夫は外車ディーラーの店長です。
富裕層のお客さまが多い仕事とあって、私も夫の身なりには普段から気を使っています。
夫の仕事はスーツスタイルが基本なので、ほぼ定期的にスーツを新調するのですが、今回は夫がいつもと違うスーツを選んでみたいというので、二人でテーラーへ行きました。
お店の人と会話の中で「ドーメル」というブランドを勧められました。
夫は知っているようでしたが、私ははじめて聞くブランドでした。
以前、「スーツはブランドで選ぶのはタブーだ」と知人に言われたことがあり、慎重な性格の私は、オーダー前に一度ドーメルを調べておきたくて、その場は買わずに帰ってきました。
夫が勧められた「ドーメル」。
一体どんなスーツブランドなのでしょう。
ドーメルとは
1842年、ジェームス・ドーメルらがイギリスから輸入してきた毛織物をフランスで発売したことから始まります。
現在では世界80カ国以上に輸出をしている、世界有数の人気ブランドです。
オーダースーツがはじめての人には、あまり聞き慣れないブランド名かもしれませんが、ドーメルの生地織りなす高級感あふれる光沢は有名ブランドでも多く採用されています。
なぜドーメルを選ぶのか
ゆるぎのない伝統あるデザイン
ドーメルの基本スタイルはクラシカル。
160年以上もの歴史を持つドーメルは、紳士達が愛してきたクラシカルデザインをベースに、現代へと引き継がれています。
本国フランスや、紳士の国と言われるイギリスでは、絶大な人気を誇っており、2004年ついに日本でも完全子会社「ドーメル・ジャパン」が上陸しました。
日本にいて「本物」を身にまとうことができる。
これは、男性にとって誇らしいことです。
生地の種類が豊富
ドーメルの生地の多さは業界でも有名です。
どれも上質で、気品のある光沢やデザインのものばかり。
同じシリーズでも、パターンが複数あるので楽しく悩むという贅沢なスーツ作りができます。
人気のあるドーメルオーダースーツ3選
ここで数あるドーメルのオーダージャケパンの中から、人気のあるおすすめモデルをご紹介します。
ドーメルの特徴は、光沢のある生地と生地の豊富さにあります。
色や柄、素材など、好みのものをみつける楽しみを存分に味わえます。
サマーアマデウス(SUMMER AMADEUS)
ドーメルの大人気シリーズ「アマデウス」の夏仕様です。
ピュアウール90%とシルクを10%で織られています。
太陽の日差しを浴びると、ブレンドされたウールとシルクの織りなす光沢が、着る人の表情に光をあてているようです。
嫌味のないエレガンスさが、上品な雰囲気で着る人を包んでくれます。
アマデウス365(AMDEUS 365)
こちらも、ドーメル社で人気のアマデウスシリーズ。
アマデウス365は、アマデウスと同じように厳選されたsuper 100s’を採用しています。
従来の310gから260gへの軽量化に成功し、年間通して着用できる優秀ジャケパンです。
エクセル(EXCEL)
EXCELは、今までドーメルにはなかったラクジュアリー服地です。
他ブランドにもストレッチ素材は多々あり、「ライクラ」というゴムを混ぜている生地がほとんどです。
しかしドーメル社は、ピュアナチュラルウールで2倍の横のストレッチ性を持つ、super 110s’を採用した服地と、super 130s’の原料を使用した糸で織り上げた服地を生み出しました。
他ブランドのような糸にゴム素材を混ぜるのでなく、自然のストレッチ性を利用する製造方法なので、着心地は言うまでもなく抜群です。
まとめ
ドーメルは、女性にはあまり馴染みのないブランドかもしれません。
ですが、スーツの高級ブランドを複数挙げる際には必ず出てくる名前です。
ドーメルは、そのネームバリューだけでなく名実ともに信頼のおけるブランドだということは、世界のこだわりある本物志向の紳士たちが証明してくれています。
もしあなたやご主人が「本物のスーツを」とお