「帽子って言うと、若者はジョニー・デップの真似だし、おじさんはブレザーになぜか登山帽ってイメージだよね」
「あっ、この前バスの中で、スーツに野球帽被ってるおじさん見たよ!」
「ありえな~い!」
電車待ちで小耳に挟んだ若い女性同士の会話。
うんうん、分かります!
私だってあり得ないと思う。
日本の帽子の歴史は意外と古いのに、コーディネートできる人が少ないと思うんです。
映画に出てくるジゴロみたいになれとは言わないけど、デパートに並んだものだけじゃなくて、もうちょっと研究すればいいのに・・・。
例えば今回ご紹介するグリーンブラザーズ。
色々なタイプがあるので、自分のファッションに合わせやすいんですよ。
ゴーリンブラザーズのオフィシャルインスタグラムからも画像を抜粋しているので、コーディネートのご参考にどうぞ。
ゴーリンブラザーズとは
Goorin Brothers(ゴーリンブラザーズ)は1921年、Alfred・Goorin(アルフレッド・ゴーリン)とTed・Goorin(テッド・ゴーリン)兄弟によって創業された老舗帽子ブランドです。
1895年、アメリカのペンシルバニア州、ピッツバーグでCassel Goorinが創業したのが始まりです。
そのユニークでアーティスティックかつクオリティの高い帽子は、評判となりました。
そしてその息子アルフレッドとテッドは、昔のスタイルと現代の新しい感覚をミックスさせた独特のデザインを生み出し、帽子がブームになってからはますます注目されています。
エレガントでシックなものから、アメカジファッション対応のものまで揃い、若い世代から中高年まで、幅広い層のファンがいます。
FLATCAP(ハンチング)
個性豊かなハンチングが揃っています。
柄だけではなく形が微妙に違うので、ファッションに合わせてコーディネートできます。
ITALIAN MADE FLAT CAP<MARCO DEAN>
AMERICAN MADE<GATSBY MR.COHEN>
ITALIAN MADE BLOCKED IVY<VINO DIMATA>
帽子だけで見るところんとしていて可愛いのですが、こんな風に、さりげなく、渋く被れます。
グリーンベレーを彷彿とさせるフォームのベレー帽。
同色のスーツにすれば、ビシッと決まりますね。
中折れ帽
タイトでオシャレな中折れ帽です。
コーディネートのアクセントになること間違いなし。
A GOORIN EVERYDAY WOOL FEDORA<GOOD BOY>
ごくコンパクトですが、存在感は十分。
AMERICAN MADE WIDE BRIM EFDORA<THE DOCTOR>
カーディガンに合わせていますね。
こんな風にこだわらずに着こなせたら上級者です。
ミリタリーハット
左上がミリタリーハット。
コットン100%のミリタリーは、サイズがS、M、L、XXLとあり、色もブラック、ネイビー、カーキ、キナリ、グレイと豊富です。
「プライベート」の名の通り、日常で気兼ねなく使うのにピッタリです。
CADET<PRIVATE>
ストローハット
涼し気なストローハットのデザインも各種あり、帽子一つで雰囲気を自在に醸し出せます。
AMERICAN MADE WIDE BRIM EFDORA<PUERTO LOPEZ>
ITALIAN MADE WIDE BRIM FEDORA<LEISURE>
麦わら帽子も使い方によってはとてもダンディなアイテムになりますね。
白いシャツに白いストローハット。それだけなのにこの色気はどうでしょう。
AMERICAN AMDE WIDE BRIM EFDORA<MARLON FERNANDEZ>
こちらも色々使えそうな色みと形です。
黒いジャケットにも赤いアロハシャツにも似合いそう。
キャップ
アメカジファッションに欠かせないキャップ。アウトドアにもピッタリです。
正面の動物プレートがお茶目ですね。
FLAT BRIM BASEBALL<BROOKLYN STEEL>
定番のキャップ。
カジュアルスタイルならなんにでも似合いそうです。
まとめ
ゴーリンブラザーズをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
色々なデザインの形があるので、様々なコーディネートに使えますね。
カジュアルに合うのはキャップだけではありません。
夏はストローハットで小粋に決めてみませんか?
白いコットンやリネンのシャツに、キナリのストローハット、それだけでワンランク上のファッションに早変わりです。
太陽の紫外線から髪や肌を守ってもくれるので、機能性から見てもおすすめです。
どこかで見たようなジョニー・デップ似のおじさんや、「ありえな~い」おじさんにならないように、帽子コーディネートをレッスンしてみてください。
今回は、取り入れやすいゴーリンブラザーズをご紹介しました。