娘から、友達のお父さんはカッコよくてうらやましいと聞いたあなた。
気づいてみれば、自分のオフの日の格好は、Tシャツやトレーナー、もしくはジャージやトレーナーの上下。
そんな心当たりはありませんか?
そして、その恰好のまま、買い物などに出ていませんか?
それでは娘さんや奥様があまりにも可哀想です。
あなたも一念発起して、ダサい中年オヤジからの脱出を図りませんか?
カッコいい中年になって、娘から自慢のお父さんと思ってもらいたいですよね。
「ちょい悪ったって、なにから揃えたらいいのかわからないな・・・。
それに、どこで売ってるんだ、ちょい悪ファッションなんて!」
心配しなくて大丈夫です。
ちょい悪オヤジの基本は、ジャケパンです。
つまり、ジャケット(アウター)とパンツ(ボトム)。
ジャケットとパンツさえ揃えば、あとはそれに合わせて段々増やしていくだけです。
しかし、ボトムはジーンズでもチノパンでも、意外とそれなりの雰囲気を醸し出してくれるもの。
さて、消去法で残ったのはアウター=ジャケットです。
ジャケットさえ先に手に入れてしまえば、コーディネートの全体像が見えてきます。
そして、着回しもききます。
まずはジャケットを手に入れましょう。
そのために必要な、ほんのちょっとの知識をご紹介します。
ご紹介する内容を知っているかいないかだけで、ジャケット選びのセンスが断然違ってきます。
どんなジャケットが良いか
ジャケットを選ぶには、まず季節感が大切です。
カジュアルと言うとツイードのジャケットを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ツイードは秋冬の生地です。
春夏だったら綿混や麻混がいいでしょう。
シルク混もおすすめです。
あまり薄い生地だと貧相に見えてしまうので、春夏といってもしっかりした作りのものを選びましょう。
次に大切なのはサイズです。
大き目のものだとおなか周りが隠せていいのですが、ブカブカすぎるとパンツとのバランスが取りにくくなります。
基本はトラッドスタイルなので、トラッドスタイルを意識して探します。
売り場に行ってスタッフにサイズ感を見てもらうのが良いでしょう。
形ですが、ウエストは絞った物を。
シルエットが逆三角形になり、肩幅が強調されて男らしさが際立ちます。
シルエットもタイトになるので足も長く見えます。
また、ジャケットを選ぶときは、カジュアルジャケットでもスーツと同様、袖から1センチほどシャツが出るようにします。
ジャケパンの基本はミニマムなシルエットですが、ちょっと難しければイタリアのジャケットをチョイスするようにしましょう。
イタリアのジャケットはデザインがタイトになっています。
絞るところは絞っていますが、腕や背中は動きやすいデザインになっているので、着心地も良いのです。
色は対比のバランスで
選ぶときに迷ってしまうのが、色だと思います。
色は、パンツと対比になるようにしましょう。
もし上が濃い色なら下は薄い色にします。
黒×白、ベージュ×ネイビー、ライトグレー×黒といった具合です。
メリハリをつけるとバランスが良くなります。
コーディネートの基本は3色までです。
色の基本は黒、ネイビー、ベージュを基本にすると合わせやすいでしょう。
ネイビーのジャケット+グレーのパンツ+白いシャツ、ベージュのジャケット+ダークネイビーのジーンズ+黒いV字シャツなど。
この3色は比較的他の色にも合わせやすいので、持っていると重宝します。
同系色で合わせるコーディネートもお勧めです。
同系色で合わせると、上下が統一されて縦ラインになるため、スマートな印象になります。
ネイビーや黒からグレーのグラデーションなど、色を変えるだけでオシャレになります。
だんだん慣れてきたら、白いパンツにもチャレンジしてみましょう。
白は膨張色ですが、ノンタックのパンツなど、シルエットで締めることができます。
おすすめのブランド
では、大人のカジュアルジャケットを扱うオススメノブランドを3つ、ご紹介します。
大人の風格があってこそ着こなせる、本物志向のブランドばかりです。
BOGLIOLI(ボリオリ)
最高級ジャケットで知られるブランド。
公式サイト: http://www.boglioli.it/
Theory(セオリー)
トラッドジャケットならこのブランド。
公式サイト: http://www.theory.co.jp/
Finamore (フィナモレ)
ハンドメイドの着心地の良さを提供。
公式サイト: http://www.finamore.it/
まとめ
いろいろ見てきましたが、いかがでしたか?
ジャケット選びで気をつけることは、季節感とサイズ。
最初はお店の人のアドバイスに従えば間違いないし、段々とオシャレになれば有名人やオシャレな著名人の着こなしなども気になって目に入ってくるので、自然とセンスも身につきます。
ジャケットさえあれば、お手持ちのジーンズやチノパンでも十分対応できます。
あとはシャツや靴、そして慣れてきたら時計やサングラスなどの小物で遊んでみるのもいいでしょう。
あなたがダンディなちょい悪オヤジに変身すれば、娘さんは外食のたびに、カッコいいお父さんと出歩けて嬉しそう。
奥様もオシャレに身が入ります。
もちろんそれぞれのお友達にも褒められて、内心自慢気です。
なによりもあなたが、良いものを着る快感を覚え、人の視線を浴びる緊張感と刺激に、心地よさを覚えることでしょう。
良いジャケットを1枚手に入れてしまえば、色々と着回しがきいてコーディネートが広がります。
休日にトレーナー上下のまま外出なんて、もうそんなダサい中年の格好とはさよならです。