気温が下がる季節になると、ファッションの選択肢が増えてきます。
うれしい季節ではありますが、コーデや選べる服が増えるため、何を選べばいいのか悩んでしまう。
そんな方もいらっしゃるはず。
今回は、冬ファッションに悩みがちな40代、50代メンズに向けて、自分に似合うおしゃれのコツを見つけるポイントについてお話していきます。
1. 自分に似合うおしゃれのスタートライン 2. 年代で考える「似合う」ポイント 3. 冬ファッションで失敗しやすいこと 4. まとめ
1. 自分に似合うおしゃれのスタートライン
同じような服を着ていても「おしゃれ」に見える男性と、残念ながら「おしゃれに見えない」男性がいらっしゃいます。
どうしてこのような違いが生まれてしまうのかというと、「おしゃれ」に見える男性には、ある共通点があるものなのです。
では、どのような共通点を持っているのかというと、大変簡単なことなんですね。
「自分に似合う服を知っている」
当たり前と言えば当たり前のことなんですが、スタートラインでもあるこの部分を勘違いしてしまい
「流行っている服を選ぶ」とか「有名人が着ていたのに似ている服を選ぶ」とか、最近なら「人気Youtuberが着ている服を選ぶ」とか、自分に似合うという部分の優先順位を下げた服選びをしてしまっていると、どんなに有名ブランドを選んでも「おしゃれに見えない」男性になってしまいます。
では、どうすれば自分に似合う服を知ることができるのでしょう。
もっとも簡単なのが「自分の顔のタイプ」から探して試着してみることです。
顔のタイプによって、カジュアルな雰囲気が似合う人もいれば、直線的なシルエットが似合う人もいます。
具体的に、自分の顔のタイプに似合う服はどういったシルエットなのか、数多くの服選びをしてきた経験のあるショップの店員さんに相談してみてください。
一般的なショップの店員さんでは信頼できる助言が期待できない場合は、ダンコレのようなオーダージャケパンやオーダースーツを手がけているところのスタッフへ相談されることをおすすめします。
こういった「似合う服選び」の基本は、スタイリストの経験がものを言います。
自分では似合わないかも?と思っていたスタイルやシルエットが、実は試着してみると「めちゃくちゃ似合う」「自信を持てる」ということも多々あります。
2. 年代で考える「似合う」ポイント
服選びの「似合う」ポイントとして理解していただきたいことが3つあります。
(1) 40代の「似合う」とは
同じような冬ファッションでも、年代によって着こなし方が変わってきます。
まず、ご注意頂きたいのが年齢に合った着こなしを考えるということ。
気持ちは若いままだったとしても、見た目の年齢を偽ることはできません。
10代や20代の頃と同じ目線でイメージしたファッションは、自分は似合っていると思っていても、まわりから見ると「似合っていない」可能性があります。
まず40代の方の場合、シックな雰囲気が似合う年頃になっている。
この事実を受け入れましょう。
紺色のブレザーでジャケパンスタイルなどが、40代メンズの冬ファッションの基本アイテムになります。
ブレザーをかっちり着こなしたくないという方は、優しい色合いのニットをアウターして活用しましょう。
カジュアルな雰囲気でありながら、崩し過ぎていないスタイルは好感度アップを狙えます。
(2) 50代の「似合う」とは
50代になってくると、40代のシックな雰囲気に「ダンディ」な色合いを付けたいところ。
40代よりも清潔感、きちんと感に注意を払うのがおすすめです。
アウターだけではなくパンツや足元のシューズにも注意を向けておきましょう。
シワのよりにくいテーパードパンツなどが、すっきりとしたシルエットになり好感度が高くなります。
足元のシューズは、ローファーできちんと感を強調するか、白か黒の無地に近いレザースニーカーでカジュアルでありながら「少しきちんとした」雰囲気にするのがおすすめ。
50代の雰囲気作りは足元が重要です。
若い頃とは違い、姿勢も悪くなってきています。
できるだけ直線のシルエットを描けるようなシューズを選びましょう。
(3) NGファッションを避けるポイント
次のようなファッションを避けるだけでも冬ファッションがおしゃれになります。
着ていると楽なので、ついつい「ダボっ」とした服装を選ぶ方もいらっしゃいます。
家の中なら良いですが、外出するには向いていません。
ダボっとしたシルエットがカッコよく見えるのは、20代までです。
若く見られたい。
この想いが強いと、ついつい年相応のファッションを選ばず、実年齢よりも20歳くらい若い人向けのファッションを選んでしまいます。
確かに選んだ自分としては「若く見えるだろう」と思っていますが、まわりから見ると「がんばってるな~」と、少し冷ややかな目で見られていることがほとんどです。
若い人のファッションを選ばなくても、スマートに見える服を選ぶと自然に「若々しく」見えるんですね。
年相応でスマート。
この2つを意識しましょう。
3. 冬ファッションで失敗しやすいこと
冬ファッションだからこそ失敗しやすいことがあります。
(1) 失敗しやすい原因を知ろう
寒いので重ね着しやすくなります。
すると重ね着しすぎてシルエットが野暮ったくなってしまうんですね。
これ、かなり老けて見えてしまいます。
(2) アクセサリーは最低限に
アクセサリーを身につけても夏のようにジャマに感じないのが冬。
だから、ついつい多く身につけてしまう人がいます。
若い人ならファッションですが、40代50代になると「ちょっと困った人」に感じられてしまいます。
シンプルに2つから3つくらいに抑えましょう。
(3) 色を使いすぎる
重ね着に関係することです。
着込めるアイテムが多いので、気をつけないと色が多すぎることがあります。
色が増えると、色合わせが難しくなります。
多色でおしゃれにコーデできるのは、かなりの上級者。
無理してはいけません。
3色くらいまでに抑えましょう。
4. まとめ
40代50代の冬ファッションは、気をつけないと「野暮ったく」なってしまいます。
寒いから着込むのではなく、高機能インナーなどを活用し、重ね着しすぎないようにしましょう。
そして、色やアクセサリーは最低限でシンプルに。
シルエットはスッキリとした直線を目指すのがセオリーです。