私だけが感じているのかもしれませんが、一人で動くことが多い起業家や経営者などのビジネスパーソンって、ほとんどの人がカフリンクスをしていると思いませんか?
生命保険や不動産会社の営業マンから自宅で説明を受けたことのある女性ならきっと知っていると思いますが、話上手で顧客を沢山持っている人ほど素敵な袖元をしています。
パリッと糊が効き、誠実さがにじみ出ている厚みのある袖。
その真っ白な袖に、決して主張してはいないが確かにそこにあるという、存在感のある1点のアクセサリー。
僭越ながら女性を代表して言わせていただくと、女性は細かいところに目が行くのでその人物が着ているスーツよりはシャツやネクタイに目が行きます。
もし清潔な袖元に目を奪われるようなセンスの良いアクセサリーがついていたら。
その人物の株はぐんと急上昇です。
女性はその人がどんなカフリンクスを選ぶかで、その人のセンスや人柄までも想像します。
袖元にキラリと光るカフスが素敵であればあるほどその人への興味も沸くものです。
何よりまず、カフスをしている段階で、この人はできる人、しかもオシャレ上級者だなという感じを抱きます。
もしあなたがもうカフス愛用者であるなら、もうその魅力はご存じのことと思いますが、ではどんなお店でカフスを購入なさいますか?
カフスはある種のジュエリーですが、わざわざカフスだけを買い求める、というよりはスーツを作った時などに一緒にそのお店で調達することが多いのではないでしょうか?
服飾有名ブランドのものは、以外とみんながつけているもの。
例えばダンヒル、エルメス、ブルガリ、アルマーニ、ロエベ・・・。
しかし今日取り上げるのは、通のカフス愛用者が選ぶ、知る人ぞ知るメーカーのものばかりです。
スーツのついでに選ぶのではなく、カフリンクスをわざわざ選びに行きたくなる、他の人と差をつけられるこだわりの5つのメーカーをご紹介します。
Simon Carter サイモン・カーター
年間30万個以上のカフスを売り上げていることから『キング・オブ・カフリンクス』として世界にその名をとどろかせるサイモン・カーター。
英国人サイモン・カーターによって1985年に創業されたブランドです。
「ファッション意識の高い男性がますます増えている。
私は、彼らのスタイルに更なるきらめきと個性を与えられるようなアクセサリーをデザインしている」
と自身が話す通り、カラフルなクリスタルや華やかなデザインを採用し、世に提案しています。
また、欧米諸国のセレブの愛好家も多く、イギリスのロックバンド、デュラン・デュランや、『アイアンマン』を演じて日本でも誰もが知るところとなったハリウッドスター、ロバート・ダウニー・Jr、グラミー賞受賞歌手のジェイソン・ムラッツ、アメリカのロックバンド、アリス・イン・チェインズ、BBCなどで活躍中のイギリスのテレビキャスター、ジョナサン・ロスなどが名を連ねています。
艶やかなブラックオニキスとマザーオブ・パール(真珠貝)があしらわれた、人気の紋様タイル調のカフス。
サイモン・カーターのカフスにはブラックオニキスとマザーオブ・パールがよく使用されています。
ブラックオニキスは精神力や意思力の向上と邪気払いのパワーストーンとして有名です。
マザーオブ・パールは真珠を育む貝で、「母なる石」と呼ばれています。
その力は母の愛のようにすべてを受け入れ包み込み、安らぎを与えてくれると言われています。
サイモン・カーターの特徴は何と言ってもデザインの独創的なこと。
スタンダードな円形やスクエア型のモチーフの他に、ペンギンやカエル、フクロウなどの生き物モチーフが多数存在します。
また、飛行機やオートバイなど、誰もが持つ少年の心をくすぐるような、遊び心たっぷりのモチーフもあります。
大きく切り出されたピンクのキャッツアイが洗練された形のシルバーの台座に乗る。
透き通るベビーピンクがエレガントかつ優しさを演出しています。
Louis FAGLIN ルイ・ファグラン
フランスルイ・ファグランは1899年に創業されたメンズアクセサリーのファクトリーブランド。
一世紀以上にわたり、ヨーロッパの著名ブランドにカフスリンクスを作り続けてきました。
ルイ・ファグランのカフリンクスはビンテージ素材、シルバー/ゴールド、樹脂/キャッツアイ、クリスタル、ブラック&ホワイトという素材カテゴリーから成っています。
共通するのはシックでどことなくクラシカルなニュアンス。
上品なだけでは終わらない、老舗ならではの重厚さとオシャレ心を兼ね備えたブランドです。
樹脂/キャッツアイカテゴリの、グリーンのキャッツアイを使用したスクエア型のカフリンクス。
クラシカルにもポップにも使用できる逸品です。
クリスタルを使用したシリンダーカフス。
落ち着いた色みと主張しすぎないシンプルな形が、センスの良さを引き立てます。
ヴィンテージクリスタルを使用したカフリンクス。他にはない奥深い輝きが渋い光を放ちます。
TATEOSSIAN タテオシアン
ロバート・タテオシアンによって1990年にロンドンに創業されました。
経てオシアンはウォートンスクールで国際金融を学び、投資銀行に勤めたという異色の経歴の持ち主で、独創的なデザインから一躍カフス業界のトップとなり、世界約35か国のデパートなどで取り扱われています。
東洋の竹からインスピレーションを得てデザインされたというシルバーカフス。
フェイス部分には真珠貝をモザイク調に敷き詰め、サイドにタテオシアンダイヤモンドパターンのシグニチャが施されています。
美しい真珠貝のフェイスと留め金部分がダブルエンドで作られたボタン型のシルバーカフス。
一見ボタンかと思いきや、こんな洒落たカフスを袖元から顔をのぞかせるのも上級者のテクニック。
ヴィンテージ時計風の文字盤にギローシュと呼ばれるさざ波のように浮き出た組紐紋様を配しています。
ガンメタルメッキ仕上げ。25周年限定モデルのうちのひとつです。
Montblanc モンブラン
高級万年筆で有名なモンブラン。
実はアクセサリーやスマホケース、フレグランスなども製作しています。
伝統老舗ブランドならではのその造りの精巧さと確かさは言わずもがなで、機能性にも優れています。
意外性を狙うだけでなく、持つ人の自信をさらに向上させます。
エレガントで控えめですが、誰にでも分かる特徴的なアイコニックカフス。
ブラックPVD仕上げのステンレススチールに、エングレービングという削りの特殊技法がこの個性的なジュエリーの誕生を可能にしました。
モンブランマイスターシュティック筆記用具と結びついたカフリンクス。
ブルーゴールドストーン象嵌を施したレッドゴールドPVD仕上げ。
落ち着いた印象を与えます。
筆記用具とカフスがお揃いなんて、オシャレ度がぐんと増しますね。
モンブランならでは。
精巧な作りのアイコニックなカフリンクス。
世界を探訪したいという熱い思いを、回転する地球儀で表したとされるジュエリー。
鎌倉カフス工房
こちらはブランドではないが、カフス愛好家に強い信頼を寄せられている、カフスの専門店。
取り扱う商品は実に様々で、ビジネスシーンで使えるスタイリッシュなものから、プライベートで使うユニークなものまで揃っている。
特にモチーフ別のカテゴリには音楽、スポーツ、フードなどありとあらゆるジャンルのカフスがあり、見ているだけで楽しい。
どんなカフスを購入するか迷ったら、こちらを覗いてみるのもお勧め。
エレキギターがモチーフのカフス。趣味仲間と会うときなどはこんなカフスもアリですね。
建物の平衡などを図る水準器カフス。
その他本当に使用できる時計機能や砂時計機能、写真を入れておくロケットになっているカフスもあります。
マットなシルバーフェイスの中にクリスタルがあしらわれた、落ち着きのあるデザイン。
重要なビジネスシーンにも安心して使用できそうです。
まとめ
たった数センチのアクセサリー一つでスーツの表情さえも変えてしまうカフス。
それだけに数ある中から選ぶのは難しいもの。
カフスは色々な服飾メーカーが出しており、ブランドのロゴが入っているものも多いです。
ブランドロゴが入っているということで安易に選びがちですが、今日お伝えしたカフスブランドやお店のカフリンクスは、妥協しない、ハイクオリティな装いにぴったりです。
人と違うカフスをつけることで女性の視線も釘付けになり、あなたへの評価も上がることでしょう。
どうぞあなたのこだわりの1点を見つけてみてください。