自分の体のラインに合ったオーダースーツも揃ってきたし、次はもっとオシャレを考えた服装をしたい、そう思ったとき、真っ先にテーラードジャケットにチャレンジする人も多いのではないでしょうか。
スーツほど堅苦しくなく、でも軽すぎないテーラードジャケットのこなれ感が、仕事をスムーズに運ぶデキる男を演出します。
ジャケットを着ることのメリットは、たくさんあります。
例えば、
・テーラージャケットを着ることでキレイめなファッションに仕上がるので、オシャレできちんとした印象を相手に与えます。
・ビジネスでも大活躍です。
普段、常にスーツでなく軽装で仕事をしている人でも、テーラードジャケット一枚羽織れば瞬時にビジネスライクな格好になれるので、大変便利です。
・ビジネスだけでなく、小洒落たレストランやバーにも向いているので、仕事帰りにそのまま立ち寄ることができます。
・無地のジャケットならば、どんなワイシャツにも合わせやすいのでコーデが意外と簡単なのです。
テーラードジャケットが一枚、オフィスにあると、いざというときとても役に立ちます。
ただ、数あるテーラードジャケットのなかから自分に合うものをきちんと選べている人は少ないです。
その理由は、
・買いに行く時間がとれないから、近所の手軽な店舗で買えるものですませている
・無難な紺色や黒色であればどれでもいい、と考えている
・店員さんにすすめられるまま、購入している
などなど、ジャケットを選ぶ知識と、時間の忙しさでなかなか自分スタイルを確立できないようです。
そこで、テーラードジャケットを選ぶ際の、3つの注意点をあげていきます。
【自分の体にあったものを選ぶ】
ジャケットはスリムに着こなすのがカッコイイ洋服です。
ムダに大きかったり、丈が長かったりすると、一昔前のファッションになりかねません。
昔、日本がバブルだった頃は大きめのジャケットを着ていた人であふれていましたが、最近は細身のデザインが主流です。
特に、試着の際には、パートナーが自分で確認しにくい背中のラインや着丈を、以下の点に気をつけて見てあげてください。
・ウエストラインが絞れているか。
(少しくびれているくらいが、ちょうど良いです。)
・着丈は長すぎないか。
(おしりが半分隠れるくらいが理想です。)
【襟の太さに気をつける】
襟は細すぎると、ジャケット姿が貧弱に見えてしまいます。
また、太すぎてもダサいイメージになってしまいます。
肩幅、ウエスト、着丈のバランスにちょうど良い太さのジャケットを選んでください。
【上質さを二の次にしない】
テーラードジャケットやスーツは、色や形だけの良さで購入を決めがちです。
形と値段だけで決めてしまい、後々後悔して、結局また買い直す人も多いです。
値段と質は比例している場合が多く、安すぎるものを購入すると、何度も着ていないのにヨレヨレになってしまうことがよくあります。
例えば、5000円のジャケットを買って2回だけ着てヨレヨレになってしまうのと、10万円のジャケットを買って、何年も愛用できるのとでは、どちらがお得でしょうか?
もちろん、10万円のジャケットの方がお得ですよね。
それも、体に合わないジャケットを着るのではなく、仕立てのよいものを何度も着ることができるので、断然おすすめなのはお分かりいただけるでしょう。
ビジネスシーンでも、オシャレな人であればジャケットの良し悪しは見分けることができます。
大事なミーティングのときに、きちんとしたジャケットを着ていれば、常識のある人だと思ってもらえるでしょう。
外見だけがすべてではないですが、外見が武器となってパートナーを引き立ててくれることは間違いないです。
この3点に気をつけるだけで、ジャケット選びの後悔は激減するでしょう。
では、どんなテーラードジャケットを選んだらよいのでしょうか?
ここに、メンズジャケットについて女性に分かりやすく解説している動画があります。
「実は知られていないジャケットの常識」として、メンズジャケットの選び方や着こなしについて、次のことがわかりやすく解説されています。
1.3つボタンのジャケットは、どこのボタンをかけるのが正しい?
2.第一ボタンの役目は?
3.男性のジャケット選び・着こなしで一番重要な部分はどこ?
4.似合う柄と身長との関係は?
全世界の人たちが好んで着ている人気ジャケットは、ジャケットの国際基準になっています。
ジャケットの基本を知るためにも、ぜひ、観てみてください。
【カジュアルジャケットで上級な着こなしのコツ 大注目ブランドDe Petrilloの人気ジャケットスタイル/B.R.Fashion College Lesson.4ジャケット】
ネット上や百貨店、セレクトショップ、メンズ館などには、メンズジャケットが種類豊富にあります。
男性にとってジャケットは、女性よりも需要が多いので市場も大きいのです。
次に、その中から、パートナーに似合うテーラードジャケットを選ぶ方法をご紹介します。
・多くの実店舗へ行く
まずは、いろいろなテーラードジャケットを見てみてください。
時間がとれれば、実際に店舗へ足をはこび、羽織ってみるのが一番です。
見た目の艶感やマット感、実際に着た心地、後ろ姿の絞り具合など、見るのと着るのとでは差があることが実感できます。
・ネットでメジャーなブランドを深く見る
ビジネスで忙しく時間がなければ、インターネットでブランドのHPをみることも効果があります。
最近のオンラインショップでは、画像が1枚だけでなく複数掲載しているブランドがほとんどです。
正面や横、後ろ姿、生地のアップ画像など、あらゆる視点でみることができますのでおすすめです。
直接パートナーが着ることはできませんが、ブランドによっての雰囲気の違いを感じることはできます。
注意することは、ある程度知られたブランドのHPを見ることです。
ネット上には、あらゆるジャケットが存在します。
価格の安さ、到着の早さがウリの店舗もたくさん存在します。
あなたのパートナーが欲しいのは、早さや安さがウリのテーラードジャケットではありませんよね。
あくまでも、仕立てのよい、上質な、男としての武器になるテーラードジャケットです。
いろいろなジャケットを見すぎて、視点のレベルを落とさないように注意する必要があります。
・ネットで気になるジャケットを見つけたら
もし気になるブランドジャケットが見つかった場合、通販で購入できるか調べておきましょう。
最近は、スーツもジャケットも通販での申し込みが盛んになっています。
それは、自宅でも自分でできる採寸や、豊富やデザインや生地の中から選ぶことができるなど、満足のいくセミオーダーが可能だからです。
その場合、仕上がりも何ヶ月という長期間ではありません。
「いつ届くのだろう」という不安で待たなくても大丈夫なのです。
時間がないのにわざわざ店舗へ出向いて選んだけれど、結局買わなかった、という時間の喪失感を味わうことはもうありません。
一度、ネットでスーツやジャケットをオーダーする体験してみるとお分かりいただけますが、手軽さと仕上がりの満足感は予想を越えます。
テーラードジャケットといっても、有名なブランドだけでもかなりあります。
その中で、他の人より一目置かれる、注目を集める人気のテーラージャケットのブランドとジャケットをチョイスしました。
どれも、オシャレに敏感な男性のウィッシュリストに入っているものばかりです。
これらを参考にして、メンズジャケットの世界を覗いてみてください。
あなたのパートナーにふさわしい一着がみつかるかもしれません。
ボリオリ(BOGLIOLI)
ボリオリとは
1890年代にサルトリアとして始まったボリオリは、機械化による近代的な生産により、常に新しい発想を提供しています。
「クラシック&モダン」をコンセプトに、サルトリアーレの伝統と新しいトレンドを盛り込んだ大人の男ブランドとして、爆発的な人気です。
その代表的な例として、2003年に発表した「Kジャケット」、そして、2008年の「ドーヴァー」の大革命が挙げられます。
それまでのクラッシックシーンに大きな衝撃を与えました。
【Boglioli】
ボリオリの最初の一着はこれ!
やっぱり、ボリオリを代表する名品はドーヴァー。
リピート率も高く、一度袖を通すと、その着心地とスタイリッシュさがクセになること間違いなし。
ボリオリジャケットの完成度の高さは、着用したときの美的シルエットからもうかがえます。
スッキリとシャープな印象と、ほのかなモード感のバランスが大人の雰囲気を演出しています。
特にネイビージャケットならば、ビジネスでも大活躍。
働く大人の男の大定番となります。
大人の男のファッション王者、さすがです。
ボリオリの公式HPはこちら
http://www.boglioli.it/
ラルフローレン(RALPH LAUREN)
ラルフローレンとは
1968年にデザイナーであるラルフローレンが設立したブランドです。
イギリスのファッションをアメリカ風にアレンジした、アイビーファッションのリーダー的ブランドです。
常に新鮮さを求め、トータルラインナップで提案しています。
ラルフローレンのデザイン、広告、管理などを学び、独立していった有名なブランドは数多くあります。
トム・ブラウン、ヴェラウォンなどです。
トミー・ヒルフィガーもラルフローレンの影響を大きく受けているブランドです。
【Portraits of Craftsmanship: Made to Measure Suits】
ラルフローレンの最初の一着はこれ!
ラルフローレン・リネンジャケットがおすすめです。
ラルフローレン・リネンジャケットがおすすめです。
ノーフォークジャケット(スポーツジャケットスタイル)ですが、人気のパッチポケットがあるのでオシャレ感たっぷり。
上質なリネンでつくられているので、ちょっとしたパーティーにも問題ありません。
ラルフローレンは、冒険しすぎない定番モデルが多く、一生ものが多いブランドですが、ジャケットも長年愛用できるものばかりです。
ラルフローレンの公式HPはこちら
http://www.ralphlauren.co.jp/polo?&cm_mmc=SEM_Google_dc-_-Brand-_-Ralph+Lauren_Single_Ralph+Lauren_ex-_-ralph%20lauren_mkwid_s9C6U0vnq-dc_pcrid_94176047579_e_xl555hw6k0
ブルックス・ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)
ブルックス・ブラザーズとは
ブルックス・ブラザーズは、アメリカ合衆国建国の50年後に設立されたファションブランド。
1845年に世界ではじめて既製スーツを販売したことで有名です。
ラルフローレンと並ぶ、アメリカントラディッショナルブランドでもあります。
流行に左右されず、丈夫で何年も愛用できるのもこのブランドの特徴ともいえます。
日本もアメリカも、ブルックス・ブラザーズの店内は「きちんとした人」のイメージがある客層が多く、ジャケットに上質さを求める人には欠かせないブランドです。
子供の入学式や卒業式のスーツも人気です。
気品のある仕立ては、大人だけでなく子供の体型にも合わせてきちんと縫製されています。
【Made to Measure | Custom Clothing | Brooks Brothers】
ブルックス・ブラザーズの最初の一着はこれ!
おすすめは、フィッツジェラルド(Fitzgerald)。
このモデルは、ジョン・F・ケネディが着ていたスーツからヒントを得てデザインされたモデルです。
フィッツジェラルドとは、ジョン・F・ケネディのミドルネームから名前をつけました。
細身のデザインで、スリムな着こなしができます。
他のデザインに比べて、やや着丈が短めでオシャレ度がアップ。
カチッとした印象のなかにも、気品を崩さない程度の今風さを取り入れたもので、シーンを選ばずオールマイティーに活躍してくれます。
特に後ろ姿の美しさに定評があります。
ブルックス・ブラザーズの公式HPはこちら
http://www.brooksbrothers.co.jp/
トミー・ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)
トミー・ヒルフィガーとは
1984年、ニューヨックでフリーデザイナーだったトミー・ヒルフィガーが設立。
日本では最初は、メンズファッションとフレグランスを展開していたが、2002年よりレディース展開もはじめました。
現在では、メンズ&レディスファッションで、カジュアルから、スポーツ、ビジネススタイルまで広く展開しています。
また、子供服やデニムファッションも手掛けています。
【Fall 2011 Men’s Presention】
トミー・ヒルフィガーの最初の一着はこれ!
ブランド創立30周年を記念してつくられた、メイド・イン・アメリカ(MADE IN AMERICA)がおすすめです。
デザインはクラッシックで、どんなシーンにも万能なデザインです。
トミー・ヒルフィガーのルーツである、アメリカンな雰囲気をクールに表現されています。
時代を重ねても色あせないデザインは、流行に左右されない定番なので、長く愛用することができます。
トミー・ヒルフィガーの公式HPはこちら
http://japan.tommy.com/pc/top/
アルテア(ALTEA)
アルテアとは
1892年、イタリアのミラノでサルトーリがネクタイ店を開店し、その後、1920年に息子のフェリーチェが経営。
アルテア社は、1946年に誕生しました。
このアルテアという名前は、「癒す」という意味のヨーロッパのハーブの名前からとっています。
たくましい生命力を持つ植物アルテアから名付けられました。
現在は、ミラノに本社構え斬新なアイデアを提供し続けています。
【Altea video backstage collection fall/winter 2013】
アルテアの最初の一着はこれ!
3Bラムウール・キャッツレグジャケット(MARLING&EVANS)は、同ブランドのネクタイと相性バッチリに仕立てられたジャケットです。
見た目以上に軽く羽織ることができ、特に首周りのフィット感のある着心地はクセになります。
それもそのはず、このジャケットは有名なイギリスのミルのジャケット工場でつくられているのです。
また生地は、マーリン&エヴァンス、それもラムウールなので柔らかい心地というのも当然。
まさに、大人スタイルの極上のジャケットです。
アルテアの公式HPはこちら
http://www.altea.com/
ドルチェ&ガッパーナ(DOLCE & GABBANA)
ドルチェ&ガッパーナとは
二人のデザイナー、ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッパーナが設立したイタリアのブランドで、通称、ドルガバとも言われています。
1985年にミラノコレクションデビューしました。
ハリウッドスターや、アスリートなど多くの愛用者がいるブランドです。
多くの成功者が身に着けているブランドとも言われ、その人気は衰えを知りません。
情熱的なデザインかつエレガントでありながら、ブランド独自の哲学を貫くことで世界的に認知されています。
【Dolce&Gabbana Winter 2016 Men’s Fashion Show】
ドルチェ&ガッパーナの最初の一着はこれ!
シンプルでスタイリッシュなジャケット、「ウール・フェルト・ジャカードファブリックアプリケーション」。
ムダのないシンプルなデザインのなかにも、どこかドルチェ&ガッパーナらしさが漂う魅力があるジャケットです。
ドルチェ&ガッパーナはもともと「シチリアの強い女」をイメージしてつくられていますが、そのセクシーさは、メンズモデルにもリンクされ、発揮されています。
ドルチェ&ガッパーナの公式HPはこちら
http://store.dolcegabbana.com/jp
タリアトーレ(TAGLIATORE)
タリアトーレとは
タリアトーレは、1998年にピーノ・レラリオが創業したブランド。
全ての工程を自社の敷地内の工場で行っており、高い品質管理を維持しています。
ボタン、ボタンホールなど、細かい部分までこだわって縫製しています。
イタリアンブランドらしい正統派なデザインと、少しのスパイスをきかせたオシャレの一歩先をいくブランドです。
【TAGLIATORE Spring/Summer 2015 Collection. Starring: Ricki Hall】
タリアトーレの最初の一着はこれ!
タリアトーレの人気モデル「モンテカルロ(MONTECARLO)」。
タリアトーレはカッティングの技術の高さで定評がありますが、このモンテカルロのウエストラインの曲線美が、さらにその高評価を確定づけます。
モンテカルロを装った後ろ姿は、クラシカルでモダンな印象を与えます。
背中からウエストにかけての絞り込みが、男らしさを演出し、より立体的に魅せてくれます。
生地はヴァージンウールを100%使用しており、保温性の高さと防水性に優れています。
ヴァージンウールというのは、今までに毛を刈られたことのない羊のもので、加工せずに使用するので柔らかさがそのまま仕上がる貴重なものなのです。
タリアトーレの公式HPはこちら
http://www.tagliatore.com/
まとめ
いかがでしたか。
男性のジャケット選びは、サイズ感が命と言われています。
そのサイズ感を重視するには、仕立ての良さと、生地の上質さ、そして採寸が最も大切です。
テーラードジャケットを着たシルエットの美しさは、パートナーの動作のひとつひとつを際立たせます。
また、スーツとは違った、テーラードジャケットならではのこなれ感や、リフレッシュ感を楽しむこともできます。
いつもカチッと決め込んだスーツばかりでは、相手に与えるイメージも一定で変化もなく、着ている本人も疲れてしまいますよね。
時間に追われる忙しいビジネスマンも、オシャレを装うのにいろいろな工夫をしています。
雑誌を読んだり、周りのビジネスマンの装いをチェックしたり、インターネットでファションサイトをみて研究したりしています。
他と差を付けたい最初の一歩は、テーラードジャケット攻略からがベターです。
上に羽織るものなので、すぐに相手に変化を気づいてもらえるからです。
もし、まだ一枚もテーラードジャケットを持っていないのであれば、まずは、無地で定番の形から揃えていくと良いでしょう。
今、クローゼットの中にあるスーツのほとんどに、合わせることができるのではないでしょうか。
もちろん、定番のジャケットだからこそ、上質さとフィット感を大切に選んでくださいね。
長く愛用していけます。
テーラードジャケットを着ることに慣れてきたら、チェックや柄物にチャレンジしていくと、オフィスファッションの幅も広がり楽しめます。
ジャケットを一枚羽織ることで、印象をガラッと変えることが出来ます。
たくさんの質の良いジャケットをみて、多くのブランドに触れてみて、あなたもパートナーのジャケット選びの参考にしてみてください。