからなんです。
(1)サイズの測り方
[1] 肩幅
肩幅は、左肩から首の付け根を通って、右肩までを測ります。
イメージとしては水平に測るのではなく、小さな「山型」を作る感じで測ることになります。
[2] 胸回り
わきのすぐ下を「水平」に、体をぐるっと一周測りましょう。
[3] 胴回り
おへその少し上を「水平」に、体をぐるっと一周測ります。
お腹を膨らませず、凹ませず、リラックスした状態で測るのが理想です。
[4] 着丈
首の付け根から尾てい骨の上5cmくらいまでを測ります。
(2) 試着は必要
採寸したら、採寸にあったサイズのジャケットを試着していきます。
そのとき、肩幅、身幅、着丈を鏡で確認しましょう。
ジャケットは同じサイズ表記でもメーカーやブランドによって若干の違いがあります。
ここからは実際に着用して確かめるしかありません。
オーダーやセミオーダーでジャケットを作るなら、プロの手で採寸されますので安心して自分の体に合ったジャケットが手に入ります。
既製品で自分に合うサイズ感のジャケットが見つからない場合は、オーダーしてみましょう。
ぴったり合ったジャケットは、着ているだけでかっこよく映ります。
3. まとめ
メンズファッションの定番「ジャケットスタイル」は、サイズ感を重視してください。
色や柄、ブランドなどもこだわりたい部分ではありますが、何よりサイズが合っていないと、いくら良いモノでも「かっこよく」見えないものです。
仕事用のスーツ以外に、プライベートではじめてジャケットスタイルにチャレンジされるなら、オーダージャケットがおすすめです。
自分の体にあったサイズのジャケットが手に入りますので、あれこれ悩んで購入するよりも確実にかっこよくなること間違いありません。